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出逢い





泰斗が旅立った翌日、勇者の部屋を掃除していたメイドが置き手紙に気付いて、大慌てで王女のもとへと向かった。


王女は手紙を見ると少しの驚きを見せた。

そしてメイドに他の勇者の部屋の掃除を言い渡し、メイドを部屋から出て行かせた。

そして誰もいなくなったところで呟く。


「なんて罰当たりなことを…

キース様からの神託を無視すると言うのですか?

一人くらい居なくなっても然程戦力は変わらない。ですが、他の勇者にはどのような言い訳をすればいいのでしょうか?」


王女は泰斗一人が居なくなっても何とも思わなかった。

しかし、他の勇者達が泰斗のように旅立たってしまうと戦力がドンドン減っていくことになる。

だから、他の勇者には居なくなって貰っては困る。

王女は勇者の中で魔王を倒せさえすればいい、と考えていた。

そして、今の勇者で一番強いのは八神だと。

だから泰斗が一人いなくなっても問題はない、と。


しかし、それは正解だ。

泰斗のステータスには『勇者』という単語は一つもなかった。

泰斗以外は全員『勇者』がステータスに入っていたのに、だ。

そうなると泰斗は一体何者だろうか?






一方その頃泰斗はと言うと…


とりあえず適当に歩いてみるか、と計画性もないことを考えながら東へ進んでいた。


余談だが、この世界はもちろん電車や車などない。

馬車はあるが、時速10〜20キロくらいだし、途中で休憩を挟まなければいけないので時間がかかる。

泰斗はその気になれば、時速100キロ以上で走れる身体能力を持っている。

さすが化け物と言ったところだろう。


泰斗がいる大陸、というかこの世界は全て一つの大陸でできている。

その大きさは日本で言うところのユーラシア大陸のおよそ十倍だ。


その大陸の半分は森になっている。

森の中には多くの魔物が生息している。

そして餌を求めて森を出て、人を襲う。

冒険者や騎士などは森に行くことがあるが、一般人はまず入らない。


森以外の残りは種族ごとの国で分かれている。

人族の【ドレッド王国】,【ムンバル帝国】

エルフの【アルムヘイム】

魔族の【メルティナ】

獣人の【ライオーグ】


この他の種族はそんなに数がいない。

だから国というよりは集落に近いだろう。

ちなみに泰斗の行く方向はムンバル帝国がある。


旅立ちを決めてから六時間以上、泰斗は一度の休憩も入れずに歩いていた。

しかし、泰斗は全く疲れていなかった。

旅立つ前に仮眠を取って英気を養っていたこともあるが、この世界に来て極端に強くなったからだろう。


場所的にはまだドレッド王国内の領地だが王都からは遠く離れている。

ドレッド王国とムンバル帝国の間はその森になっているので、交易の際などはこの森を迂回する。

魔物による危険を十分に避けるためだ。


泰斗は戦闘スタイルを確立したので、さっそく試そうと嬉々として森に入る。

森の中に奴がいることを知らずに…


泰斗が森に入るとすぐに魔物を見つけた。

その魔物は【ウッドウルフ】と言い、全長一メートルで全身が灰色の狼のような魔物だ。


ウッドウルフは泰斗に気づくと唸りだした。

「ガルルルルゥゥゥゥ」

ウッドウルフは鋭利な爪で泰斗を切り裂こうとする。


「しゃらくせぇぇぇぇ、この狼野郎」

泰斗は魔力を込め、身体強化魔法を自身にかけてウッドウルフを蹴る。


グシャァァァァ、と骨が折れて肉が裂ける音が鳴る。

ウッドウルフは泰斗に蹴られて肉が抉られる。

その一撃でウッドウルフは絶命した。


泰斗はその光景を見て顔を顰める。

顔を顰めるくらいグロく、無残なウッドウルフの死体がそこにあった。

泰斗はここまでの威力とは予想していなかったらしく、次からは手加減しようと考えた。


そしてウッドウルフの死体を見て、死体にも【技能奪取スキルハント】は効くのか、と思い試してみる。

ステータスを見ると、《スキル》のところに新たなスキルがあった。



【斬爪(スラッシュ〕】

…爪による斬撃をとばすことが可能となる。

使用回数 0/15回



死体にも効くということが分かった。

有効範囲がどのくらいなのか、と次の疑問を持ってその標的を探す。


少し森の奥へと進むとさっきと同じ魔物がいた。

まだこちらには気付かれていなかったので、さっきの疑問の検証をしてみる。


ウッドウルフとの距離が約十メートル離れたところに泰斗は隠れる。

技能奪取スキルハント】を発動するが、効果はなかった。

続いて少しずつ隠れながら近づいて行く。


距離が約五メートルというところで、スキルを奪う。

どうやら五メートルが最大のようだ。

殺すということに躊躇いはないがら必要のない殺しはしたくないと泰斗はそう思い、ウッドウルフに気付かれない様にその場を立ち去る。


近くに何もいない事を確認してステータスを見る。

さっきの魔物も同じ【斬爪スラッシュ】を持っていたようだ。

どうやら奪ったスキルは重複しないらしく、《スキル》の項目に二つついている。




ーー【技能奪取スキルハント】が進化しますーー


頭の中でそんな無機質な声が流れる。

そこで、泰斗はステータスの《スキル》の欄を見てみる。

すると…



技能奪取スキルハント Lv.2】

…今までの効果に加えて、自分のスキルを任意の相手に与えることが出来る。



「いらねぇぇぇぇぇ」

これを見て泰斗はそう叫んだ。

泰斗には友達もいないし、この世界には親戚も知り合いもいない。

だから、この譲渡の能力は必要ないと考えた。


泰斗が進化したスキルを見て落ち込んでいると、何処かから悲鳴が聞こえてきた。


「きゃぁぁぁぁぁぁ」


泰斗は急いでそちらに向かった。

泰斗は悲鳴を聞いても駆けつけないような残忍な性格ではない、むしろ身内には優しい性格なのだ。

悲鳴のする方へ走りながら、今は友達がいないが、昔はいたことを思い出す。

泰斗が小学生の頃転校していった幼馴染の女の子で、名前は確か……


そうこう考えている内に悲鳴がしていた場所に辿り着く。


そこには泰斗と同じくらいの歳をした女の子と、ウッドウルフが三体いた。

泰斗はすぐにウッドウルフに飛びかかる。


「オラァァァ、どっか行きやがれ」

先ほどのこともあったので手加減してウッドウルフ三体を攻撃する。


ウッドウルフ達は自分達が不利だと判断して森の奥へと逃げていく。


泰斗はウッドウルフを追い払うと女の子の方へ目を向ける。

よく見ると女の子はウサギの獣人で頭にウサ耳を生やしている美少女だった。

その女の子はウッドウルフに腰を抜かしたのかその場で座り込んでいる。

そして、泰斗が自分を見つめていることに気付くと慌ててお礼を言う。


「た、助けてくれてありがとうございました」

「どういたしまして。それより、君はどうしてこんなところにぃ………」


泰斗は話している途中で、女の子の服装を見て赤面する。


座り込んでいて気付かなかったが、女の子の服装はウッドウルフに切り裂かれたのであろう切り傷が何箇所かあって、もう少しで見えてしまうところだった。

どこが、とは言わないが……


女の子は泰斗がいきなり目を逸らすのを不思議に思い、自分の服装を見てその原因に気付く。


「と、とりあえずこれを着てくれ」

「あらありがとう………ございます」

泰斗はアイテムボックスの中にある自分の服を女の子を渡す。

そして女の子はそれを受け取る。


これが泰斗と女の子の出逢いであった。











先程の女の子の名前は【ティオ】と言うらしい。

聞いてみると泰斗と同じ歳の16歳らしい。

ティオは真っ白の透きとおった長い紫髪で、可愛い系の顔立ちをしている。

身長は150センチ後半くらいで、真っ白で綺麗な肌をしている。

全体的なスタイルは良く、顔立ちに似合わぬ妖艶さがある。


「ところで、どうして君はこんな所にいたんだ?」


泰斗はさっき言いかけた質問をしてみる。


「実は私の母親がとある病気にかかりまして、その治療薬の材料がこの森にしかないので探しに来たんです」

「そうか、もしよかったら手伝おうか?」


特に急いでもいないので泰斗はそう提案してみる。


「ホントですか⁉︎あ…でもご迷惑じゃありませんか?」

「大丈夫大丈夫。特に急いでないから」

「すいません、何から何まで…」

「すいませんより『ありがとう』って言ってよ。その方が気分も良くなるから」

「は、はい。ありがとうございます」


女の子は花のような笑顔でお礼を言った。

その笑顔を見て泰斗は…


(うわー、マジで可愛い。

俺のタイプでどストライクなんですけど。

さっき魔物から助けたのに俺が襲っちゃ意味ねぇだろ。

耐えろぉぉぉぉ、俺の理性ぃぃぃ!)


理性が耐え切ったところで泰斗が話し出す。


「もしかして、君が探している材料って【マイティー草】っていう薬草か?」

「はい、そうですけど…知っているんですか?」

「本で見たことがあってね。この森にしかない珍しい薬草で値段も高いはずだ」

「そうなんですよ。私の家は貧乏なんで【マイティー草】が買えなかったので自分で採りに来たんです」

「親孝行なのか。いい事じゃないか」

「いえ…私には母さんしか残ってないで失いたくないんですよ」


これは墓穴をほってしまったか…

泰斗は何ともいたたまれない気持ちになった。

同時にちょっとだけ境遇というか、親がいない(ティオは父親だけだが)ことに少しだけ同じだな、と感じた。

ティオはそんな様子を察した。


「あ…父さんは物心つくまえに亡くなったし、兄弟もいませんから別に大丈夫ですよ」

「ならいいんだけど…」

「ホントですよ⁉︎

とりあえず行きませんか?夜遅くなる前に探しましょう」

「うん、分かった」


泰斗はこれ以上気にしないことにして、ティオと共に森の奥へ進んでいった。


森の奥へ進むに連れて魔物の数も多くなってきた。

森は奥へ行けば行くほど数が多く、強さも上がっていく。

ティオは戦闘力はほぼ皆無らしく、魔物とは泰斗が戦うことになった。


「すいません、泰斗さん。

私たち兎人族は戦闘能力はほとんど無いんですよ。それが理由ってワケではないんですが、私自身闘いが苦手で、この森にも闘わない気で来てなたので…」


ティオは言っていることは事実だ。

獣人の多くは身体能力は高いが、魔力はほとんど無い。

その中でも兎人族は力もない上に、魔力もない。強いて言えば、敏捷性に長けることだけだ。

獣人の中で一番弱い兎人族はよく奴隷にされている。愛玩具として人気なのだ。

泰斗が行こうとしていた【ムンバル帝国】では奴隷制度が手広く広がっていて、奴隷を持つ者も少なくない。



そもそも奴隷制度とは?


奴隷とは強制労働させられる者のことを指す。

奴隷には身体の何処かに拘束具の様なものをされているため、逃げるに逃げられないようになっている。

その拘束具には主人と奴隷の血が魔法で組み込まれているため、主人の言うことを聞けないと拘束具が働く仕組みになっている。

その上、奴隷は主人を攻撃する事は出来ない。

ちなみに主人を殺せば、その奴隷の主は殺した人物に所有権が移る。

昔は一般人も奴隷を持っていたが、殺される危険があるため、奴隷を持っているほとんどの者は貴族と言うことになる。

つまり貴族を殺せば、少なくない奴隷や大抵いる愛玩奴隷を手に入れることが出来るが、甘くはない。

貴族の多くは専属の守護者や護衛を雇っているため、並大抵の相手では歯が立たない。

そのせいか、貴族には下衆が多い。



話が戻って…


「いや、俺も戦うのが嫌いでは無いからなぁ。魔法も最近覚えたばかりだしな」

「え……そ、それにしては強すぎませんか?

泰斗さんの身体強化魔法の発動速度と強さは並大抵ではありませんでしたよね?」

「あ、あぁ‥色々工夫したんだよ」


全部喋ってしまうとステータスとかがバレそうなので適当に誤魔化した。


「なんか怪しい…

あぁぁ‼︎ありましたよ、マイティー草。

崖の上ですけど」

「そうか、良かったな。早速採ってこよう」

「はい、お願いします」


崖の上にあったので泰斗が行くことにする。

身体強化魔法を使って、いや使わなくても採れるが念のためだ。

高さ数十メートルの崖を登り、【マイティー草】を採る。


ズドン…………ズドン……


何だか大きな足音が聞こえてくる。

だんだん近付いてくるこの足音に、泰斗は嫌な予感がしてきた。

ティオにもこの足音が聞こえているようで顔を青くしている。


ズドン……ズドン…ズドン…ズドーン‼︎


足音のした方を見てみると、そこには大きなトカゲの姿の魔物。

つまり、ドラゴンがいた。

ドラゴンとは一括りにいっても強さは分かれている。

とは言え、一番弱い奴でもCランク。

一番強い奴に至ってはSSランクの奴もいる。


泰斗は以前魔物の本で見たドラゴンのことを思い出した。

確か、この魔物は【土竜ファーグランド】。

ランクはCで、一番弱いはずだ。

このドラゴンは四本の足を持って、地球で言うところのコモドドラゴンに近い外見をしている。

大きさはざっと十メートルで肌は茶色でザラザラしている。


なんだCランクかと安心した泰斗だったが、ティオは青ざめている。

一番弱いとは言え、ドラゴンなのだ。

安心しろ、と言うのは無理だろう。



「ティオは少しここから離れていろ」


泰斗はそう言って、ティオに【マイティー草】を渡して、ドラゴンの方を見る。

ティオは呆然として、心ここに在らずという様子だ。

ほっといてもいいが、このままでは危ないので近付いて叫ぶ。


「おぉい、ティオ。起きろぉぉ」

「はっ!今ドラゴンがいた様な気がしたんですけど気の所為でしたか」

「残念ながら本当だ。少し離れていろ、危険だ」

「え?きゃぁぁぁぁ、ドラゴン?

ちょっと泰斗さん、まさか戦う気ですか?

「あぁ、早くしろ!」

「はぃぃぃ」


ティオは泰斗に叫ばれ、半ば強引に離れさせられる。


「グルルォォォォォォォォォォ」


【土竜ファーグランド】はまるで威嚇するかのような咆哮を泰斗に放つ。

今まで味わえなかった緊張感が泰斗に走る。


「いくぜぇぇ【土竜ファーグランド】‼︎」


泰斗はそう言って、一直線に向かう。

結構本気で向かったせいか、ティオには泰斗の姿を捉えることが出来なかった。

それもそうだろう。

なんせ泰斗のステータスがステータスだ。


「オラァァァァァァァ‼︎」


何の変哲もないただのパンチ。

その一撃をドラゴンに放つ。


バグォォォォォォォォォォンーーーー

【土竜ファーグランド】は一回転しながら地面に沈む。

そして、泰斗はファイティグポーズをとりながら言い放つ。


「さぁ、戦おうぜ【土竜ファーグランド】」










「まさか、驚きましたよ。泰斗さんがあそこまで強いなんて…」

「い‥いやぁ、あはははは」

「それにしても強すぎですね。

まさかドラゴンをたったの一撃・・で仕留めるなんて……泰斗さんって本当に人族ですか?」

「失礼な。歴とした人間だよぉ〜」


そう、泰斗はあの一撃・・で倒してしまったのだ。

あんな決め台詞まで言ったのに終わってしまい、その後は恥ずかしさで顔を真っ赤にする。


「と、ところでティオとお母さんはこの近くに住んでるの?」

「いえ、獣人の国【ライオーグ】に住んでます」

「ここから何百キロも先じゃないか?」

「えぇと、実は私転移魔法を使えるんですよ」

「へぇぇ、そうなんだぁ」


転移魔法とは【無属性魔法】の一つであるが使える者がほとんどいない。

何故かと言うと、魔法とはイメージだ。

言うなれば想像する力が大きく関わっている。

この転移魔法は少しの想像力、イメージがズレただけで、とんでもない所へと転移してしまう。

だから、完璧なイメージ力を持ってないと転移は成功しない。

以上の理由から、転移魔法の使い手は希少で、珍しいのだ。


「……ええと、私を攫ったりしないんですか?」

「え?なんで?

確かにティオくらい可愛かったら攫いたいと思うけど、まだ人徳はある方だぜ?」


泰斗は何を言ってるんだ、コイツ?と言う目でティオを見る。

ティオは可愛いと言われたことに照れる。


「ち、違いますよっ‼︎

私が転移魔法を使えるから人身売買をしたら高額にぃ……」

「売る気はないし、もしティオが誰かにそうされそうになったら必ず助けるよ」


そう言ってティオに微笑みかける。


すると、

「……ことを………ですよ」

ティオは俯きながら呟く。


泰斗には聞こえなかったみたいだ。

ティオは少しの間俯いていたが、顔を上げた。

何故か決心を決めた様な表情で言う。


「こ、これから転移して私の家に行くんですけど、泰斗さんも来てもらえますか?」

「なんで?」

「え、えぇと、泰斗さんを紹介したいんですよ」

「おぉ、俺はいいけど‥そのお母さんはいいのか?」

「はい、この【マイティー草】を手に採れたのは泰斗さんのおかげですから。母も喜んで歓迎してくれますよ」


そう言って、ティオは地面に魔法陣を描く。

魔法陣を書き終えると続けて詠唱する。


「この魔法陣の中に入ってて下さい」


そう言われたのでその人の中に入る。


【時空を越えし者よ、我が願いに答えたまえ我が陣によりて、我が行き先を結ばれん】

ーーーーー転移魔法、発動ーーーーー


泰斗は一瞬にして、周りの光景が変わっていることに気付いた。


「ここは?」

「私の部屋です。あ、あんまりジロジロ見られると恥ずかしいです……」


泰斗はここがティオの部屋だと知ると少し興奮してしまった。

年頃の男子高校生だから仕方がない。

それに、女の子の部屋など小学生以降入ったことがなかったのだから物珍しいということもあるだろう。


「母がいるのはこの部屋ではないので行きますよっ‼︎」


ティオはそう言って無理やり引っ張って連れて行く。


そして向かいの部屋を開け、中に入るとその中にはとても一児の母とは思えないほど若々しい女性がいた。



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