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海辺の町  作者: 八朔
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「聞いた?」



仕事を終え家に帰った俺は

換気扇の下でタバコを吸っていると


後ろでご飯の準備をしている母親が

言った



母と話をするなんて久しぶりだ


別に仲悪いわけじゃないけど




「何を?」


「吉くんとこ、引越しするらしいよ」






……え?







「あんたら、仲良かったやん

よくうちにも来てくれとったのに

寂しくなるわー


最近は全然会ってないの?」



「…うそやろ?」



「さっき、スーパーで吉ママと会って

聞いたからほんまやで

しかも来月やって!」



寂しいわー、といいながら

母は朝から出ていた食器を洗いだした



俺はすぐにタバコを消して

自分の部屋に戻りスマホを取り出す


ラインから吉を探す


ずっと連絡をとっていなかったけど

吉のアイコンはすぐ見つかった



一瞬戸惑ったが、通話ボタンを押す




何から話そうか、一言目は何て言おうか

色々考えていたけど


その日は何度かけても繋がらなかった。

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