表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/80

星を眺めて

翔は、コスモスと一時別れた後、家まで猛ダッシュをしていた。

「ただいま!ハァハァ・・」

玄関の扉を勢いよく開けると。

ニャー、という声と共にリビングの方から白い猫が走ってきた。

「いい子にしてたか?トライア。それと、ちゃんと、ご飯は食べたか?」

トライアは、体毛が真っ白であるが。

赤と青のオッドアイという、かなり珍しい特徴を持っている。

「ニャ〜!」

「よしよし。ちなみにだが、今日は、コスモスが来てくれるぞ。1ヶ月ぶりに、天体観測でもしようと思ってな」

翔はトライアの頭を撫でながら、優しい声で話しかける。

「ニャ!」


天体観測・・

(翔が所持している)最新型の望遠鏡を使って、家の屋上から眺める。というのが、私達の趣味・・でいいのかな。


そして、2時間後・・

「来たよ〜、翔」

翔の家に到着!・・とは言っても、日が沈むまで、まだ数時間もあるんだけどね。

「待ってたよ!」「ニャ〜ン」

トライアを腕に抱えた翔が出迎えてくれた。

「うん。それと・・夜まで時間あるし、色々食べ物買ってきたよ!」

「お〜!ありがとう、コスモス」


ご飯を食べ、テレビを見たり、ゲームをしたりして、時間を過ごし・・

遂に夜がやって来た。


望遠鏡を二人で丁寧に運び込む。

「じゃあ、私から見るね!」

持ってきた望遠鏡を設置し、レンズをそっと覗きこむ。


星座の知識はあるけど。

見える星が多すぎて、どれがどの星座なのか、わからないことが多いんだけどね。

「次は、俺ね」

翔も見たそうに後ろでウズウズしている。

「分かってるよ〜」

まだまだ見ていたいけど。

あと2分くらいで一旦代わってあげよう。


「は〜い。翔のばんね!」

そう言い、レンズから目を離した瞬間・・

「ニャーン!」

トライアの鳴き声がしたと思うと、足元へ歩み寄って来ていた。

「トライアも見たいの?」

「ニャン!」と元気な声で答えてくれた。

トライアを抱えて、レンズに目を当てるように近づける。

「ニャ〜?ニャーン!」

一瞬、首を傾げたように見えたけど。

そのすぐ後に、今まで聞いた中で一番可愛らしい声で鳴いた。

やっぱり、猫にも、この素晴らしさと綺麗さは伝わるのかな?

「きれい?トライア!」

「・・・」

返事が返ってこない。

それどころか、私が抱えている力を押し切って、さらにレンズに近づこうとしている。

「おーい!トライア!聞いてる?」

「ニャ?ニャン!」

やっと、返事が返ってきた。

「トライア、どう・・わっ!」

トライアが手元からピョンッと飛び降りて、私と翔の周りをクルクル回りだす。

そして、5周ほどした後、離れていってしまった。

眠たいのかな?まぁ、時間も遅いし仕方がないよね。


その後も、星を眺め続けて30分後・・。

「もうそろそろ、寝るか、ふぁぁ・・」

翔がそう言いながら、大きなあくびをしている。

「もうそんな時間?明日は休みだし、少しくらい遅くてもいいんじゃ?」

「そうかもしれないけど・・」

まぁ、私は大丈・・いや、少し眠たいかも


リビングの隅の方では、毛布にくるまりながら、トライアがスヤスヤと気持ち良さそうに眠っていた。

「はぁ〜俺も!」

翔も寝室に移動すると、ベッドに倒れ込むように入っていった。

私もそれに続き、持ってきた毛布をかぶる。



「コ・・ス様」

あれ?夢?もう寝ちゃった?

それにしても、またこの夢・・

真っ白な空間の中で、毎度おなじみの人物のシルエットが話しかけてきている。まるで直接、意識に語りかけてくるように。

「私の名前は、・・。詳しいことは、う〜ん・・学校・・に2日後・・う。私が来たら、窓を開・・さい」

「な、何て?もう一回!名前を!」

やっと、名前が聞き出せる!?

「・・・」

返事が返ってこない

それどころか、シルエットが消え出してる


ま!待って!


「はっ!」

私は毛布を投げ出す勢いで飛び起きた。

あれ・・

耳を澄ますと、窓の外からは、小鳥のさえずりが聴こえている。もう、朝のようだ。


「ん〜、どうしたんだ?」

「ご、ごめん。起こしちゃった?」

「いや、大丈夫。それで、どうしたんだ?」

「う、うん・・実は・・」


私は夢の内容で聞き取れた部分だけを、翔にそのまま話した。


「・・っていう事を言ってた」

「そうか・・って、そういえば、俺も似たような夢を見たな〜。夢だから、あんまり深く考えてなかったけど。コスモスも見たって言うなら、何かしらの意味はありそうだな」

えっ!そうだったの。

それなら、話が進みやすいね。

「そうだね・・それで、学校のどこだろう?翔の予想は?」

何箇所かは思い浮かんだが、別に確証があるわけじゃない。

「内容の考察はしなくていいのか?まあ、夢の内容が真実なら今考えても仕方がなくはあるが。はぁ、俺の予想だど。おそらく、生徒会室じゃないかと思うんだが」

「なるほど、確かに言われてみれば・・いつも私達しかいないからね。会うにはピッタリではある!」

「あとは、合ってると仮定して、2日後。行ってみるしかないな!」

大工事前のキャンプシーンが大好きだった人。

すみません、あまり必要ないと感じたので削らせてもらいました。


もし、そういったシーン(ほんわか系)が読みたい人は言ってください。言ってくれる人がいれば、書きます!(というか書きたい)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
オッドアイにゃんこと夢と星…。 結構癖に刺さる設定です! これからこの翔とリンク?している夢はどうなるんでしようね。楽しみです。
幼馴染&猫ちゃんとキャンプ!展開観測! 絶対楽しいだろうな~と微笑ましく読ませていただきました。 仲の良さが伝わります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ