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カルテに書けない よもやま話  作者: いのうげんてん
2章 医者もいろいろ
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<2> 先生と呼ばれないと不愉快になる

 医者になりたての頃、「先生」と呼ばれてきまり悪がっていた私なのに、それに慣れると今度は反対に、そう呼ばれないと不愉快になるのです。((←(^ω^)1章の<4>「先生と呼ばれる」を参照してね)


 だいたい偉くも何でもないのに、ちょっと学校の成績が良かったか、はたまた親が金持ちだったくらいで、先生と呼ばれるようになるなんて、おかしな話しだよね。


 これまたナースが愚痴ってましたよ。


「あの医者の出身校、私より低いレベルの高校よ」


ってね。


 辞書(大辞林)に、先生とは「教師、医師、弁護士、国会議員などを敬って呼ぶ語」とありますが、学校の教師以外は、先生と呼ばれるほどの代物ではありません。


 ところが習性とは恐ろしいもので、およそ先生らしからぬやからでも、いったん医者になろうものなら、先生と呼ばれないと、気分も機嫌も悪くなるのです。


 目の前の患者に「さん付け」で呼ばれようものなら、医者はむーっとして、顔色を変えることでしょうね。(←(^ω^)勇気があったら一度試してみて。責任はもてませんけどね)


「にせ医者が医師法違反で兵庫県警に逮捕」


 2014年6月10日に、こんな新聞記事がありました。


 彼の供述では、


「先生と呼ばれて大変気持ちが良かった」


とのことです。


 やはり誰もが、先生と呼ばれてみたいものなのですね。


〈つづく〉


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│いのうげんてん作品      

│               

│①著作『神との対話』との対話

│ 《 あなたの人生を振り返る 》《 自分の真実を取り戻す 》

│②ノンフィクション-いのちの砦  

│ 《 ホスピスを造ろう 》

└───────────────



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