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カルテに書けない よもやま話  作者: いのうげんてん
3章 病気だらけの医者
61/337

<8-2> 私の養生訓-2版 ①糖質制限食②食後血糖③長寿の秘訣

☆2014年1月3日追記

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 最近では、糖質制限食が推奨されています。


 東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎医師の著書「脳はバカ、腸はかしこい(三五館刊2013年)」には、糖質すなわち炭水化物の取り過ぎが様々な現代病を引き起こしていると、警鐘を鳴らしています。


 また、北里大学北里研究所病院・糖尿病センター長の山田悟医師は、1食当たり20~40gの糖質摂取を目標とした「低糖質食」の普及を目指し、社団法人「食・楽・健康協会」を設立しています。(一般医学的には1日130gが推奨されています)


 糖尿病の患者だけではなく、健康人にも、カロリー制限という観点だけでなく、糖質そのものの制限が必要だとしているのです。


 前出の藤田紘一郎医師ご提唱の藤田式養生訓を転記させていただきます。

┌----------

著書「脳はバカ、腸はかしこい(三五館刊2013年)」


私が実践する「腸が喜ぶ」生活習慣


1 糖質は摂らない

2 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を摂らない

3 食品添加物や化学調味料は摂らない

4 色のついた野菜や果物を摂る

5 発酵食品を摂る

6 ステ―キを週1~2回食べる

7 フランス料理やイタリア料理を月1回食べる

8 食べ過ぎない

9 食事は大好きな人とゆっくり

10 嫌いな人とは絶対に食事しない

11 よく噛んで食べる

12 お酒は気の合う人と一日2合まで

13 勇き出た生の水を飲む

14 脳だけでは考えない

15 腹で呼吸する

16 足るを知る

17 あるがままに今を生きる

18 とにかくたくさん大笑いする

19 ポジティブに生きる

20 ウォーキングは楽しく毎日

21 バカでいつづける

22 常に好奇心を持ち続ける

23 多様性を認める

24 週1回温泉に入って身体を温める

25 早寝早起きをする

26 いつまでも恋をしつづける

27 セックスを楽しむ

└----------




☆2014年2月2日追記

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Medical Tribune 2014年1月31日要約


米飯より先に魚・肉を摂取すると食後血糖の上昇が抑制される


 米飯を食べてから魚や肉を食べる場合に比べ,魚や肉を食べてから米飯を食べる方が,食後の血糖上昇が有意に抑制されることを,関西電力病院(大阪市)糖尿病・代謝・内分泌センター部長の矢部大介氏が,第17回日本病態栄養学会年次学術集会(1月11~12日)で報告した。


 同氏はそのメカニズムについても検討し,血糖降下作用を持つ2種類のインクレチンが関わっているとした。また,肉を先に食べる場合は別の面で懸念があるという。


 2型糖尿病患者に2日間の食事負荷試験を実施。1日目は先に魚を,15分後に米飯を食べてもらう。2日目は米飯→魚の順に食べる。


 結果,「米飯が先」に比べ「魚が先」の方が,食後の血糖上昇は有意に抑制され,グルカゴン様ペプチド(GLP)-1分泌は有意に増加した。一方,グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)分泌は食べる順を入れ替えても大きな差はなかった。


 それでは,肉ではどうか。エネルギー量および栄養素比率を魚と同等にした肉を使用して,同様の食事負荷試験を行ったところ,やはり「米飯が先」に比べ「肉が先」の方が食後の血糖上昇が有意に抑制されていた。また興味深いことに,「肉が先」ではGLP-1だけでなくもGIPも有意な分泌の上昇が認められた。


 以上をまとめると,米飯を食べる前に魚または肉を摂取することで,食後の血糖上昇は有意に抑制される。魚・肉のいずれもGLP-1分泌を促進するが,肉はGIP濃度も上昇させる。矢部氏は「GIPには脂肪蓄積作用があるため,肉を先にという食べ方を長期に続けていった場合,肥満を助長してしまう可能性がある」と指摘し,調理法についても考慮すべきとした。


 最後に矢部氏は,食べる順番による食後血糖上昇抑制のメカニズムについて仮説を提示。


まず野菜を食べると食物繊維が血糖上昇を抑える。続いて魚や肉を食べるとインクレチンが分泌され,膵臓でインスリン分泌の準備が整う。その状態で米飯などを取ると,タイミングよくインスリンが分泌され,血糖上昇が最大限に抑制できる。




☆2015年12月27日追記

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97歳現役医師が悟った体の整え方

田中旨夫 著(幻冬舎2015年刊)


やればやるほど若返り

健康になる習慣とは?

┌----------

●規則正しい生活は長寿の秘訣

●毎日40分の昼寝をする

●太陽の光を1日15分浴びる

●毎日30分の散歩をして、足腰を鍛える

●枕を使わないで寝る       

●毎朝5分、足腰の体操をする   

●水素水を1日に2リットル飲む  

●毎日15種類以上の野菜をとる  

●甘いものは一切食べない

●ヨーグルト、チーズ、納豆などの発酵食品を毎日とる

●カルシウムを意識してとる

●オリーブオイルとココナッツオイルで体と脳の老化を防ぐ

●週1回、薬膳スープを飲む

●糖質制限はしないほうがいい

●加工食品をなるべく口にしない

●トランス脂肪酸をとらない

●塩分を減らして薄味に慣れる

└----------



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