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堕ちた勇者の軌跡(ラ・ミトロジー)  作者: 蒼い月/紅い月
第一章  イスタル編
4/20

目が覚めたらそこは異世界

 強い光に飲まれ、その光が消えていくのを感じる。ほんの一瞬な気もするし、長い時間たっている気もする。そして、目を開けてみると、

 

 「「「ようこそ勇者様」」」

 

 ……………………………? ……………………………………?

 何を言っているのや、っ痛!

 突然痛みがしたと思ったら、たくさんの情報が流れてきた。

 なになに?

 どうやら、僕たちは異世界に転移、召喚されたらしい。勇者として。どうしてそうなったのかというと……。って、脳内で誰かの声が…。視界が変わる。


 『突然ですまないね。私はリインカーネ。輪廻転生を司る神だ。急な話だが、君たちにはこの世界を救う光になってほしい。この世界の名は「イスタル」君たちの世界で想像の中に存在する魔法が実在する世界さ。君たちを選んだのは特に理由はないよ。後、最初に言っておくけど、君たちが元の世界に帰る事は出来ない。すでに、元の世界では君たちは最初から存在していない事になっているからね。消すのは簡単だが、戻すのは面倒くさいし、難しい。だいたい150年くらいかかるから、その頃には世界は大きく変わっている。もしかしたら、世界そのものが滅びているかもしれない。それはさておき、君たちがたいした取り柄のない人間なのは知っているから、召喚の際にサービスで能力をプレゼントしたよ。君たちの言う「チート」とまではいかないかもしれないけど、この世界では上位なれる素質はある。もちろん、素質があるだけで、鍛えなきゃ駄目だよ。そうそう、一応忠告しておくけど、世界を救いたくないなんて言わない方がいいよ。この転生、召喚は私の力を使ってはいるものの、この世界の、君たちを召喚した人間たちの沢山の苦労の末に成功したものだから、国家反逆罪で、即死刑だよ。他に必要な情報は頭に流しておくから、確認してね。』


 らしい。

 渡された情報には、この世界の現状とこの世界の常識的知識、そこには文字の読み書きや、発音もあった。そして、どうやら、この世界は魔王の危機にさらされているらしい。

 もともと、この世界には、人種、亜人種、魔族という、3つの大きな種族があるらしいのだが、ある時、魔族が人間に全面戦争を仕掛けてきたらしい。

 それ以前にも、少しのいざこざはあったらしいが、この数百年は特に、何もなかったらしい。逆に言えば、数百年前に何かあったということになるが、それについては何も情報はない。

 そして、仕掛けてきた魔族の王、将軍のようなものが魔王らしい。

 後は、魔法の使い方や、属性、その他の技能などだ。

 魔法には位があり、第一位階魔法から、第十位階魔法まであり、一番低いのが、第一位階魔法らしい。

 属性は、基本的に11属性あり、無属性、水属性、風属性、電気属性、火属性、土属性、光属性、闇属性、生命属性、空間属性、霊属性だ。たまに、古代の魔法などは違う属性のものもあるらしいが、めったにないことなので気にしなくていいらしい。それと、武術などは無属性にはいるらしく、誰にでも適性があるみたいだ。ちなみに、錬金術は土属性、霊媒師は霊属性といったように、決まった職業、ジョブには、属性が関係するらしい。情報はこんなものだ。


 視界が戻る。

 目の前にいた、聖職者らしき人は視界が変わる前と何も変わっていない。たぶん、今のは、一瞬の出来事で、例えるなら、○神と時の○屋みたいな感じだろう。


 「では皆さん、こちらに来てください。王との謁見があります。私は、今から、皆様の面倒をみる、ラノン王国「生命の神ケラトス」を祭る神殿の最高司祭をつとめているモナイと申します。以後お見知りおきを」


 どうやら、彼がこの国の宗教関係者で一番偉いらしい。

 僕達は列になって彼についていき、巨大な門の前についた。

 途中、騎士やメイドと思われる人とも遭遇したが、半分程は、期待の目、もう半分は不信感のこもった目をしていた気がする。

 そんな事を思っていると、モナイ司祭が口を開いた。


 「さて、皆さんはこの国での礼儀を知らないでしょうから説明します。まず………」


 礼儀についての説明が始まった。だいたいは輪廻転生の神がくれた情報にあったので、なんとなく聞く程度で良かった。とりあえず、王に顔を上げでいいと言われるまで上げなければ、とりあえずいいだろう。

 

 ギィーー


 大きな門が開くと、そこは、とてもきらびやかなところだった。

 そして、奥の方に、王と思われる男がいて、隣に女性、王妃かな?反対側には僕達より、少し年上のお兄さんや、僕達と同い年くらいの女の人、そして、僕達より、年下の子が3人程いた。たぶん、皇子や王女だろう。

 僕達は赤いカーペットの上を歩く。

 そのカーペットにそって、騎士が並んでいる。

 ついに、王の前につく。


 「モンテス王。勇者様方をお連れしました」


 モナイ司祭が王に告げる。


 すると、モンテスという名の王が口を開いた。


 「勇者諸君。顔を上げて構わない。ようこそ我が王国ラノンへ。我は、ラノン王国王モンテスという。諸君等には人間を怯えさせる魔王を倒してもらう。その変わり、諸君等には、最高のおもてなしと、訓練をつけさせてはもらう。諸君等は人間の光となるのだ。」


 数人の生徒達は、少し不安そうな顔をするが、先程の神の話が本当ならば、ここで断る訳には行かない。幸い、僕達には素質と最高の環境が揃うようだから、もしかしたら、あまり苦労しないかもしれない。そんな風に考えていた。





 

他の人のなろう作品を読んでいたら、書きたくなって書いた趣味の、作品です。誤字脱字とか気になる事があったら、コメントしてください。あと、あらすじに書いちゃったけど、設定も募集しています。気にいったらどんどん採用します。初心者の作品ですが、これからよろしくお願いします。

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