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少年は雪原を駆ける

作者: おりんごおいしい

裸足で外に出た。外はすっごく寒くって、気温はなんと-10度!こんな日に、tシャツ短パンでいるのは自殺行為だろうか。しかし、しばらくぶりの外気の空気だ。もう2年は引きこもっていた。腹も出た。二十歳になった。なので、コンビニで酒とタバコを買おうと思う。しかし、外は寒かった。一旦、家に戻りコートを羽織る。ちゃんと、靴も履く。最近、政府の政策でビニール袋をもらえなくなったと聞いたので、エコバックも持っていく。私は今日大人の階段を上るのだ。


コンビニの前についた、素晴らしく緊張する。人と話すのは、いつぶりだろう。欲しいものを整理しよう。僕が欲しいのは、酒とタバコだ。よし!自動ドアを開く。まずは酒。酒のコーナーに足を運ぶ。


「こ、これにしようかな…。」


僕はアサヒビールを選んだ。間違っても、ほろよいを選んだりはしなかった。


(タバコってレジで買うんだよなぁ…)


ちょっと鬱。

コンビニ店員と目が合った。


「買われますか?レジへどうぞ!」


にこっと美人の店員が声を掛ける。今の一瞬で惚れた。僕は、これからも外出をしようと思う。このコンビニに。でも、まだ今日の用事が済んでいない。


「タバコをください」


「どの銘柄にしますか?」


「そっそれじゃあ、一番安いので…。」


「はい!かしこまりました!」


無事購入することが叶ってしまった。嬉しい。嬉しい。これで、僕は大人の男になるんだ。

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