〜ブサイクと雫〜
なぜイケメンがもてる?別にブサイクだってモテて良いではないか。そんなことを思ったので書くことにしました。
この話はすべてフィクションです。
段々とギャグを混ぜていく予定です。
よろしくお願いします。{(-_-)}
僕は、……ブサイクだ。僕はこの世界が気に入らない。なぜならイケメンがモテる仕組み、これは不公平だ。イケメンも僕のようなブサイクも平等にあるべきだ。これは僕のモットー。そんな僕の話。
「ふぁぁ……。」
と、いつものように7時に目覚ましをとめ、のびのびと起きる。僕、雫はパン1枚を口の中に放り込み駆け足で学校へ向かう。僕の通ってる学校は美帝学園といい、とてもおしゃれというか、神々しいオーラを放っている。
「よぉ、今日も相変わらずブサイクだな。」っと声をかけられる。その声は竜司だな。竜司とは、スポーツ万能で勉強は馬鹿。正直イケメンだが、僕よりはモテない。
「いつものことだ、ほっとけ」
と、言い返すと竜司はさっさと行ってしまった。僕は学園1.2を争うブサイクだと自分でも自覚している。顔にでかいホクロはあるわ、目がちっちゃいしおまけに鼻がでかい。髪型も特にこだわりってないので、夏の満員電車で汗を流してるようなあのおっさんみたいな髪型をしている。要するにどこからどうみてもブサイクだということだ。
しかし、僕はそこそこモテている気がする。決して自意識過剰ではない。普通に女子とも話せるし陰キャラでもない。勝手に女子共が話しかけてくるのだ。多分いじりとかでもないだろう……。そう願いたい。
あ、今日は教室移動日か。とふと思いつく。美帝学園は月に1回、テストが行われ1組から5組に振り分けられる。僕は大抵4組か5組だ。よーするに馬鹿。僕はスポーツもあんまできないし、勉強もこの通り。部活も入ってない。でもなぜかこのブサイク要素しか詰まっていない僕がモテてる?のだ。<モテる男はつらいよ。>そんな言葉を聞くと共感できる。僕がモテてるとは信じがたいけどね。