第一話 運命の子その名はアルス9 -男たちの夜明け-
独特の表現と文章構成になっております
その様子を見ていたトールギスはビゼルとその部下たちに大声で言った
「静粛に!静かにしろ!」
「このお方はこのアルセール王国第一王子にして次期国王であられられるアルス・アルセール王子であるぞ!控えよ!!控えよーーーーー!!!」
その唐突すぎる言葉に誰もが驚き言葉を失う
だがビゼルだけは違っていた すぐさま姿勢を正しアルスの前にひれ伏した
なぜならビゼルには幻であったが確かな確証があったからだ。ビゼルはアルスに可能性を見たのだ
その様子を見て驚いていた部下たちもすぐさまビゼルに続く
ピルッコも物陰から姿を現し姿勢を正した
リード・バーンはピルッコと違い隠れたままだ
(まさか一国の王子だったとは・・・これは・・・おもしれぇ事が起きそうだ)
リードの顔はかつてない程ににやけきっていた
アルスはビゼルたちに言う
「今後お前たちは一切の悪事を禁じ善意に基づいた行動を行うべし!!これは私の命令でもあり王の命令でもある!!!」
(王の命令・・・)
その言葉にビゼルは思いのたけをアルスにぶつける
「アルス様!!俺ァ あんたに王を見た!俺は・・・ずっと王の側で仕えるのが夢だったんだ!俺ァ色んな悪事を働いてきた、この罪は許されるもんじゃねえ・・・でもその罪滅ぼしがしたい!部下じゃなくてもいい、雑用でも構わねェ!おこがましいのはわかっております。でも俺はあなたに仕えたくて仕方ねェんだ!俺をあなたの舎弟にしてくだせえ!!!」
「私は頼もしい部下を持てて幸せ者だな」
アルスはビゼルの腹を割った意思を笑って笑顔で受け入れた
ビゼルはその一言に耐え切れず涙を流した 先の後悔の涙ではない 今は嬉しさの涙である
そのとき暗かった夜空はいつの間にか無くなっており
そして空に朝日が昇った
その朝日は今までに見たことがないくらい綺麗だったという
アルス!!~ROAD TO SUN~運命の子アルス -END-