<8-5> 私の養生訓-5版 風邪には紅茶
☆2018年12月31日 記
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緊急報告! 風邪には紅茶
風邪やインフルエンザの時期が到来しました。紅茶がインフルエンザウィルスをやっつけると言う文献がありましたので、ここに転載しておきます。表やグラフなどがたくさん載っていますので、ぜひ下記のウェブを訪れて原著をご覧ください。
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58804
(現代ビジネス 講談社)
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〈要約〉
☆健康にいい「ポリフェノール」もいろいろある 。
紅茶の味の基本は「コク」と「渋み」です。そのうち渋みを決める重要な要素が「ポリフェノール」です。
紅茶、緑茶そしてウーロン茶も、みんなチャノキ(Camellia sinensis)の葉や茎を原料として製造されている仲間です。
チャノキにたくさん含まれているポリフェノールの一種に「カテキン」があります。緑茶はこのカテキンがそのまま残るように製造されています。
一方、紅茶は、製造工程でしおらせた茶葉を丁寧に揉むことにより、茶葉が持っている酵素の力を利用し、カテキンなどのポリフェノールを酸化させて、紅茶独特の香りや味、色の特徴を作り出しています。
生の茶葉に含まれている酸化酵素の働きによって、茶葉に含まれているカテキンが大きく変化して「紅茶ポリフェノール」となり、紅茶特有の味や特徴的なオレンジ色が形成されるのです。
紅茶と緑茶のポリフェノール成分を比較すると、紅茶は総ポリフェノール量におけるカテキンの割合が小さく、代わりに緑茶にはない「テアフラビン」という成分を有しています。
この、テアフラビンをはじめとする種々のポリフェノールの集合体のことを「紅茶ポリフェノール」と呼ぶのです。
また、紅茶はインドやスリランカ、ケニアなどで生産されていますが、各地で生産される紅茶のポリフェノール成分は、産地ごとにその量や比率が大きく異なっていることがわかります。
紅茶ポリフェノールのなかには、その構造が未解明な部分もありますが、すでに多くの健康機能が明らかになっています。
☆即座に、高い効果でウイルスを無力化
インフルエンザウイルスの表面は、「スパイク」と呼ばれる突起状のたんぱく質で覆われています。ヒトに感染する際、このスパイクが呼吸器粘膜の細胞表面に吸着、侵入するうえで重要な役割を果たしているのです。
紅茶ポリフェノールには、この「スパイク」に付着し、ウイルスが細胞に吸着する能力を奪う力があり、ウイルスの感染を阻害し、無力化することが分かっています。
細胞にインフルエンザウイルスを作用させると、細胞表面に無数のウイルスが吸着しますが、インフルエンザウイルスをあらかじめ紅茶抽出液で処理すると、細胞表面へのウイルスの吸着は認められなくなりました。
これは、紅茶ポリフェノールがインフルエンザウイルスの細胞への吸着能力を奪ってしまったことを示すものです。
☆ウイルスに直接作用、その時間はわずか「15秒」
紅茶ポリフェノールの強みは、ウイルスに直接作用してウイルスの働きそのものを止めてしまうところにあります。
たとえば、乳酸菌にはインフルエンザに対抗する能力があるというイメージが定着しています。確かに乳酸菌を体内に取り込むことにより体内環境が改善し、自己免疫力を徐々に強化することで、インフルエンザにかかりにくくなる体質を作ることは、インフルエンザ予防には一定の効果があります。
しかし、乳酸菌はウイルスに直接作用して即時に感染力を奪うという機能はもっておらず、紅茶のほうがウイルスの感染力を奪う効果が強いと言えます。ほかの飲料と比べても、紅茶の感染阻止率は際だっているといえます。
では、インフルエンザウイルスを無力化させるのに必要な時間はどれくらいでしょう。比較試験の結果、紅茶は、他の飲み物よりも短い、わずか15秒ほどでインフルエンザウイルスを無力化できることが判明しています。
☆致死量のウイルス接種で生存率100% 。
紅茶のインフルエンザウイルスを無力化する作用があることが試験管レベルで確認されましたが、生体レベルではどうなのでしょうか。
インフルエンザウイルスに感染しやすいマウスに対して致死量のウイルスを経鼻接種したところ、ウイルスのみを接種すると10日後にすべてのマウスが死亡してしまいました。
一方、ウイルスに紅茶抽出液を5分間反応させた後、ウイルスをマウスに接種すると、14日間経過後も死亡することなく、すべてのマウスが生存しました。
このことから、紅茶によっていったん無力化されたインフルエンザウイルスは、生体内においても感染力が復活することはなく、発病を抑制できることが分かりました。
☆味が好きでないなら「うがい」も!
紅茶の味が嫌い、カフェインをあまりとりたくない、という人でも大丈夫です。
紅茶は一時的に口に含むだけでもインフルエンザの感染を予防できるのです。
実際に、紅茶抽出液でうがいをする「紅茶うがい」の効果を、ヒト介入試験により検証しました。
その結果、朝と夕方の2回、「紅茶うがい」を行うことで、インフルエンザA型とインフルエンザB型ともに、ウイルスの感染率を低減させる効果があることが確認されました。
朝晩のうがいという限られた時間での紅茶ポリフェノールとの接触でも、ウイルスの感染を低減できていたのです。
☆飲用頻度が高いほど、発病率が低い!
日常的に紅茶を飲んでいれば、本当にインフルエンザを食い止められるのでしょうか。
人間を対象にしたデータがほしいところです。そこで私たちは2018年6月にアンケート調査をまとめました。調査期間は2017年11月から2018年3月末です。
まず、ワクチン接種によるインフルエンザ発病率への影響を検証したところ、ワクチンを接種しなかった人に比べ、ワクチンを接種した人の発病率が57.9%低いことが分かりました。
これは、6歳未満の小児を対象とした疫学研究の報告とおおむね一致します。
皆さんもご存じの通り、「ワクチン接種によりインフルエンザの発病や重症化は抑制できる」という結果が出たわけです。
では、ワクチンを接種しなかった人は、どうすればインフルエンザを予防できたのでしょう。
この369名を対象に、冬季の紅茶の飲用頻度とインフルエンザの発病率の関係を評価したところ、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、インフルエンザの発病率が低くなる傾向が見られました。
☆簡単かつ効果的な対策だった 。
先に実施した調査において、「日常的に実施していたインフルエンザ対策と発病率との関係」も評価してみました。
すると、「紅茶の飲用」は他の対策に比べて高い、「ワクチン接種」に次ぐ有効率が見られたのです。
このように、紅茶ポリフェノールを日常的に摂取することで、インフルエンザの感染に備えることが可能になるという可能性を見つけてきました。
高い効果を得るためには、紅茶ティーバックを使って、簡単に入れた紅茶を一日中少しづつ味わうのがおすすめです。
そうすれば紅茶ポリフェノールが常に口内に存在することになり、インフルエンザに対する備えとなることでしょう。
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☆追記)ついでに私が日常で風邪予防のためにやっていることを、今まで既に書いていると思いますが列記しておきますので参考にしてください。
①人ごみは避け、マスク着用。帰宅時は、手指の消毒、手洗い、うがいを励行します。
②ツムラ麻黄湯はインフルエンザウィルスにも風邪にも効きます。常時携行し寒気などしたらすぐ服用します。
市販もされています。もし病院にかかることがあれば、ツムラ麻黄湯を処方してもらったらどうでしょう。「風邪やインフルエンザに麻黄湯がいいと言っている医者がいました」と言えば、なじみの医者なら出してくれると思います。
③生姜紅茶を毎日2杯くらい飲んでいます。これは体を温めて免疫力をアップするといわれています。生姜をすって入れるのもいいですが、手間がかかります。粉末の生姜が市販されていますから、粉末生姜を紅茶に入れて飲んでいます。慣れると美味しいものです。
紅茶がインフルエンザウィルスをやっつけるという論文がありました。紅茶は一時的に口に含むだけでもインフルエンザ感染を予防できるそうです。 医局のデスクにこの生姜紅茶を置いておき、仕事の合間に喉を潤し、ウィルスの殺菌をしています。
④夜寝る時も、市販の使い捨てマスクを着用しています。しかもマスクの内側にガーゼを1枚当てて少し厚めにします。喉を痛めた時などは、そのガーゼを水で湿らせます。枕元に水を入れたコップをおいておき、ガーゼが乾いたらその水で湿らせます。喉が大変楽になります。睡眠中にマスクが外れてしまう場合は、耳にかけるゴム紐を丸く結んで張力を強めにします。
⑤足を暖かくして寝ます。足が冷えると喉の血行が悪くなり、粘膜が傷つきやすくなり、傷ついた粘膜にウイルスが侵入します。私の場合は、極寒の時は靴下を履いて寝ます。
⑥腹巻をして寝ています。お腹を温めると手足の血行が良くなるということが実証されています。お腹は体の中でも大切な部分なので、お腹が冷えると、手足の血行を減らしてお腹の温度を保とうとするとのことです。手足の冷える人は腹巻をするといいというのは、この理屈からです。
⑦寝ている時に、布団と首に隙間が開いて首元が寒いことがあります。布団の一番上に一枚毛布をかけ、毛布の一番頭側にバスタオルを軽く縫い付けておきます。それを首元にかぶせます。頭も寒い時は毛糸の帽子をかぶっています。(←(^ω^)すごい寒がり)
⑧頑固な咽頭痛に最後の手段としてインタール点鼻薬がいいようです。インタールは花粉症などに使う抗アレルギー剤です。滅多に風邪などひかない馬鹿の私ですが、ある時、マスクを付けていても喉が痛くなり8度くらいの熱が出ました。色々なものでうがいをしましたが駄目でした。そこで女房が鼻炎のために使っているインタール点鼻薬を試してみました。1日で治りました。
⑨免疫力アップの食事:シリアルに、ニンジンとりんごのミックスジュースをかけて食べるのが私の朝食です。ニンジンとりんごのミックスジュースは、体を温め免疫力をアップします。お陰で私の体温は、以前は35℃台だったものが、最近は36℃の前半にあり、布団1枚、着衣1枚不要なほどに寒がりが改善しました。(←(^ω^)どうだい)
以上のようなことをしていて、私は滅多に風邪をひくことはありません。ただし今年(2018年)の夏に病棟中に強力な風邪が蔓延した時には、まさにトリを取るごとく、最後に風邪を私はもらってしまいました。(←(-。-;)トホホ)
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〈本文〉
驚愕報告!インフルエンザウイルスを15秒で無力化する「紅茶」の力
知らなかった!「紅茶の科学」最前線
鈴木 壯幸農学博士 日本茶インストラクター
皆さんは紅茶をどのような時に飲んでいますか? リラックスしたいとき? 甘い物を食べるとき?それだけではなく「インフルエンザウイルスを打倒したいとき」はいかがでしょう。そこまで効くのか! と驚いてしまう研究成果をご紹介します。
日本人が紅茶を愉しむ習慣は、イギリスにおける「紅茶文化」である“アフタヌーン・ティー(Afternoon Tea)”が、明治時代に輸入されことで始まりました。現在でも、イギリス式のアフタヌーンティーは、少し贅沢な時間や空間を提供する場として、日本の高級ホテルなどでも楽しまれています。
そのためか、ポットで淹れる紅茶は、少し特別な飲み方というイメージが定着しているかもしれません。
一方で、19世紀初頭にアメリカで開発された「紅茶ティーバッグ」は、20世紀にかけて世界的に普及していきました。日本でも、1960年代後半から国産の紅茶ティーバックが積極的に紹介され、家庭の食卓に定着するようになりました。
その後、日本では1980年代後半からペットボトル入りの紅茶飲料が登場し、現在では、日本で飲まれている紅茶のおおよそ半分が、ペットボトルなどに入った飲料として、とても身近な飲み物として飲まれています。
とはいえ、コーヒーやココア、緑茶など、いろいろな飲み物があふれる中で、紅茶を選ぶ基準は人それぞれかもしれません。
ですが、「健康」を基準にするなら、自分の好みに合わせて簡単に作れるティーバックで淹れた紅茶というのを見直してみるのも良いかもしれません。どういうことか、これから説明していきましょう。
☆健康にいい「ポリフェノール」もいろいろある
紅茶の味の基本は「コク」と「渋み」です。そのうち渋みを決める重要な要素が「ポリフェノール」です。これは分子内にフェノール性水酸基を複数もつ植物成分の総称で、5000種類以上あるとされています。赤ワインの赤色色素や渋柿の渋みなど、いろいろな飲み物や食べ物の色や味に関わっていることが知られています。
紅茶、緑茶そしてウーロン茶も、みんなチャノキ(Camellia sinensis)の葉や茎を原料として製造されている仲間です。チャノキにたくさん含まれているポリフェノールの一種に「カテキン」があります。緑茶はこのカテキンがそのまま残るように製造されています。
一方、紅茶は、製造工程でしおらせた茶葉を丁寧に揉むことにより、茶葉が持っている酵素の力を利用し、カテキンなどのポリフェノールを酸化させて、紅茶独特の香りや味、色の特徴を作り出しています。
乳酸菌や麹カビなどの微生物は関与していないのですが、それでもこの酸化工程を「発酵」と呼びます。生の茶葉に含まれている酸化酵素の働きによって、茶葉に含まれているカテキンが大きく変化して「紅茶ポリフェノール」となり、紅茶特有の味や特徴的なオレンジ色が形成されるのです。
紅茶ポリフェノール精製した紅茶ポリフェノール。紅茶に特徴的なオレンジ色をしている
紅茶と緑茶のポリフェノール成分を比較すると、紅茶は総ポリフェノール量におけるカテキンの割合が小さく、代わりに緑茶にはない「テアフラビン」という成分を有しています。
この、テアフラビンをはじめとする種々のポリフェノールの集合体のことを「紅茶ポリフェノール」と呼ぶのです。
また、紅茶はインドやスリランカ、ケニアなどで生産されていますが、各地で生産される紅茶のポリフェノール成分は表1に示すように、産地ごとにその量や比率が大きく異なっていることがわかります。
紅茶ポリフェノールのなかには、その構造が未解明な部分もありますが、すでに多くの健康機能が明らかになっています。
たとえば、食事からの脂質の吸収を抑制したり、食後の血糖値上昇を抑えたりといった効果や、抗菌性などについてご存じの方も多いと思います。
くわえて、私どもの研究成果などを通じて、これからの季節にきわめて重要な「インフルエンザに強い」という機能が明らかになってきているのです。以下、順番に説明していきましょう。
☆即座に、高い効果でウイルスを無力化
インフルエンザウイルスの表面は、「スパイク」と呼ばれる突起状のたんぱく質で覆われています。ヒトに感染する際、このスパイクが呼吸器粘膜の細胞表面に吸着、侵入するうえで重要な役割を果たしているのです。
紅茶ポリフェノールには、この「スパイク」に付着し、ウイルスが細胞に吸着する能力を奪う力があり、ウイルスの感染を阻害し、無力化することが分かっています。
細胞にインフルエンザウイルスを作用させると、細胞表面に無数のウイルスが吸着しますが、インフルエンザウイルスをあらかじめ紅茶抽出液で処理すると、細胞表面へのウイルスの吸着は認められなくなりました。
これは、紅茶ポリフェノールがインフルエンザウイルスの細胞への吸着能力を奪ってしまったことを示すものです。
☆ウイルスに直接作用、その時間はわずか「15秒」
紅茶ポリフェノールの強みは、ウイルスに直接作用してウイルスの働きそのものを止めてしまうところにあります。
たとえば、乳酸菌にはインフルエンザに対抗する能力があるというイメージが定着しています。確かに乳酸菌を体内に取り込むことにより体内環境が改善し、自己免疫力を徐々に強化することで、インフルエンザにかかりにくくなる体質を作ることは、インフルエンザ予防には一定の効果があります。
しかし、乳酸菌はウイルスに直接作用して即時に感染力を奪うという機能はもっておらず、紅茶のほうがウイルスの感染力を奪う効果が強いと言えます。ほかの飲料と比べても、紅茶の感染阻止率は際だっているといえます。
では、インフルエンザウイルスを無力化させるのに必要な時間はどれくらいでしょう。比較試験の結果、紅茶は、他の飲み物よりも短い、わずか15秒ほどでインフルエンザウイルスを無力化できることが判明しています。
☆致死量のウイルス接種で生存率100%
紅茶のインフルエンザウイルスを無力化する作用があることが試験管レベルで確認されましたが、生体レベルではどうなのでしょうか。
インフルエンザウイルスに感染しやすいマウスに対して致死量のウイルスを経鼻接種したところ、ウイルスのみを接種すると10日後にすべてのマウスが死亡してしまいました。
一方、ウイルスに紅茶抽出液を5分間反応させた後、ウイルスをマウスに接種すると、14日間経過後も死亡することなく、すべてのマウスが生存しました。
このことから、紅茶によっていったん無力化されたインフルエンザウイルスは、生体内においても感染力が復活することはなく、発病を抑制できることが分かりました。
☆味が好きでないなら「うがい」も!
紅茶の味が嫌い、カフェインをあまりとりたくない、という人でも大丈夫です。紅茶は一時的に口に含むだけでもインフルエンザの感染を予防できるのです。
実際に、紅茶抽出液でうがいをする「紅茶うがい」の効果を、ヒト介入試験により検証しました。その結果、朝と夕方の2回、「紅茶うがい」を行うことで、インフルエンザA型とインフルエンザB型ともに、ウイルスの感染率を低減させる効果があることが確認されました。
朝晩のうがいという限られた時間での紅茶ポリフェノールとの接触でも、ウイルスの感染を低減できていたのです。
☆飲用頻度が高いほど、発病率が低い!
日常的に紅茶を飲んでいれば、本当にインフルエンザを食い止められるのでしょうか。人間を対象にしたデータがほしいところです。
そこで私たちは2018年6月にアンケート調査をまとめました。調査の対象者は、私が勤務する三井農林株式会社の社員442名。調査期間は2017年11月から2018年3月末です。
まず、ワクチン接種によるインフルエンザ発病率への影響を検証したところ、ワクチンを接種しなかった人に比べ、ワクチンを接種した人の発病率が57.9%低いことが分かりました。
これは、6歳未満の小児を対象とした疫学研究の報告とおおむね一致します。皆さんもご存じの通り、「ワクチン接種によりインフルエンザの発病や重症化は抑制できる」という結果が出たわけです。
では、ワクチンを接種しなかった人は、どうすればインフルエンザを予防できたのでしょう。この369名を対象に、冬季の紅茶の飲用頻度とインフルエンザの発病率の関係を評価したところ、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、インフルエンザの発病率が低くなる傾向が見られました。
☆簡単かつ効果的な対策だった
先に実施した調査において、「日常的に実施していたインフルエンザ対策と発病率との関係」も評価してみました。
すると、「紅茶の飲用」は他の対策に比べて高い、「ワクチン接種」に次ぐ有効率が見られたのです。「有効率」は、非実施者の発病率を基準として、実施者の発病率が相対的にどれくらい減少できたかを計る指標値で、「(非実施者の発病率―実施者の発病率)/ 非実施者の発病率×100」の計算式で算出します。
このように、紅茶ポリフェノールを日常的に摂取することで、インフルエンザの感染に備えることが可能になるという可能性を見つけてきました。
高い効果を得るためには、紅茶ティーバックを使って、簡単に入れた紅茶を一日中少しづつ味わうのがおすすめです。そうすれば紅茶ポリフェノールが常に口内に存在することになり、インフルエンザに対する備えとなることでしょう。
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〈つづく〉
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│いのうげんてん作品
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│①著作『神との対話』との対話
│ 《 あなたの人生を振り返る 》《 自分の真実を取り戻す 》
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│②ノンフィクション-いのちの砦
│ 《 ホスピスを造ろう 》
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│③人生の意味論
│ 《 人生の意味について考えます 》
│
│④Summary of Conversations with God
│ 『神との対話』との対話 英訳版
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