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カルテに書けない よもやま話  作者: いのうげんてん
4章 不思議系大好き-気功にハマった医者
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<1-0> 気功にハマった医者

 これは、気功にはずぶのしろうとである私が、あるきっかけで、それにはまっていく過程、というより、はまりつつある現在進行形のドキュメンタリーレポートです。


 まだまだ修得にはほど遠い、というより、始めて8カ月しかたっていませんから、これからどうなっていくのか私にも分かりません。


 ただ、こんなしろうとの私が挑戦するのですから、気功に関心のある方は、いっしょに挑戦してみてはと思い、書くことにしたのです。


 私はこんな不思議系に関心を持つ性格ですから、気功に興味は人一倍もってはいましたが、実行するにはいたりませんでした。


 20年ほど前にいっしょに働いていたドクターがすこぶる気功に凝っていて、医学ならず、気功の先生に弟子入りして、気功をならっていたのです。


 そのドクターからいろいろ話を聞くうちに、本を買って読んだのが、私の気功との最初の出会いなのです。


 本を読んだだけでその時は終わってしまったのですが、今回は少し違いました。


 友人の神経内科専門医、橋本和哉医師が、『医師が語る霊障』という本を創芸社からこの7月(2014年)に出版したのです。(Amazonで購入できます←(^ω^)これ、宣伝)


 彼は医学博士かつ神経内科専門医であり、その他の数々の資格を持っている、れっきとした医学者なのです。


 その本をすぐに購入して読みました。実に簡単な内容でしかも実践的な内容です。そこで読んですぐそれを実践してみようと思ったのです。


 すると、驚くことに、読み始めて3日して、気を感じることが出来たのです。


 みなさん、信じられないでしょう。私だって信じられないのですから当然ですよね。


 それから、はまり出しました。


 朝はトイレの中、医局の椅子の上、病棟回診しながらと、「気」違いまがいに、気功をやり出したのです。もちろん、他人には分からないようにですよ。(←(^ω^)分かったら、本当の「変なお医者」だね)


 始めて10日して、部屋の気を手のひらで感ずるようになったので、これは気功に関心のある人々には報告しないといけないと、持ち前の親切心で書き出したのです。(←(^ω^)小さな親切、大きなお世話だ)


 これから、私の気功のトレーニングを日記風に書いていきます。


2014年6月29日 本が届いた


 橋本和哉先生の著書『医師が語る霊障』(2014年創芸社刊1512円)が、Amazonから届きました。


挿絵(By みてみん)


 ちなみにAmazonは、ネット販売店の名前で、ブラジルの熱帯雨林ではありません。(←(^ω^)分かってるよ)


 さっそく読み始めました。


 本の装丁はというと、軟らかい表紙で、いかにも実用書的で、取っ付きやすく感じました。


 この本は、橋本医師の体験から来る気功体験書で、まさに実用的な内容です。


 いっき読みすれば、1日あれば、読むだけは出来そうです。



2014年6月30日 さっそく練習


 一読して、さっそく気功の練習を始めました。


 本には、気を作るのには、まずリラックスして全身の血流をよくする必要があるとあります。


 そのために橋本先生がアレンジした医療ヨガをすすめています。これも本に図入りで説明してあります。


 この医療ヨガは、誰でも簡単にヨガが出来るように工夫してあり、難しいポーズをとることはしません。


 難しいポーズをとろうと頑張ると、かえって体を傷め緊張を作ってしまうというのです。


 私もやってみました。どれも無理なく普通にやれるものでした。


 私は毎日ミニ筋トレをやっているし、面倒くさがり屋も手伝って、毎回はやりませんでしたよ。(←(^ω^)不肖の弟子だね)


 やったのは、昔からのクセで指をポキポキならすのと、両手を結んだり開いたり、手首をぐるぐる回すくらいでした。


 ズルをしないで、きちんとやった方が、いいでしょうね。この時はまだ半信半疑だったので、手を抜いてやらなかったのです。



2014年7月1日 気を感じた


 仕事を終えたその夕方、医局で椅子の肘掛けに両手をのせて、独りでのんびりしていました。


 肘掛けに両手をのせたまま、何気なく、両方の手のひらを向かい合わせて、近づけたり遠ざけたりしていたら、何か、両方の手のひらに、ピリピリとした感じをほんの少しだけ感じたのです。


「おや……!?」


と思いました。


 この気付きがあってから、一気に上達したのです。


 これが全てだと思いますよ。少しでも気付くと、どんどんと進むのです。


 気功をやるのが初めての人は、これを目指してください。少しでもいいから手のひらで気を感じてください。


 最初に気付いた時の自分の様子を思い起こしてみます。


①リラックスしていたこと。仕事を終えて、リラックスしていました。


②それまでに体をよく動かしていたこと。私は医局でミニジョギングをしていました。


③何かあるかもと、両方の手のひらに注意を向けていたこと。


④40cmほど離して向かい合わせた手のひらを、10~20cm近づけたり遠ざけたり、あるいは縦にずらすように、何ども動かしてみたこと。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


くらいでしょうかね。


 微妙な感じに気付くかどうかが、気功の第一歩だと思います。最初は手のひらがピリピリとする感じです。手のひらを縦横に動かすと分かりやすいです。


(*この感じを知るのには、両手のひらを30回ほどすばやくこすってから、20cm離して向かい合わせてみるのもいいと思います。)


 もう少しよく分かるようになると、両手の間に風船を挟んだような感じがします。


 橋本先生は、自分で教えた経験から、最初の講義で、90%の人が簡単にすぐ気を感じるようになるといっておられます。


 ど素人の私でさえ、始めて数日で感じたのですから、先生の言われる通りだと思いますよ。


 気を少し感じ、その存在を信じるようになると、自分でも分かるんだという自信が出てきて、それから気功にはまり出しました。


〈つづく〉

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