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7.思いがけない終わり
光が見えました…
私が目を覚ましたのはとても植物の香りが強い病院でした。
隣町の病院だと聞かされました。
わたしはお墓に守られるように眠っていたのだと言います。
きっとしのちゃんもお父さんの暴走を止めてほしかったのかもしれません…
最後には私を守ってくれたのですから。
しかし様子が変です。
お医者さんやみんながけたけたと笑っているのです。
私は必至で言いました
「何が起こっているの!」「なんで笑うの!」と・・・・
目が不自由な私は必死にもがいて逃げ出そうとしました。
「楽しいとこに行けるよ…こっちにおいで、おとさんカカさんもいるよ」
ザックザック・・・・
「もうやめてーーーーーぇぇぇえええ」
ザックザックと掘り返す音が聞こえました
やっと友達になれたね‥‥
『作業』終わったよ
さあ行こうね‥‥
そこで私の意識は途絶えたのでした
終わり