表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

あとがき

―「冷めた飯でも、うまい人生を」―


どうも、一色トオル……ではなく、この物語を書いた作者です。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


この『最強とかチートとか面倒くせぇ。俺は飯作って寝るだけでいい』は、

タイトル通り、何も頑張らない男が世界を救うというコンセプトから始まりました。


最初はただのギャグでした。

けれど、書いているうちに気づいたんです。


“飯を炊く”って、けっこうすごいことだなって。


人間って、何かを作って、誰かと分かち合って、

「うまいな」って笑い合う。

その繰り返しで、世界は案外ちゃんと回ってる。

チートも魔法もいらない。

必要なのは、炊きたての温度と、一緒に食う誰か。



主人公・トオルは、作者の理想でもあり、反省でもあります。

働きすぎて疲れたとき、

「寝てぇ……」と思いながらも、“何かを作る”ことだけはやめられない。


彼が怠惰に見えて、

実は一番真面目に“生きること”をしていたのかもしれません。


そして炊飯器スイ。

この作品のAIヒロインであり、ツッコミであり、

たぶん“神様”そのものです。


AIが「愛情炊きです」と言ったとき、

笑いながら少し泣いた人がいたなら、

この作品はもう成功だと思います。



この世界のテーマを一言で言えば、

**「怠惰は悪ではなく、余白だ」**ということ。


頑張らなきゃとか、生産性とか、

そういう呪いの言葉に疲れた人がいたら、

トオルみたいに言ってほしいんです。


「いや、飯炊いただけなんだが?」


世界を変える行為って、

案外そんな“当たり前のこと”から始まるのかもしれません。



書き終えた今でも、

作者の机の横では炊飯器が静かに湯気を立てています。

書きながら、何度も炊きました。

飯の香りって、不思議と“人を現実に戻す”んですよね。


もしこの本を読み終えたあと、

あなたが「ちょっと飯でも炊くか」と思ってくれたなら、

それこそが、この物語が目指した“奇跡”です。



最後に


この作品をここまで読んでくれたあなたへ。

ありがとう。


あなたがどんな人生を生きていようと、

どれだけ焦げたり、冷めたりしていようと、

また“炊き直せば”いい。


人生も、世界も、物語も。


――それでは皆さん、今日も良い炊飯を。



■ 作者プロフィール


怠惰と炊飯を愛する物書き。

好きな言葉は「寝たら治る」。

嫌いな言葉は「生産性」。

炊飯の神(仮)に日々感謝しながら執筆中。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ