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堕ちた勇者の軌跡(ラ・ミトロジー)  作者: 蒼い月/紅い月
第一章  イスタル編
6/20

さぁ、ステータスを調べよう

今回から、名前にルビを振るのを止めました。

それと、復讐&チートはまだまだ先になりそうです。

 「まさか宮崎が勇者だとはね……。そこは俺でしょ?」


 流星がなんかほざいてる。

 とりあえず返事をしておこう。


 「確かに、宮崎さんが勇者なのは意外だね」


 宮崎椎名、彼女は僕のクラスの園芸委員、だった気がする。

 正直覚えてない。

 だって、ジミな子だったからしょうがないじゃん!

 

 「宮崎さんってどんな子だったっけ?」


 「ん?確か俺らのクラスの園芸委員で、正直地味な子だ。だが、地味に可愛い顔をしてるから、隠れファンもいたみたいだぜ!そいつ等が作ったファンクラブが確か…、『椎名ちゃんを陰ながらお守りする会』だったかな?」


 なにそれ?

 知らない。

 そんなのあったんだ。

 さっすが情報通!

 なんて思ってたら、次は僕の番だ。

 

 「次の方、どうぞ」

 

 僕は水晶に手をかざす。




名前:天使 零

種族:人種

年齢:16歳

性別:男

レベル:1

魔法適性:霊、生命

職業:精霊魔術師

副職:無し

二つ名:【勇者】、【男の娘】


 ~スキル~

パッシブスキル

・女子力増加:Lv2

・精霊感知:Lv10

・アンデッド感知:Lv5

・勇者の力:Lv3

第一位階魔法

・回復の波動:Lv8

・小精霊召喚:Lv10

第二位階魔法

・癒しの波動:Lv2

・ターンアンデッド:Lv7

・中精霊召喚:Lv5




「……………………………………………………………、男の娘?女子力増加?」


 「ほほぉ、見たことのないスキルですなぁ。それに二つ名を二つも持っているとは……、素晴らしい!」


 「ぷぷ、素晴らしいってさ!」


 流星、お前をぶん殴りたい!


 「では、次の方……」


 この後、スキルと二つ名のせいで、散々からかわれた。

 ちなみに、流星の職業は大魔法使いだったらしい。そして、二つ名に【情報屋】、スキルに詮索があったらしい。

 そういうのをくれよ!

 なんて思っていたら、


 「神様にも可愛いって認められたみたいね、零」


 白崎 鈴、僕の幼なじみだ。

 幼稚園から、高校まですべて一緒だが、中学に入学してからはあんまり話していない。まぁ、家が隣だから、ばったり会ったりはする。

 

 「もう。鈴までそんな事を……」


 「ふふ。冗談だってば!気にしてんの?」


 「気にするに決まってるじゃん!僕は男の子だよ?男の娘じゃないよぉ」


 「まぁ、今に始まったことじゃないでしょ?」


 「そうだね。今に始まったことじゃない。中学に入ってから僕はそれが原因でイジメを………。ねぇ鈴、」


 「な、なに?」


 「やっぱり、僕がイジメられてるから離れたんだよね?」


 「ち、違う。私はそんな……」


 「別にいいんだよ。本当のことを言ってよ」


 「わ、私は零から離れてなんて……」


 「おい?どうした?二人で暗い雰囲気だして?白崎、お前、防護術師だったんだってな?しっかり守ってくれよ~?」

 

 流星の邪魔が入った。

 まぁ、いいや。

 どうせ、鈴だって肝心な時は味方にはなってくれなそうだしね。


 「さてと、全員のステータスは分かりましたが、一人、凡人並みのステータスの人がいました。彼とはここでお別れです。しっかり別れの言葉を伝えてあげてください」


 そんな人がいるのか。

 誰だ?

 そのうち分かるか…。

 特に仲がマシな人ではなさそうだし。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《輪廻転生の神の神域》


 「リインカーネ。どうして、あの湯澤 心海ってやつに、力をあげなかったんだ?」


 「ガブリエル。彼らを転移させた本来の目的を忘れたのかい?」


 「いや、そうじゃないが…。少しやり過ぎじゃないか?この人間が復讐なんていい始めるかもしれないのに?」


 「大丈夫だよ。ちゃんと対策はとってある。彼に、『君は選ばれた人間だ。一足先に行って、彼らを導いてほしい。』なんていえば平気さ。」


 「さすがだな。えげつない。まぁ、任せる」


 「任されましたよ。節制の神ガブリエル()

 




 


 

他の人のなろう作品を読んでいたら、書きたくなって書いた趣味の、作品です。誤字脱字とか気になる事があったら、コメントしてください。あと、あらすじに書いちゃったけど、設定も募集しています。気にいったらどんどん採用します。初心者の作品ですが、これからよろしくお願いします。

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