第一話 運命の子その名はアルス -運命の子-
みじゅくながら小説を書かせていただきます
はじめての小説なので温かい目でみてくださるとうれしいです
空から流れ星が落ちてきた
その瞬く光は人の住む地にめいいっぱいの輝きを放ち消えていった
「あぁ・・・運命の子・・・運命の子が誕生なさった・・・!!」
流れ星が闇に消えたころ、アルセール王国では一人の男児が誕生していた
「王様!!お生まれになりました!元気な男の子です!!!」
「それは真か!!」
王はその言葉を聞くとすぐさま愛する妻のもとへと向かった
「妻よ大事ないか!」
「はい、元気な・・・男の子です」
王妃は男の子を王へ渡すよう従者に言った
「おお・・・この子が・・・この子が大巫女の言っていた・・・運命の子」
男の子の産声は王の住む王宮中に響きわたった
この世界では大陸が一つの塊のように隣接しており、北・南・東・西とそれぞれつながっているにしろ領土がしっかりわかれている。それぞれの領土はいくつもの国が隣接して成り立っており国ごとに文化や習慣なども違う。
ーここは南の地アルセール王国ー
緑が美しい歴史と伝統のある大国である
他国との交流も盛んにおこなわれており市場では市民や商人たちがいつも行きかっており、訓練場や宮殿などではでは日々兵士たちが剣術や武術の訓練に励んでいる
王の名はアルフレッド
彼はいくつもの戦場をそのたぐいまれなるセンスと知恵で切り抜け軍を勝利に導いてきた
そんなアルフレッドと王妃との間に初めて子が生まれたのである
国中が歓喜し国王を祝った
彼の子は巫女の占いで運命の子であるといわれていた
そして運命の子はアルスと名を授けられた
~これは運命の子アルスの物語~
---運命の子誕生から15年の歳月がたった
このころ幾千もの戦場を勝利に収めてきた男もすでに50の年になっていた
その力は衰えるも国の自治は良好・・・すなわち王の頭脳はまだまだ健在である
---港市場
「おーい、トールギスはやく!あっちにそれはめずらしいものがあるそうな」
「アルス!おまちなさい!はぁ・・まったく元気なものだ」
アルス15歳の夏\\\
15という年月になった彼はとてもわんぱくで無鉄砲な青年になっていた。王宮での退屈な生活が嫌だったアルスは毎日いろんなことが起こり退屈のしない城下町によく足を運んだ
今日彼はお付きのトールギスと共にアルセール王国ビナントという町の港の魚市場に来ている
王は元々平民出身ゆえか息子にも下町の楽しさを知ってほしいとよくお付きのトールギスと共に城下町へ行かせていた
もちろんお忍びである
「さあいらっしゃい!新鮮なクロッキーメダイやミナモカレイは取れたてだよ!さあよったよった!」
「まいどおおきに!奥さんお目が高いね~そりゃ西から来た純清綿っていう珍しい布でね・・・」
市場はとても繁盛している
「ほら!あれは滅多にお目にできないチョウチョウアザラシの曲芸だぁ」
アルスが言った視線の先には銀色のアザラシが鼻でボールをあしらっている
「アルス、それもいいですがそろそろ勉強のお時間ですよ帰らないと」
「もうかい!?」
「ええ」
「こんなに楽しいのに!」
「そうですこんなに楽しくてもです」
トールギスは士官学校を主席で卒業し剣術・武術・頭脳すべてを兼ね備えた王お墨付きの剣士であり、性格はとても勇敢で優しくおまけに顔もいい。しかも25歳という若さであるため、これからの国を担っていく人材である。
アルスとは幼いころからずっと親しかったため王が彼を息子の世話係に選ぶのも無理はない
残念がるアルスをよそに二人は王宮への帰路へ引き返した
---城下町
帰りの城下町についた二人はあまりよくない光景を目にした
「おい!お前、どーしてくれんだよおかげで服がびしょ濡れじゃねえか!」
服が濡れ怒った大男が気弱そうな平民の男の胸ぐらを掴んでいる
「ああ・・・すいません・・本当にすいません・・・」
「てめぇ!持ってる有り金ぜんぶ出しやがれそれで見逃してやるよぉ」
「あぁそんな・・これは病気の妹の薬代で・・・」
男はとても怯えている。それもそうで傍から見ても力の差は歴然である
誰も大男が怖くて近ずけない
しかし、王宮育ちのわんぱく無鉄砲にはとってそんなこと関係なかった
「おい!おまえ!その人を放せよ!怖がってるじゃないか!」
アルスは堂々と大男のまえに立ち言ってやった
「ああ?なんだお前文句でもあんのかぁ?」
「文句ならある、でも口で言うのはめんどくさい、これでもうけてみろ!」
バシィィィィィッッッッッ!!!
アルスは持っていた剣で男を殴った
「うげえええええっ!!!」
剣の横面は見事大男の頭に直撃した
男は掴んでいた怯えし平民を放して頭を押さえた
そばで見ていたトールギスは呆れて固まっている
「てめえ!なにしやがんだ!許さねえぞぉ!てめえもこれをうけてみろぉ!!!」
大男はアルスをにらみつけそして殴りかかってきた
トールギスは反応が遅れてしまい対応できない
こぶしがアルスの顔面をとらえたその時
「お待ちなさい!!!」
馬に乗った貴族らしき少年が現れた
大男はそちらを振り向きこぶしは止まった
眼鏡をかけたその男は馬から降り、大男に話を持ちかけた
「一部始終はすべてみていました。お金が欲しいのでしょう?彼を殴らないのならこの金貨を差し上げましょう」
「うほっ、ほ、本物の金貨じゃねえか!わっ、わかったよ」
男は金貨を受け取ると
「てめえ!覚えてろよ!」
振り向きざまにアルスに言ってしぶしぶ帰って行った
「君はいったい・・・」
アルスは少年をずっと見つめていた
独特の言い回しや文章構成となっております