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ぴいちゃん日記  作者: 虹色
平穏な日々?
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陽菜子’s Diary 1月29日(日)

<陽菜子’s Diary>



1月29日(日)


今、布団の中。

今日はみんなと模試を受けに行くはずだったのに、昨日から熱が出てしまって、行けなかった。今ごろ、みんなは試験中だね。

藤野くんが話をしたそうだったのに。申し訳ないことしちゃった。

おととい、お風呂上がりの濡れた髪のまま藤野くんと電話して、そのあともしばらくぼうっとしていたから、湯冷めして風邪をひいたらしい。昨日の朝からのどが痛くて、熱が出ている。明日は下がって、学校に行けるといいな。


藤野くんは大丈夫なんだろうか?

今朝、なっちゃんに模試に行けないって連絡したあと、藤野くんにもお詫びのメールをしておいたけど。


今、おとといの電話のことを思い返すと、なんだか不思議な感じがする。もしかしたら、熱が出てるせいで、頭がうまく働かないのかもしれない。昨日はほとんど眠りっぱなしだったし。


藤野くんは、私が離れようとしたことを悲しいって言った。・・・たぶん、そういう意味だと思う。

一緒にいてほしいって言った。それは間違いなく覚えてる。里緒とのうわさは本当じゃない、とも言った。あと・・・一人で勝手に決めないでほしいって。うん、そうだ。


藤野くんに「ものすごく悲しい」って言われて、自分がそんなに藤野くんを傷つけてたって思ったら申し訳なくて、ただあやまることしかできなかった。

それに、うわさは誤解だったってことが・・・。それを、何も確認しないで信じたりして、本当に悪いことをした。私だって中学のときに、誤解されていやなことがあったのに、同じことを藤野くんに対してやってしまった。藤野くんが、そんなに簡単に心変わりしたりするはずがないのに。“運命の女性” って言えるほどの相手なんだから、何年待っても、きっと大丈夫なんだ。


たぶん、その子のことを知ってるのは私だけで、それくらい心を許してくれたのに、私は勝手にうわさを信じて、藤野くんから離れようとした。

その子が藤野くんの気持ちがわかるようになるまで何年かかるかわからない。待つのがつらいときもあるんじゃないかな。そういうことを話せるのは、私だけかもしれない。その子が成長するまでは一番の友達って言っておきながら、いきなり離れようとするなんて、本当にひどいことをしてしまった。あんなに悲しそうな藤野くんの声、初めて聞いた。


よく考えると、藤野くんだけじゃなくて、里緒にも悪いことしちゃったな。

だけど、そういう話って、本人には訊きにくい。しかも、いつも話してる相手だと、隠しておきたいのかな、とか、逆に気を遣っちゃう。


私は・・・まだしばらくは、藤野くんの一番のお友達でいいみたい。ほっとしたし、そう言ってくれたことが嬉しい。私も藤野くんと距離を置こうとしたら、さびしかったから。

藤野くんと私って、普通とは違う関係? 藤野くんは、私には弱いところを見せることがある。私は、そういうときの藤野くんを助けてあげたいと思う。・・・お友達なんだから、当たり前か。私も藤野くんに助けられてる。しかも、私が言わなくても気付いてくれたり。お友達っていうより、兄妹みたい? 私がお姉さんのときもあって。ちょっと楽しいね。


明日、学校で会おうね。








冬のシーズンはここでおしまいです。


次回から最終章に入ります。

楽しく、HAPPYに進めていきたいと思います。

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