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第一話 運命の子その名はアルス8 -木の棒それは己と同じ-

独特の表現と文章構成になっております

「なんだぁ?」

ビゼルは剣ではなく木の棒を持った少年をおかしく思いそして笑った

アルスは真っすぐビゼルを見つめそして棒用の独特の構えをとる それは棍棒で戦う時のものであった

「もう大丈夫・・父上・・やるべきことを成します!!」

そう言ったアルスはさらに大きな声で叫んだ



「風よ大いなる風よあなたと交渉する!私の力をやろう 引き換えにあなたの持つ力を貸しておくれ 力と力が合わされば それは大いなる力となるのだ!奇跡を今ここに!!!」



---この世界には魔力なるものが少なからず存在する。

だがその魔力なるものは皆が平等に持ち合わせているわけではなく一部の人間のみに限って持っているものなのだ。そしてその魔力を糧にして使えるものの一つに呪文なる異質なものが存在する。炎を自由自在に出したり物を浮かせたりといった本来普通の人間には到底できない芸当が呪文により可能となる。

但し呪文には契約と制約なる二つの物が必要不可欠であり契約により呪文を出して操り制約を破れば呪文は暴走する、そしてこの二つの難度により呪文の強さは変わってくるのだ。なのでたとえ魔力を持っている人間でもこの二つが緩い呪文やあるいはこの二つを嫌い呪文を使わないという人がほとんどである


-アルスが使ったのは風の呪文ー

契約は風との交渉 対価に自分の息を使うことで突風を巻き起こすというものだ

制約は発動中は動いてはならないという比較的緩い制約だ



ビュウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!



アルスの放った突風は地面の砂を巻き込みビゼルの視界を奪う

「うおぁっ!嘘だろオイ!」

辺り一面の砂煙で何も見えないビゼルは動けない、さらに思いがけないトラブルが襲い掛かる

「うわっ!」

巻き上がる砂煙の砂が目に入ったらしく本格的に目の使えない状態に陥ってしまった

煙が収まったのを見たアルスは棒を手にビゼルの元へ向かって行った


「覚悟!!」

バシッ バシッ ドゴッ ビシッ

アルスは容赦ない棒・・いや棍棒というべき連打攻撃をビゼルにお見舞いした

「ぐをあっ! うごおっ! ぐへっ!」

連打 連打 突き 連打

容赦ない昆攻撃がビゼルに襲い掛かる

「こん畜生が!!ふざけんじゃねえぞ!こそくなァ~~~」

ビゼルは手を懸命に振りアルスを攻撃しようとするも、目が使えず何も見えないため攻撃が当たらない



「自分の行いは自ら責任を取る、それが男というものだ!!ヌゥゥゥアアアアアッ!!」



アルスの全身全霊を込めた突きがビゼルの腹めがけて放たれた

「これが力の全てだああああああっ!!!」

「ヌウォオオオオオオオオオオオオ!!!」

その突きはビゼルの腹を射抜いた その反動からか砂が入り見えなかった目がやっと少し見えるようになった。だがビゼルが目を見開いたとき目の前にいたのは今まで戦っていた少年ではなく


王であった

ほんの一瞬のことだ だが確かに間違いなくそこには王がいた

しかしもう一度見ると王は少年に戻っていた 自分の腹を混棒で射抜いている

ビゼルはアルスの突きにふっ飛ばされそのまま地面に倒れた

その光景に周りの皆が驚きを隠せずにいる。そして皆の動きが止まりそして少しの沈黙があった


カラン・・・

棒を放したアルスは空を見上げ



「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」



叫んだ

「ウヒョー、あのビゼルをやっちまったぜ!なんてヤツだ!!」

「バルス・・・やはりここに来てよかった」

「私の出番はなかったようですね・・やりましたねアルス」


アルスは叫び終えると倒れているビゼルの元へ行った

「・・・!」

アルスは仰向けになったビゼルを見て驚いた

「・・・王・・・様・・・」

男の目には涙があった 悔しさではない それは自分に対しての後悔の涙

そしてその涙に皆が驚き言葉を失った

「あ・・・兄貴ィィィィ~~~~!!」

ビゼルの子分たちは親分の姿に共に涙を流し次々と泣き崩れていく

アルスはこの時思った

やはりどこまで行っても人は人なのだと




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