反乱−8
トライアが翔に、その強敵の特徴。そして、偵察結果を話す。
「(服自体は・・普通の警備隊の制服と変わりはない。でも、その服上から銀色の武装を部分的に装着している。あとは、少しだけ筋肉質。かなり分かりやすくはあるけど・・)分かった。ありがとう、トライア。あとは、どんな戦い方をしてくるかだな・・ミーナ、何か知っている情報って、あったりするか?」
翔は、少しでも情報があればと尋ねてみるが。
「流石に、個々の詳細までは・・ですが、これだけは知っています。まず、その銀色の装備は隊長クラスの者が身につけています。そして、隊長の資格としては、基礎魔法以上を少なくとも6個は習得していることだったと思います」
「なるほど。その情報通りだとすれば、何とかなりそうではあるけど。あとは何人いるかだけど」
使いこなせているわけではないとはいえ、全属性魔法(今の所、基礎レベルが限界)を、実質使用できる翔からすれば、そこまで驚異的には聞こえない。
「え〜と、隊長クラスの敵は4人だけだったはずです。あれから、増えていたとしたら分かりませんが」
「でも、今向かってきてるのは一人だよな。あと3人もいるのか」
と話している内に、敵の軍勢が見える位置まで来ていた。
「さてと・・まずは。『フレイムアロー』」
翔は、手前にいる兵士を一掃するべく、炎の矢を一発放つ。
「翔様、流石にこの技は・・殺しかねない。かと思いますが・・」
トライアは、一番前の敵に炎の矢が命中し。その衝撃で、無数の小さな火花が、広範囲に分散しているのを見てそう感じていた。
「死ぬことは無いと思う。でも、火傷は負うのは確実だとも思う」
炎が消え去り。再び、敵が歩みを進めるが。
3人が最初に見た敵の数より、7割くらいに減少していた。
「やっぱり凄いですね、翔さん。たった一発の魔法で・・」
「でしょ、翔様は凄いんだよ」
トライアも翔の事を持て囃すが。
「褒められるのは嬉しいんだけど。俺だって、コスモスとヴァイスと比べたら、まだまだなんだし。せめて、褒めるなら、2人並になってからでお願い」
「・・・分かりましたニ・・分かりました!」
そして、数秒後
「さてと。あとは、近接で倒すか。2人は、基本的には周りの警備をお願いする。俺は、あの隊長を相手する。だから、邪魔がなるべく入らないようにしてほしい」
翔は隊長の強さが確定していない以上。いくら雑魚とは言え、警備に邪魔をされれば、ほんの少しの隙が出来てしまうことを踏まえ、そう言った。
「任せてください!」




