第24話 ちょい待て
突然現れた、男に困惑する獣人達。
「いつの間に!?」
「誰!?」
「何が起きた!?」
「アァン!?テメェ!何処から湧いてきやがった!?」
もはやアバルのは、チンピラリアクションである。
一方のミシェルは慣れたもので、ああ、フルネームある召喚獣始めて見たな。という感じである。
「驚かしてしまい申し訳ない。彼は俺が呼び出した召喚獣。」
「召喚獣だって!?」
召喚獣を見て目と口を大きく開け驚く獣人達、ミシェルは獣人達の反応を見て懐かしい思いがした。
(私もあんな風な顔をしてたのだろうか。)
そんなことを考えて、少し口角が上がっていたミシェルであったが誰も気づかない、召喚獣の存在に全員気をとられていた。
「先生、召喚術使えるんですね!凄いです!」
バッツは尊敬の眼差しでシュージンを見ているが、その横でアバルが不満そうに言う。
「しかしセンセ、その召喚獣で何をするつもりだ?」
「このセルフメディケーション松下清太郎は、召喚術師の荷物を預かる性質を持つ。このリュックサックの中には昨日、集めた帝国の食糧がある。」
「ちょい待て!」
シュージンの言葉にミシェルが立ち上がりストップをかける。
「お前、そんな便利な召喚獣がいるのなら先に知らせろ!そして、昨日集めたって、いつの間に集めたんだ。」
「俺の召喚獣は大勢いるから紹介仕切れないから仕方ないだろ、集めたタイミングについては、ミシェルが墓参りしている間に詰めるだけ詰めた。」
妙に納得のいかないミシェルであったが、バッツとトセに宥められ渋々座る。
「ですが、コーモト様、確かにこれだけの大量の食糧があれば他の者にも行き渡るでしょう。ありがとうございます。」
「だが、数日で終わるぜ、この程度じゃあ。」
感謝するシタモン、それに対しアバルはまだ納得はいかない。
「それについても問題はない。とっておきの秘策がある。」
「まさか?また召喚獣の召喚ですか?」
ワクワクとしながら期待の眼差しで見るバッツ。
「半分正解、半分不正解。」
シュージンはそう言うと召喚したセルフメディケーション松下清太郎を一旦引っ込めて、ズボンのポケットからあるものを取り出した。
続く




