夢見る竜は、暁に啼く鳥と成る。
「恐竜になって、大昔に行ってもらうのじゃ!」
マッドサイエンティストの爺さんに誘拐され、変な機械に閉じ込められ……そして俺は今、恐竜(おそらく始祖鳥)の姿で、鬱蒼とした森の中にうずくまっていた。偶然、その森の中で同種の恐竜であるカグヤと出会い、彼女の群れにおせわになることになった。
マッドな博士は現代に戻れると言っていたが一向にその気配はない。恐竜時代に来て数年が経ち、その頃になると現代に戻ることはあきらめた。この時代で生きていくことを決めた俺はカグヤと結婚し、子供も生まれ、幸せに暮らした。
俺の子供たちは成長すると、誰よりもうまく空を舞うように滑空した。数世代後には、完全に空へ向かう者が現れるかもしれない。
俺らの子供たちは脈々と進化し続け、いつか鳥になるのだろうか。
マッドサイエンティストの爺さんに誘拐され、変な機械に閉じ込められ……そして俺は今、恐竜(おそらく始祖鳥)の姿で、鬱蒼とした森の中にうずくまっていた。偶然、その森の中で同種の恐竜であるカグヤと出会い、彼女の群れにおせわになることになった。
マッドな博士は現代に戻れると言っていたが一向にその気配はない。恐竜時代に来て数年が経ち、その頃になると現代に戻ることはあきらめた。この時代で生きていくことを決めた俺はカグヤと結婚し、子供も生まれ、幸せに暮らした。
俺の子供たちは成長すると、誰よりもうまく空を舞うように滑空した。数世代後には、完全に空へ向かう者が現れるかもしれない。
俺らの子供たちは脈々と進化し続け、いつか鳥になるのだろうか。
一・6500万年をかけぬける軌跡。
2009/08/31 23:45
(改)
二・薫り集う、風が運ぶ、ここは恐竜の時代。
2009/09/05 23:17
(改)
三・捕れたて新鮮な魚!
2009/09/11 17:33
(改)
四・月の輝く夜に舞う。
2009/09/16 12:26
(改)
五・深き白に凍みる赤き雫。
2009/09/27 22:13
(改)
六・どうしても虫がたべられない
2009/10/09 15:23
(改)
七・現代に帰れませんでした。
2009/11/09 15:45
(改)
最終話-宵に啼く竜は――暁に鳥の夢を見る。
2009/11/19 14:33
(改)