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エッセイ集

いじめられる側にも原因はある?

作者: そらいろさくら

結論から言うと僕は、いじめられる側にも原因はあると思っている。


原因がないならば、クラス替えや進学を挟んで新しい環境になっても、いじめられている人がずっといじめられ続けるのはおかしい。


人はランダムにいじめる相手を選んでいるわけではない。弱そうな人を選んで攻撃しているのだ。


僕はわりといじめられるほうだったが当時は自己肯定感が皆無で、いじめを当たり前のことのように捉えていたし、嫌な目にあっても一晩寝ると忘れてしまうあほの子だったので事無きを得た。


寝たら忘れるくらい軽微なものだったこともあるけど、今思うとよく耐えてたなと思うようなことをされたこともあった。仲が良いと思っていた相手からの裏切りには当時一番傷ついたかもしれない。


盛大に話がそれたが、つまり、いじめの対象はいじめられる側の性質(弱そうに見える)に依存する。


では、いじめられる側も悪いのかというと、そんなことはない。


原因はあるけれど責任はないからだ。


いじめの責任は100%加害者側にあるしそれを見て見ぬふりする大人はなおさら悪い。


それは当たり前の事だ。空気が読めないとか、動きがゆっくりだとか、イライラさせられるとか


そんな理由で人をいじめていいわけがない。


だが、原因はある。


その原因を直せというのではない。いじめる側にそれを受け入れろというのでもない(個人的には受け入れて欲しいと思っているが)


そうではなくまずはここから議論をしようといいたいのだ。


いじめられる側には原因がないと言い張ったところでなにかが解決するわけではない。


いじめられる側にも原因があると認めて、ではそこからどうするかを考えようということだ。


いじめが無くなるとはこれっぽっちも思わないが、僕のようにいじめられてもそれを苦にせず生きていける人が一人くらい増えるかもしれない。


最後に、今いじめられてる君に、僕がいかに何も出来ないかを列挙してみよう。


勉強ができない、運動ができない、逆上がりができない、25m泳げない、絵が下手、習字が下手、リコーダーが吹けない、手先が不器用で工作が苦手、人と話すのが苦手、成人するまで靴ひもも結べなかった。


そんな僕でも30歳の今まで生きてきた。


だから君にも生きられるはず。


辛ければ今の環境から逃げたっていい。生きるのをやめるのだけはやめてほしい。


生きろ。











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