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登竜門の鯉の子

作者: 原一文

利根川にダムができた。

川に生息している鯉がいた。

龍門を登れば、龍になるという伝説を聞いて、鯉達は信じていた。

ある鯉は一生懸命ダムを越えようと試んだが、結果は失敗した。この鯉は自分が歳を取って、力が衰えたと思って、何とか自分の子を龍に変身するのを楽しみをしていた。

子供が小さい頃から、ジャンプの練習をさせたり、いろんなコーチを頼んで、本格的な登竜門のドレーニングを取り入れたりしていた。

鯉の子はお母さんに言った。「私は鯉でいてもダメですか?どうして毎日登竜門しないといけませんか?」

お母さんは「我々鯉は恵まれいる。我々だけが神様から龍に変身するチャンスがいただいた。この恵みを無駄しないように、頑張ろう」

鯉の子は頑張っても頑張っても龍にならなかった。

ある日、鯉の子は家出した。

行先は誰も知りませんでした。

数年後、鯉の子は親になって自分の子と湖で楽しく遊んでいる姿が見られました。




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