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第13話 凝固の修行

僕は一日目に基礎技術と具現を習得し、二日目の今日は戦士のフラノスさんが担当する凝固という技術の修行をするらしい。お師匠様に守られるだけじゃなくお師匠様の助けになれるようになるためにもしっかり修行をしなければならない。そんな事を考えながらフラノスさんを待っていると始めて会った時のような鎧は着ておらず、随分と軽装だった。

「もう準備は良さそうだな。修行を始める前に凝固の説明をしたいから、思いっきり俺の腕に攻撃してみろ。」

フラノスさんはそう言うと、装備も何も付いていない腕を前に出してきた。僕は困惑しながらも修行のためと思い、具現で簡単な形の剣を作り、思いっきり振りかぶったが弾かれてしまい衝撃で剣が飛んでいってしまった。

「随分と思い切りが良いな!気に入った!」

フラノスさんがそう言いながら飛んでいった剣を拾い上げ自分の腕に向かって振り下ろすが飛んでいくことはなかったが幾度も繰り返していると剣が壊れてしまった。

「このように凝固は魔力をある一点に集め、肉体や武具の硬度を強化する技だ。これが使えるようになれば武具の消耗が少なくなり便利だぞ。」

フラノスさんは具現で簡単な形の体の形を作り出して僕にわかりやすいように説明してくれる。

「体中に分散している魔力をある程度一点に集めることで完成する。早速やってみろ。」

僕はそう言われてやってみて案外簡単に出来た。先に具現を習得したからか魔力を集めて凝縮することはすぐ出来たが一つ問題があった。僕の魔力が少なすぎるせいで対した硬度にならず、使い物にならないのだ。僕がそのことをフラノスさんに伝えると僕の修行を遠くから見ていたお師匠様が来た。

「なるほど、封印したせいで足りないと。」

お師匠様はそう言い、少し思案し、僕の方を向いて真剣な顔をして言った。

「お前の封印を少し緩める。そうすれば本来の一割魔力を使えるだろう。」

僕はそれを聞いてすぐにそうしてくださいと言おうとすると、お師匠様がすぐさま、

「だが、今のお前の魔力量とは比べようもないほどに多い。制御出来るかも怪しい。それでも良いのか?」

「はい!」

僕は考える間もなく答えた。迷ってる暇があるくらいなら多少の危険があろうとも進み続けなければお師匠様に追いつけない。

「お前は本当に思い切りが良いな。」

お師匠様はそう言いながらも嬉しそうにしながら魔法陣を展開させていく。そしてその魔法陣が完成し光を放った瞬間、僕の体の奥底から無限と思われる程の魔力が溢れた。僕は溢れ続ける魔力を制御しようと集中し、自分の奥底まで意識を潜らせていく。

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