〜体育と女子〜
その頃女子達は男子の100メートル走を見てた。
「何あれ?落とし穴とかあるのかよ〜」
「ないない、誰かのイタズラでしょ?」
と言った話をしている。
「あのミイラになってる人誰ー?」 とある1人の可愛らしい女の子が言った。この子は吉良のどか。このクラスの中で一番可愛いと言って良いだろう。ヒロイン的なやつだ。
「あれ、雫君じゃない?」 *雫は下の名前で呼ばれるほど割と女子受けはいい。
と、答えたのは梶田優衣。巨乳の割にスタイル抜群って感じの人、顔もそこそこである。
「あのミイラ姿がなんとも言えない程かっこいい……」、吉良がポツリと言う。
「うそでしょ!?あれが??私は竜司派かなー」
「えー、雫君の方がいいなー」
こんな二人の会話が続くうちに女子が100メートル走を走る番になった。
ちなむと吉良は運動は割とできて、梶田は運動音痴である。勉強はその逆…。
2人の走る番がやって来た。一緒に走ることになったので勝敗は既に見えてる。
「雫君見てないかなー…」キョロキョロ見渡す吉良。
「あ!いた!!こっち見てない!?優衣ちゃん!!」
「痛い、痛いから背中思いっきり叩かないで。あ、ほんとだ見てるね」
「……竜司も見てるよ。」
「にゃにいいぃぃぃ!!!」これは本気出すしかない、心に誓った。
位置について!
よーーい……
ドン!!
「「おらぁぁぁぁ」」
2人は一斉にスタートする。50メートル過ぎた頃に2人はやってしまった。
忘れていたあの落とし穴を……
「「おらぁ、ぁぁぁぁぁ……!!??」」
まだあったの?この落とし穴。ひどいよ〜〜。
これを見ていた雄二は青ざめた。まだ面識のない女子を自分の作った落とし穴にはまってしまったからだ。
「どうした竜司?顔色悪いぞ?」
「は、はは…なんでもないよしずくん」
「名前言えてないぞ、さてはあの落とし穴かどーかしたのか?」
「ギクッ!?いや、な、なんでもないさ…」
「そうか、なら顔色悪いのはなんでなのさ。」
「ん、まぁちょっとやらかした。」
この時点で雫はだいたいわかった。こいつ落とし穴掘った犯人だと。
「後で謝りに行け」
「そーする」
うん、確信した。
女子サイドに戻る
「いててて、落とし穴忘れてたわ。早くゴールしなければ…。」
「そだね、早く行こ」
2人は尋常じゃないスピードでゴールに向かう。が、運動神経で勝る吉良が一歩リードか、ついにゴールと思った時ふと、嫌な予感が走った。
(ゴールテープめっちゃくっつくんじゃね?)
直感した吉良は手でゴールテープを抑えてそのままゴールした。
(あれ、普通のテープだった。)
続いて梶田がゴール。
「竜司、ゴールテープに接着剤みたいなのはやらなかったの?」
「あぁ、素材が無くなった」
「ふーん」 ゴールテープの犯人もこいつか。
「後で処刑ね☆」
「なんで!?何も悪いことしてねーだろ!」
「自分の心に聞きなさい」
そういうと、丁度授業の終わりのチャイムがなった。