<10> うす毛 その1
話のついでに、私の持病である「うす毛」について(←(^ω^)これって、病気なの?)、書き添えます。
男というのは誰しも、頭髪にはこだわりがあるもんです。何しろ試した育毛剤は、わんさとありますので、同病(?)の方はご期待ください。
うす毛といえば聞こえがいいのですが、要するにハゲ頭。
最近話題のサッカー日本代表ザッケローニ監督も、立派なハゲ頭です。(←(^ω^)ザック監督、はっきり言っちゃって、ごめんなさい。しかしテレビ観戦していて、いつも目立つよね)
ハゲ頭は、殿方とりわけ若い人には、大変悩み多き病気でございます。
うす毛が病気なのか、私には自信がありません。
円形脱毛症のようなものは病気といわれ、医学書にも載っていますが、うす毛は載っていないのです。親から遺伝した、単なる体質のようなのです。(←(^ω^)医者というのは、病気でなけりゃあまり相手にしませんよね)
私の個人見解でも、親の遺伝だと思います。私の父も、質量ともに、私とほぼ同じような髪型をしていました。友人医師に聞いても、同じことを言っています。
ある人が、うす毛に使われるお金を、世界の飢える人々に回せば、相当の人々は救われるだろうと言っていましたが、おおせの通りで、その手の治療薬は、数限りなくございます。
新聞広告を見ると、毎日違った育毛剤が、いかにも効果ありげに宣伝されています。
こんなにたくさんあるということは、どれも大した効果はないことを示しているといえるでしょう。
毛髪用剤には、発毛剤と育毛剤があるようです。発毛剤は毛根に働いて新しい毛を発生させるもので、育毛剤は今ある毛髪を、太く強く育てるもののようです。(←(^ω^)そういっておけば、たとえ生えなくても「育毛剤なので」と、言い訳できるよね。→これって、げすのかんぐり?)
実は私も50才になったころから、頭頂部すなわち脳天が徐々に薄くなってきました。薄くなってもそこは、見ようと努力しない限り自分にはよく見えませんから、あまり気にはなりません。
元来、ナルシスト気味の私は、自分だけの見た目に良ければ、よしとする習性があるのです。
女房にしつこく言われて、初めて鏡でしげしげ眺めてみて、
「ああ、うすい」
なるほど、うすいと思うようになったのです。(←(^ω^)鏡が2枚無いと自分で見えない部位は、脳天だけだね。これ新発見)
その10年ほど前から、女房がアメリカのニュースキンという会社の製品を愛用していて、家族ぐるみでそのサプリメント(栄養補助剤)を飲んでいました。
まもなくして、その会社で育毛剤が発売されたのです。ニュートリオールという製品です(⇒豆知識)。
ちょうどうす毛を気にし出していた私は、女房の口車に乗せられ、その製品を使い始めたのです。
私の脳天が、かっこうの実験場とあいなりました。
数カ月すると効果がでました。産毛のような毛髪が頭頂部に出てきたのです。
私の場合は全くのハゲ頭ではありませんから、自分の肉眼でその産毛を見ることはできません。
後ろに立って、私の頭頂部をかき分け、まじまじと見つめると、
「わあ!出た」
まるでお化けでも出たように、女房が喜んで叫ぶのです。
そう喜ばれるとこちらも嬉しいもので、毎日毎日せっせせっせと、朝晩2回それを塗布し続けたのです。
〈つづく〉
* 豆知識
ニュートリオール(NUTRIOL):アメリカのニュースキン(NUSKIN)という製薬会社が製造販売している育毛剤。シャンプーとヘアーフィットネストリートメントからなります。(ちょっと高価ですよ。)
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