種族
系統的な分類
・地球系生物
人間(広義)
├── ホモ・サピエンス系統(旧人類)
├┬ 新人類(L’紀元以前)
│└┬ 狭義の人間 ─┐
│ ├─ 植物人 │
│ └┬─ 獣人 ├─新人類(L’紀元以後)
│ └┬─ 人化可能獣人 │
│ ├─ 人化不能獣人 │
│ └─ 獣化不能獣人 ─┘
└─ 未改造種(新人類)
・人間(広義)
狭義の人間だけでなく、獣の特徴を併せ持つ獣人、植物人などを含む。作中の「現代」においては新人類(ホモ・ノウス)と同義。
・ホモ・サピエンス系統人類
神話に描かれる、「現代」の人類と共通の祖先を持つ別の人類で、何故「ホモ・サピエンス」と呼ばれるのかは不明である(絶滅した言語からの遍歴語或いは借用語の可能性が高いと考えられている)。姿は狭義の人間に似ていたとされるが、抑々現実に存在していたかも不明である。
此の種の人類は『Earchlo』本編における「旧人類」であるとされる。また、神話によって扱いが異なり、現生人類の祖先や擬態元などとされ、地域差がある。
化石や遺伝情報の記録などは未発見であり、「情報倉庫」にも存在しない。
・狭義の人間
生理的に他の姿になる事が不能である人種。耳が一対であり、基本的に尻尾を持たない。最も繁栄している人種であり、中でも東側に多い。
・植物人
銀杏人(ツェルコフネクメ人)の一種しか存在しない。生物学的分類の男性は人間的、女性は植物的である。両性とも発情期が季節で決まっており、男性は花粉を放出し、女性は雌蕊で受粉する。
男性は根を張れない為食事が必要だが、光合成も可能である。
・獣人
狐人、狼人などが該当する。人化可能獣人(獣化可能獣人とも)、人化不能獣人、獣化不能獣人に鼎分される。人化可能獣人の場合、獣態と人態とに変化できる。尚、獣態に「獣」ではない蝸牛やごきぶり、寄生虫を持つ場合も獣人に分類される。
多くの国家において国籍を持つか持たぬか選べる。三種の内何れに選択の権利があるかは国家により異なるが、持たない場合、獣的に扱われて自然の中で暮らせるが狩猟などで殺害される可能性がある。持つ場合、人間(此処では国家が守るべき生命体の意味)として扱われて納税の義務などが発生する。
・新人類
L’紀元以前、筆音遺跡などの時代と作中の「現代」とでは定義が異なるとみられている。併し差異の詳細は、筆音遺跡などから出土する粘土板などに記された神話に「平等の為に削除されたもの」として乳房が屢登場する事からL’紀元以前の新人類は乳房が発達していたであろうという事以外殆ど不明である(「現代」の新人類は雌雄両方の個体に於ても妊娠、授乳期間中を除き人態で乳房が発達しない)。
・ドルトネクム
龍人(広義)
└┬ 人化不能龍
├ 精神龍
└┬ 狭義の龍人
└┬─ 人化可能龍人
├─ 人化不能龍人
└─ 龍化不能龍人
・龍人(広義)
人間との対比で使われる場合、人化不能な龍も含み、ドルトネクムと同じ意味である。
・人化不能龍(人)
龍人の誕生以前から存在した龍の総称。
・精神龍
肉体を持たない龍人の総称。「現実」と重なる別の世界に存在する為、認知に特殊な儀式が必要である。特殊な魔法(FdN番号が附いたものの中でも殊に厳格な認証が必要なもの)を使用して受肉させる事も可能だが、大量の霊魂を消費する為殆どの場合実行者は周辺の生命諸共死ぬ。
注:FdN=国際魔法管理、国際共通人工言語LMNAÞ:Faari.daamaaskais.Nuubatito
・狭義の龍人
「現実」に肉体を持つ龍人の総称。生理現象として使用する魔法から、火龍人、水龍人などと細分化される。併し火龍人であっても習得によって別の魔法を使用する事が可能となる。此の生理現象の魔法は父系であるが、隔世遺伝も起こる。ナラグアイを聖地とする民族が多い(ナラグアイは現在も広義の龍人によって統治される山がちな地域である)。移動民族が多いため、殆どの国家で国籍の所持を問わず自由に移動可能である。
高速飛行の際は肉体との関係上爆音を発するほか、夜間では地上から視認できるほどに輝く。