みなさんの幸せのための日本財政
政府の累積赤字はお金の発行残高である…
政府の赤字=国民の黒字
政府の負債=国民の資産
政府の累積財政赤字
=日本のお金の流通量
こんな式が成り立ちます。
よって、日本に1000兆円の借金があろうが、みなさんに900万円の借金があろうが、ぜんぜん問題はありません。
そんなこと、みなさんは気にせず生きていってもなんら問題ありません。
気にするべきは「インフレ率」なんです。
今のように、デフレがつづいて、みなさんの給料や生活が貧しくなっているときは、政府のつかうお金(財政支出)が足りない…少ないってことです。
政府の仕事は、まずは経済的に国民を豊かにすることです。
デフレでは、みなさんの力ではどうしようもできないために、政府が責任をもって『脱デフレ』に経済を導いていかないといけません。
つまり、政府は国民を幸せにするために存在するわけです。だから、私たちが嫌がる税金もあつめる権利があるわけですね。
これまでの説明で、日本に借金問題はないことや、政府の国債がお金の発行であって、政府に『財源』という制約はない!ってことは分かってきたかと思います…
国債1000兆円発行していても、それで、みなさんの生活がより良く、幸せになっていないのなら、まだまだ国債の発行量は足りない!ってことです。
まだまだ財政赤字を拡大して、財政支出をして、インフレにして、みなさんの暮らしが経済的に幸福になるようにすることが大切です。
それが、「日本の借金!」といわれる問題の本質なんですね。
つまり、みなさんが豊かに幸せになるまで、日本は借金=国債発行=財政赤字を拡大していくべきなんです。
それを、日本政府は30年も放置しつづけてきました。
また、国民もだまされつづけて、むしろ貧しくなることを歓迎してきました。
あとに残ったのはなんでしょうか?
ボロボロになったトンネル、橋、道路…
台風のたびに大荒れする河川…
貧しくなっていく地方の暮らし…
みなさんが大人になる頃には、この日本には、まともなインフラは失われて、防災は個人の努力に任せられているかもしれません…
しかし、防災も防衛も、食の安全も、医療も、雇用も、本来は国家が責任をもって実行すべき責務なんですね。
それをやらない政府は「人間失格」なわけです。