反乱−7
ヴェルムがそう唱えると、もう一人のヴェルムが現れた。
いわゆる、分身の術・・的なものかな?
「なら!『シルバーショット』」
再び空間を開く。でも、今回は私自身の空間へ通じている。
そして、その中から、十数本ものナイフを発射させる。こっそり宇宙船の武器庫にあったのを持ってきておいて良かった〜
「分身狙い・・ま!そうくるよね〜『バースト』」
分身体が衝撃波を放ってきた。
まぁ、分身も本体と同様の技は使えるよね
衝撃波により、ナイフが全て弾かれてしまった。
「ナイフくらいじゃ、流石に・・」
「『リフレクト』。弾かれたものは、再び弾き返す!」
カインがそう唱えた瞬間。
空中のナイフが再び、ヴェルムの方へ向かい出した。
「うっ!」
分身はナイフが命中すると同時に、煙のように姿を消した。
やっと排除出来たけど、また分身を出されたら、どうしよう。そう安々と連発は出来ないと思いたいけど・・
「このまま、ダラダラやっても、自分はいいんだよ〜。時間制限はないし、魔力総量にも、自信はあるしね〜」
まだ、ヴァイスとヴェルムは技をぶつけ合っている最中だ。
私も協力しないと。今なら、裏でも取れる可能性はゼロではない。
「フッ、ヴェルム・・だったか」
「そうだよ、名前は覚えておいてよ。ヴァイス」
「敵に気安く呼ばれるのは、好きではない。そろそろ終わらせるとしよう」
ヴァイスがそう言った瞬間・・
周囲が少し、ピリピリとした張り詰めた空気に変化した。
・・今は、近づかないほうがいいかも。
「何をするつもりなのかな〜」
「(本来は、大きな破壊はやめておく予定だったが、仕方がないな)消えろ、『オープン・ザ・ディメンション』」
数十分前。
翔達はというと・・
「翔さん。西と東から、まだ50は超える警備隊が来ています」
ミーナと共に、中央で絶えず湧いてくる警備隊を倒し続け。約5つの部隊(一部隊20人規模)を倒し終えたところだ。
その間、キラナとマリアナ、トライアは左右に分かれ、翔達の方へ流れ込む敵を減らし続けていた。
「(まだ、そんなに?!すでに、少数の兵士。あとは、100・・はギリいかないくらいの警備隊は倒したはず!)分かった、ありがとう。ミーナ・・あと、ちなみに聞いておきたいことがある。警備隊って、どのくらいの人数がいるんだ?」
「実際に見たわけではないのですが。書類によれば、下から上まで400くらいですかね?その中でも、隊長クラスの奴が、何人かいます・・んっ?翔さん!西の方に少し強力な気配が混じっています!」
そう言われて、翔も魔力感知を研ぎ澄ましてみることにする。
「(確かに、なかなかにできる奴っぽいな。でも、リヴィアと比べたら、かなり弱い。俺達なら、何とかできる!でも、2人じゃ、確実とは言えないな)トライア!戻ってきてくれ!」
腕輪の通話機能を通し、呼びかけ・・その10秒後。
「翔様、戻りました!」
「早いな、トライア。話なんだが・・」
「あの強そうな警備のことですかニャ?」
この星での、よく比較対象にされるリヴィア。コスモスが撃破した。
リヴィアは、超近接攻撃型。剣の腕前とフィジカルだけに目を向ければ、かなり上位クラス。主人公組、王側(敵)、カイン達の中でも、その点においては勝る者はいない。




