反乱−2
かなり遅くなりました。楽しみにしていた方々へ
・・すみません。普通に、すみません
同時刻ー
「遂に始まったようだな」
カインは屋敷の屋根の上で、城の方を双眼鏡で眺めながらそう言った。
「はい。私も含め名。全員揃っています」
「よし」
ー前日ー
「反乱に協力するに当たってだが・・警戒点がいくつかある。まず、あの男が再びこの屋敷に来る可能性がある。その際、戦闘が苦手な者とノエルをどうするかだ(彼女達を残して向かうのは、危険すぎる。しかし・・戦闘要員を渋るわけにもいかない。それに、僕は必ずいかなければならない)」
カインは難しい面持ちで、どうするべきか考え続ける。
「流石に全員で行動するわけにもいきませんしね」
(それも考えたが、駄目だな。マドレーヌの言う通りだ。兵士達の相手もしながら、ノエル達を守りきれる可能性は限りなく低い・・どうすればいいんだ)
カインは考えに考えたが、答えは出てこない。
数十秒、沈黙が続いたため、ひとまず話を進めるために・・
「そうだな・・・あっ!突然で悪いが、戦うことができるメイドの確認をしておきたい。把握はしてるつもりだが、一応念の為だ」
と言い、戦いの作戦へと話題を変えることにした。
「カイン様。戦闘可能なのは、私を除けば3人になると思います」
マドレーヌが言う四人というのは、セラフィナ、ミーナ、トライアのことである。
「そうだな、ありがとう・・・よし。まず、僕とマドレーヌ、トライアの3人で前線に出る。ミーナとセラは後方援助を。細かいことは、反乱の者に合わせるとする・・というのが僕の考えだ。どうだ?」
「私は全然いいと思います」
マドレーヌが賛成するのと同時に、3人も同意した。
作戦もひとまず決めることが出来たが、カイン達は飛ばした大事な決め事が残っていることも、忘れてはいなかった。
「では、話を戻そうか。僕達以外をどうするかだが・・」
カインが再び話し始めようとした瞬間・・
「あの、お兄様・・」
ノエルが手を挙げ、たどたどしくも、話し始めた。
「どうした?案を思いついたなら、遠慮なく言ってくれ」
と、カインは優しい声と目つきでそう話す。
「えっと・・実は・・。その前に、ごめんなさい!」
「ど,どうした?ノエル」
「私、実は2日前、反乱の首謀者たちに話しました。お兄様が王に命令されていることを。そして、それを証明するために研究所に潜入する案などを」
ノエルはカインから目を逸らしながらも、そう話した。
「・・ノエル」
「本当に、ごめんなさ・・」
再び頭を下げようとしたが、カインがそれを止めた。
「謝らなくていい。それに、僕のために動いてくれていたと思うと。正直、かなり嬉しい」
カインは、ノエルの頭を優しく撫でながら、そう語りかける。
「はい。あと、トライアのことなんですが・・」
「ああ。ノエルの話を聞いてから、察しはついている。おそらく、反乱者の仲間・・そんなところだろう?」
トライアの方を見つめ、そう問いかける。
「えっと・・は、はい。そうですニャン」
「やっぱりそうだったか。確かに、今よくよく考えれば、こんなにも強いメイドを都合よく連れてこれるわけがないからな」
「さてと。話を戻そう。トライア、ノエル・・何か考えがあるのなら、話してくれ」
カインがそう言うと共に、トライアが話し出した。
「カイン様は知っていますかニャ?あの山にある宇宙船を」
「もちろん、知ってはいる。それに、あんなに目立っているからな、気付かない人はいないはずだ。それがどうかしたか?」
「実は・・あの宇宙船には、僕の仲間がいます。そして、反乱を起こすのも、僕の仲間ですニャン」




