〜第三章〜清浄されゆく世界〜肆〜
【人の夢】
世界的超人気漫画ワンピースの第24巻【人の夢】第225話の黒ひげの2ページ丸々使っての偉大なる雄叫び【人の夢は終わらねぇっ‼️】【ドンッ‼️】挫けそうなとき迷いそうなとき…いつも私を鼓舞する…あの場面を見たから今の私がある‼️何回も何回も中途挫折しかけました‼️あの場面が何度も私を救った‼️
〜肆〜
眠りから目を覚ましたアバン。
アバンは目覚めると共に空気を自在に操るチカラ、【天霊{アメツチ}】の氣が本人が気付かぬうちに開花して居る。
早朝からナップルにしがみつき離れない。
ナップルは、「ちょっとぉ♡何ですかぁ♡朝早くからぁ……♡」と、朝っぱらから急に抱きつかれ、叩き起こされ、流石に機嫌が悪そうだ。
アバンは「ナップルっ!!聞いて下さいっ!!僕の昔、亡くなった今まで、どうしても忘れられなかった幼馴染の女の子が夢の中に初めて現れたんだ。そして伝説の星命大天使ミカエルと幸せになってくれってっ!!君は僕の心の闇夜を切り裂いて降臨した緑のイナズマなんだ。君そこそが伝説の星命大天使ミカエルに違いないっ!!御願いしますっ!!君は僕の花嫁になって神聖ゴンドワナ王国の王妃になってくれっ!!御願いだよっ!!頼むっ!!君に見捨てられたら僕はもぅ……生きていけないっ!!」と、いきなり告白する。
脱いであったハンドクトリンと飾られてあるエリシオンに装着された飛翔石が光り輝く。
アバンは「やっぱりっ!!君こそが大天使ミカエルっ!!」と、確信して一声する。
ナップルは「その女性って……もしかしてフワァファ・ソファさん!?♡」と言う。
「どうして君は僕の幼馴染の名前を知ってるんだい!?」
「実は……今までアバン王太子殿下には黙ってたけど私の【木霊{ククノチ}】の氣を活用した特殊通力、【大自然調和共鳴能力{ナチュラル・ヒーリング}】は草花さんや虫さんたちと会話できるんです♡私がこの聖地ゴンドワナに初めて降臨した時に草花さんや虫さんたちがこっそりとそのことを教えて下さったんです♡」
残りの通力使い全員起きた。
パインは「全て丸聞こえですの。わらわは、以前はアバン王太子殿下に惚れ込んでましたが今は、そんな気持ちなど綺麗さっぱり忘れ、微塵も御座いませんの。そしてわらわを心の底から一途に愛して下さる、最愛の殿方との間に授かったわらわの命より大切な赤ちゃんを無事出産致しまする。ナップル、わらわの姉からとしても御頼み申し上げまする。貴女はアバン王太子殿下と、めでたく結ばれ、どうか幸せになっておくんなまし」
通力使い皆がそうだそうだと言う。
「姉さまぁ♡みんなぁ♡解りました♡アバン王太子殿……♡……いいえ♡……これからは【アス】と呼ばせて頂いていいですかぁ♡私の最愛のマイダーリン♡」
「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!お前たちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!ほんっとぉに有難うっ!!」
……そしていよいよ次の日、昼間に【アストラナバン・ゴンドワナ神聖ゴンドワナ王国国王】と【ナップル・ゴンドワナ王妃】の神聖ゴンドワナ王国建国を記念しての旧ガナン国王宮の屋上での演説が始まろうとしていた。
大勢の人だかりに王宮の周囲は溢れ、人々が殺到して居る。
まず、ナップル・ゴンドワナ王妃の演説が始まった。
ナップル・ゴンドワナ王妃は神衣を纏い胸元には飛翔石のネックレスがある。
ナップル・ゴンドワナ王妃は演説を諳んじる。
「私と初対面の御方々もそうでない御方々も私の卒ない演説に耳を御傾き頂ければ私は光栄に思います♡皆々さま、この良き日、この聖地は浄められました♡【国とは、すなわち人であり】、【人とは、すなわち国であり】、【歴史とは、すなわち過去であり】【過去とは、すなわち歴史】なので御座います♡先の大戦で犠牲となられました数多の御霊に慎みまして哀悼の誠を捧げさせて頂きます♡この聖地ゴンドワナの街中で偶然と必然が重なり出逢った恋人たちが、愛を育み、そして最愛の2人の愛の結晶、【聖なるバトン】を授かった赤ちゃんが恒久平和なこの国ですくすくと穏やかに健やかに育ち、その赤ちゃんが成長して、大人になり、再び、聖なるバトンを次世代の赤ちゃんに手渡すまで私たちは、【決して生きることを諦めてはなりません】♡この神聖ゴンドワナ王国の全ての御方々に【自由】、【平等】、【平和】、【博愛】そして【夢と希望】、【ゲートキーパー】の資格と義務と権利があるので御座います♡皆々さま♡【夢を持つ】ってとっても素敵なことだと思いませんかぁ♡以上をもちまして私からの祝辞の御挨拶とさせて頂きたいと思います♡」
両手を終始空に掲げナップルが演説を終えた途端、ナップルの胸元の飛翔石が美しく眩く虹色に光り輝く。
「……ぇ……この輝きは……!?♡」
そのナップルの姿を観ていたセトの民たちは「おぉぉぉぉ……神々しい……この御方こそが伝説の星命大天使ミカエル……」と口にする。
ナップルゴンドワナ王妃が演説を終え席に着席するとアストラナバン・ゴンドワナ神聖ゴンドワナ国王が席を立ち演説を始める。
「皆の者っ!!最早、耐え忍ぶ刻は終焉を迎えたっ!!この聖地ゴンドワナに己が邪悪な私欲に身を焦がし帝国制の独裁主義国家を建国しようとしていた輩は我らが全て討ち滅ぼしたっ!!皆の者っ!!ナップル王妃の言う通り国とは、すなわち人であり、歴史とは、すなわち過去なのだっ!!そしてこの聖地ゴンドワナのみならず世界中の人々は皆、【幸せになる為に生まれて来る】のだっ!!未だ傷跡深いこの国を一から立て直す為、諸君らのチカラを何卒、どうかこの僕に貸して頂きたいっ!!皆のチカラでこの聖地ゴンドワナ王国を共に生き、共に支え、共に築き、これから盛り上げていこうではないかっ!!【決して人は1人では生きられない】のだっ!!そして、今こそ立ち上がれっ!!我が神聖なるゴンドワナ王国よっ!!」
そしてアバンは聖剣エリシオンを天空に貴く掲げる。
その途端、エリシオンに装着された飛翔石が光り輝く。
そしてエリシオンの切っ先から大竜巻が発生し、天空を突き破り、天空より美しく眩い虹色の輝きが聖地ゴンドワナ一帯を遍く照らす。
「うおおおおおおおぉぉぉぉおおおおぉぉぉっ!!」
……こうして神聖ゴンドワナ王国建国の建国式は終了したのだった。
御愛読誠に感謝申し上げます。
ではまた会いましょう。