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カルテに書けない よもやま話  作者: いのうげんてん
3章 病気だらけの医者
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<17> 凝り性 その2 マッサージ

 私の経験からすると、疲れ目(医学的には眼精疲労)や肩凝りの治療には、①マッサージ②ハリ③鎮痛剤の服用 が一番効果的です。


 マッサージは、東洋医学的にツボ(⇒豆知識)といわれるところを指圧したり、もんだりします。


 西洋医学では、ツボという概念は余り認められていません。しかし、某大学教授が鍼の有効性を声高に叫んで西洋医の反発を買ったという逸話も聞かれるくらい、西洋医学でも認知されつつあるといえるのです。


 目の疲れには、晴明(目頭と鼻の付け根の骨との間)、陽白(眉毛中央辺り)、太陽(こめかみ辺り)のツボが、わたし的には効果があります。目の周りを指圧して、「心地良く痛い」(←(^ω^)妙な表現だね)ところがツボと考えれば、おおよそ間違いないでしょう。


 上記の3カ所以外に、耳の付け根の周囲と、そこと頭頂をむすぶラインにも、ツボがあると私は感じています。


 このツボは、私が内視鏡やパソコンで疲れたとき、女房が指圧してくれて発見したツボなのです。


 ともかく自分でそのあたりをくまなく指圧して、「心地良く痛い」と感じるところが自分に合ったツボとみていいでしょう。そのツボの位置を憶えておきます。


 凝り性の人は、毎日指圧が必要なこともあり、時間が取られます。私がまさしくそれで、1日仕事して、夜1時間指圧してもらっていたのです。(←(^ω^)これじゃ時間を取られるよね)


 指圧は手を使いますから、仕事をしながらでは無理なことです。例えばパソコンをしながら自分の手で指圧することは、かなり難しいことです。


 そこで両手を使わずに、そのあたりを指圧できる方法を、「病気だらけの医者」は、夜寝ず昼寝して、考えたのです。


 何かいい物がないか探しているところに、部屋に置いてあった布団バサミが目につきました。布団バサミでツボを挟んで、指圧したらどうかと考えたのです。これがグッドアイデアでした。


 布団バサミをヘッドホンのように頭に装着し、その両脚でツボを押しておきます。10分もすると押された部位が痛くなってきますので、また場所を変えて、順々にツボを押していくのです。


挿絵(By みてみん)


 ただし、布団バサミは注意が必要です。時にその脚が頭皮を滑ってはずれ、耳や鼻を強く挟むことがあるからです。下手するとケガをしてしまいます。私も1度だけ耳をはさみましたが、幸いけがはありませんでした。(←(^ω^これは痛いよ~)


 今では手慣れて、めったに挟むことはありません。


 これを使い出してから、妻にマッサージをしてもらうことは無くなったのです。


 医局でも使っています。こんな格好でパソコンをやっていますから、初めて目にする同僚は、


「何?それ~」


と、怪訝そうに必ず聞きます。(←(^ω^)当たり前だよね)


 その都度説明しては、20年近く使い続けているのです。


 布団バサミも最近では、指圧に使えるような良いものは、あまり見かけません。ヒンジ(ちょうつがい)が弱くて両脚が歪んでしまい、うまく挟めないものが多いのです。(←(^ω^)百均には無いかなあ。使う際はくれぐれも自己責任でね)



*豆知識


 ツボについては、私がググった範囲では、ホームページの「 http://www.tubodesu.com/ 」が分かりやすいと思いますので、これを参考にしてください。


〈続く〉


┌───────────────

│いのうげんてん作品      

│               

│①カルテに書けない よもやま話

│ 

│②著作『神との対話』との対話

│ 《 あなたの人生を振り返る 》

│ 

│③ノンフィクション-いのちの砦  

│ 《 ホスピスを造ろう 》

└───────────────


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