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出港前夜~登場する道具・兵器~

・移動式閉鎖機3kg砲

 ハジーサ島に定期的に来る商船の武装。少ない兵装で自己防衛が出来る程度の火力を持たせるために、船内を移動できるように設計されたもの。だが、野砲を船に乗せたようなもので実戦に使う機会も少ないゆえに船の隅の方にまとめられている。


・魔法索敵器

 ヘルメットのような頭部機構をかぶることで使える装置。目の部分には丸いレンズが取り付けてあり、それを介して魔法を検出する。その他に、頭部機構には身体強化の魔法陣が刻まれており直接視界を拡張する。頭部機構は背負い式の魔法制御装置に接続している。


・魔波式位置測定機構

 創生歴1479年に実用化した防衛連盟共通の装置。送信機を連盟各国の高所に設置し、受信機を絶対防衛線内を航行する船舶・艦艇に搭載することで、自艦の位置を地図上に表せるようにしたもの。送信機は全方位に魔波を発信し、受信機は12本の受信針によって二ヵ所以上の魔波を受信する。魔法版GPSのようなものである。


・小口径携帯砲

 ほぼ全ての艦艇に配備されている、対獣魚対艦近接用速射砲の通称。構造上はフランキ砲とほぼ同じである。口径42mm、発射速度12発/秒、砲弾約1.6kg。砲架があり、旋回・仰俯角がとれるが遅い。砲一門につき、射手一名、照尺手一名、給弾員二名が就く。砲弾には対艦用の通常弾と対獣魚用の特殊弾を使用している。


・タ号魔術式可変速主缶機

 開発番号T-6 B3。旧日本海軍の艦本式ボイラーおよびタービンの製造が困難だと判断した駆が造った、この世界に合う機関。魔力を燃料として動くため、前述の方よりエネルギーの損失が非常に低いことが特徴である。構造は電気モータに似ており、燃焼による黒煙が発生しないので煙突は飾りとなった。


・超高密度液状魔力貯蔵庫

 魔力を高い圧力にかけると液状になることを利用した燃料庫。高魔力変換機によって魔力を取り出す。配置は既存の艦艇と同様だが、損傷すると自己修復するという特殊なシステムを採用している。また、船体のありとあらゆる部分に魔力を供給しており、これが底を尽きれば動くことも攻撃することも一切できなくなる。


・高魔力変換機

 魔力の加圧・減圧を担う機器。これを介して魔力を貯蔵庫に貯めたり、貯蔵庫から魔力を取り出したりする。機関および全ての兵装に繋がっている。


・魔力伝達パイプ

 高魔力変換機から各部へと魔力を供給する管。艦内のあらゆる所にそれが見られる。


・魔術書

100ページほどあるA5サイズの本で、目的に合わせた様々な魔術を使用することが出来る書物のようなもの。大きな特徴として、特定の目的に応じた人間が発揮できる魔力を大きく上回る魔術を発動できる点である。例として「地形成形」の場合、何トンもの土砂を短時間で生成可能である。その他にも様々な魔導書が製本されているが、一冊作るのにはそれだけの時間と労力とコストが掛かるため、数自体は多くはない。

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