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カルテに書けない よもやま話  作者: いのうげんてん
3章 病気だらけの医者
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<10> うす毛 その1

 話のついでに、私の持病である「うす毛」について(←(^ω^)これって、病気なの?)、書き添えます。


 男というのは誰しも、頭髪にはこだわりがあるもんです。何しろ試した育毛剤は、わんさとありますので、同病(?)の方はご期待ください。


 うす毛といえば聞こえがいいのですが、要するにハゲ頭。


 最近話題のサッカー日本代表ザッケローニ監督も、立派なハゲ頭です。(←(^ω^)ザック監督、はっきり言っちゃって、ごめんなさい。しかしテレビ観戦していて、いつも目立つよね)


 ハゲ頭は、殿方とりわけ若い人には、大変悩み多き病気でございます。


 うす毛が病気なのか、私には自信がありません。


 円形脱毛症のようなものは病気といわれ、医学書にも載っていますが、うす毛は載っていないのです。親から遺伝した、単なる体質のようなのです。(←(^ω^)医者というのは、病気でなけりゃあまり相手にしませんよね)


 私の個人見解でも、親の遺伝だと思います。私の父も、質量ともに、私とほぼ同じような髪型をしていました。友人医師に聞いても、同じことを言っています。


 ある人が、うす毛に使われるお金を、世界の飢える人々に回せば、相当の人々は救われるだろうと言っていましたが、おおせの通りで、その手の治療薬は、数限りなくございます。


 新聞広告を見ると、毎日違った育毛剤が、いかにも効果ありげに宣伝されています。


 こんなにたくさんあるということは、どれも大した効果はないことを示しているといえるでしょう。


 毛髪用剤には、発毛剤と育毛剤があるようです。発毛剤は毛根に働いて新しい毛を発生させるもので、育毛剤は今ある毛髪を、太く強く育てるもののようです。(←(^ω^)そういっておけば、たとえ生えなくても「育毛剤なので」と、言い訳できるよね。→これって、げすのかんぐり?)


 実は私も50才になったころから、頭頂部すなわち脳天が徐々に薄くなってきました。薄くなってもそこは、見ようと努力しない限り自分にはよく見えませんから、あまり気にはなりません。


 元来、ナルシスト気味の私は、自分だけの見た目に良ければ、よしとする習性があるのです。


 女房にしつこく言われて、初めて鏡でしげしげ眺めてみて、


「ああ、うすい」


 なるほど、うすいと思うようになったのです。(←(^ω^)鏡が2枚無いと自分で見えない部位は、脳天だけだね。これ新発見)


 その10年ほど前から、女房がアメリカのニュースキンという会社の製品を愛用していて、家族ぐるみでそのサプリメント(栄養補助剤)を飲んでいました。


 まもなくして、その会社で育毛剤が発売されたのです。ニュートリオールという製品です(⇒豆知識)。


 ちょうどうす毛を気にし出していた私は、女房の口車に乗せられ、その製品を使い始めたのです。


 私の脳天が、かっこうの実験場とあいなりました。


 数カ月すると効果がでました。産毛のような毛髪が頭頂部に出てきたのです。


 私の場合は全くのハゲ頭ではありませんから、自分の肉眼でその産毛を見ることはできません。


 後ろに立って、私の頭頂部をかき分け、まじまじと見つめると、


「わあ!出た」


 まるでお化けでも出たように、女房が喜んで叫ぶのです。


 そう喜ばれるとこちらも嬉しいもので、毎日毎日せっせせっせと、朝晩2回それを塗布し続けたのです。


〈つづく〉


* 豆知識 


ニュートリオール(NUTRIOL):アメリカのニュースキン(NUSKIN)という製薬会社が製造販売している育毛剤。シャンプーとヘアーフィットネストリートメントからなります。(ちょっと高価ですよ。)



┌───────────────

│いのうげんてん作品      

│               

│①カルテに書けない よもやま話

│ 

│②著作『神との対話』との対話

│ 《 あなたの人生を振り返る 》

│ 

│③ノンフィクション-いのちの砦  

│ 《 ホスピスを造ろう 》

└───────────────

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