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小さな光

作者: 杏々

守りたい大切なことが1つある。

私にとっては小さな光だ。


命は繋がらなければならない。

私が今まで生きてきて辿り着いた答えだ。

この答えは時代によって変化するかもしれない。

ただ、書き残しておきたかった。



私は小さな光によって救われてきた。

これは抽象的すぎると思う。分かりやすくいうと愛なのかもしれない。

ただ、私は無償の愛を知らない。

私が持っている愛は有償の愛だ。

愛は沢山貰ってきた。この世界に愛は溢れている。

ありがとう、という言葉しか浮かんでこない。こんな私に愛をくれた人たちに感謝でしかない。

本当に愛で溢れている。

しかし、この大切な愛は簡単に奪われる。

大事にしていた小さな愛が奪われた時にこういう思想になり病む、と言えば分かりやすいだろうか。


私は絶対的な愛を持っていないのだと思う。


考え方によっては我儘かもしれない。子供かもしれない。

しかし、いくら思考を巡ってもこの答えにしかならないのだ。


それでも、こんな私でも小さな光を守りたいと足掻き続けている。

奪われる愛を持っている人達の命を繋げたい。

奪い合いの世界に巻き込まれた人達に少しでも伝わって欲しい。


辛いだろう。時には奪ってしまいたいと邪悪な自分が出てくる時もあるだろう。

そう、奪う側と紙一重な自分が嫌になる時もあるだろう。

しかし。独りではない。独りだからこそ独りではないと。腐らず生きて欲しい。


私達のような者が生きやすい世界になるようにこの小さな光を守り続けたい。

奪う側でもなく奪われる側でもなく、私達の新しい居場所を私達で創りたい。

それは静かで孤独で……、居心地がいい世界だと思うから。

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