<30> 『腸と長生き博士の“ごきげん養生訓”』
<30> 『腸と長生き博士の“ごきげん養生訓”』
健康の秘訣というものは、どうやら一つでは足りないようです。
腸の声を聞きなさいと勧める先生(*1)もいれば、101歳の現役医師(*2)は「歩け、光を浴びろ、笑え」とおっしゃいます。
(*1 藤田紘一郎医師 東京医科歯科大学名誉教授 著書「脳はバカ、腸はかしこい(三五館刊2013年)」、*2 田中旨夫医師 著書「101歳現役医師の死なない生活(幻冬舎2019年)」)
名医が二人そろうと、健康のコツはこうも増えるのかと驚きますが、眺めてみると意外に共通点が多く、しかも実践すると気持ちがいいものばかりです。
そこで今回は、お二人の教えをまとめて「ごきげん養生訓」と題してご紹介いたします。
● その1 腸と心をご機嫌に
藤田式によれば、腸はとても賢いそうです。
たしかに腸が不機嫌ですと、人間も自然と不機嫌になります。私なんぞは、胃腸不快だけで体調が乱れます。
そのため「発酵食品」「色のついた野菜」「よく噛むこと」が大切だそうです。
101歳の先生もヨーグルトとチーズを推されていますので、これはもう腸の意見に従うのが得策です。
ただし、腸がどれほど努力しても、嫌いな人と食事をすると台無しになります。
「嫌いな人とは絶対に食事しない」—これは医学よりも、むしろ人生哲学かもしれません。
● その2 肉は堂々と食べる
101歳医師は「肉をしっかり食べなさい」とおっしゃいます。
藤田式でも「ステーキを週1〜2回」。
ここまで言われますと、肉はもはや健康食の仲間入りです。
とはいえ「食べ過ぎるな」とも書かれています。
どうやら、控えめに、しかし堂々と食べる。
この「中庸の構え」が大人のたしなみのようです。
● その3 歩く、光を浴びる、そして笑う
お二人とも共通してすすめるのが、「毎日歩くこと」と「よく笑うこと」です。
歩けば血流が良くなり、笑えばストレスが軽くなります。
さらに藤田式では「たくさん大笑いする」とまで言われていますので、これはもう笑ったもの勝ちです。
もし歩きながら笑っている方を見かけたら、そっと見守ってあげてください。
大変に健康的な行為をしておられるのです。
● その4 人生をおいしく生きる
「温泉に入る」「腹で呼吸する」「早寝早起きをする」など、まるで修行僧のような生活が勧められる一方で、「いつまでも恋をし続ける」「セックスを楽しむ」という非常に人間味あふれる項目も並びます。
それから、「バカでいつづける」「好奇心を持ち続ける」「未知のことに挑戦する」という、最高の若返り術も登場します。
どうやら、「賢いだけの大人」より「ちょっと抜けた好奇心旺盛な人」のほうが長寿に向いているようです。
● その5 「今日から10年」を毎日更新
101歳の先生は、「今日からあと10年は頑張る」と毎日決意すると良い、と説かれます。
毎日更新し続ければ、理論上ずっと長生きできます。
これはもはや医学というより、人生戦略と言えるでしょう。
● まとめ
お二人の教えをまとめますと、こうなります。
* よく食べ、よく歩き、よく笑い、よく愛し、よく寝て、よく今を生きること。
* そして、嫌いな人とは食事をしないこと。
これだけで、腸も心も身体も、きっとごきげんに整います。
101歳はともかくとして、かなり「長き良き人生」を歩めるはずです。
〈つづく〉
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│《 あなたの人生を振り返る 》《 自分の真実を取り戻す 》
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│『神との対話』との対話 英訳版
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