仕組まれたCO₂問題
最近は地球温暖化の原因として二酸化炭素がよく取り上げられている。どのようにしたら二酸化炭素の発生が抑えられるか、これはマスメディアで毎日のように取り上げられている話題の一つだ。
しかし、二酸化炭素は私達に害のみのものではない。例えば、二酸化炭素などの温室効果ガスが無ければ、地球の平均気温は約-18℃になってしまうのだ。それを現在の平均気温15℃程度にしてくれているのは、他でもなく二酸化炭素のおかげだ。
そして、二酸化炭素は濃度が現在の数百倍にもならない限り、私達人間を死に至らしめることはないのだ。そういった意味で言えば、私達が普段呼吸に使用している酸素の方がよほど危険であるだろう。また、私達が二酸化炭素の発生を抑えるために使用している原子力発電の危険性は二酸化炭素など比べ物にならない。二酸化炭素で大量の人間が亡くなったことはないが、原子力では幾度か多くの人々を死に至らしめてしまっている。こんなにも危険な原子力を使ってまで二酸化炭素の排出を抑えることに意味はあるのだろうか?
今回、もう一つ取り上げたいのが、最近の二酸化炭素の常識についてだ。例を上げれば、家庭でガスを使用せず、全て電気にしてしまえば二酸化炭素の排出を抑えられるというものだ。確かにそれによって家庭で出す二酸化炭素は減少するだろう。しかし、発電のほとんどを火力に頼っている日本では発電時に多くの二酸化炭素が発生するし、エネルギー効率の面から考えればむしろガスの方が排出する二酸化炭素は少ないのだ。もう一つの例として、貴方は草木を増やせば光合成をして二酸化炭素が減るなどと考えていないだろうか? 確かに、植物は光合成により内部に二酸化炭素を取り込み炭水化物などの形で固形化するが、その植物が朽ち果てるときには光合成で取り込んだ二酸化炭素はすべて排出されるのだ。
この様に、私達は一部の人間の利益の為に流された、事実を勘違いするような情報をいい様に思い込まされている。こういった問題と出会ったときにまずすべきなのは、その問題について正しく知ることだ。そうすることによって初めて私達は問題を正しく認識できるのだから。
自身の勝手な考えを書かせていただきました。
読んでくださった貴方に問題提起できたなら幸いです。