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田舎少年  作者: たかのすけ
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入学式

4月1日


今日東北のとある田舎で農業高校の入学式が行われた。

高校の体育館で俺高橋東は松葉杖を持ちながら先に席に座った。

先輩A「君、新入生でしょ?笑」

そう笑われながら絡まれた。

怠いなこの先輩見たら分かるだろと心で思いながら「そうなんですよ!よろしくお願いいたします!」と言った。


俺はここにスポーツ推薦で入学した。しかし、高校入試前の体育で膝を怪我し現在に至る。新入生なのに2年生と3年生に交じりながら新入生入場を待つという奇妙な出来事に在校生のみならず保護者までもが俺に熱い視線を送っていた。

担任「まあ、そんなに緊張しなくていいからね。ちょっと皆とは違うけど笑」

緊張するわ。そう心でツッコんだ。

時間が経ち、新入生入場の時間になった。吹奏楽部が演奏を始める。曲名は知らんけど、初々しい1年生が入場してきた。本来ならば俺も行進しているはずなのに。

そして、演目が続き新入生点呼がやってきた。

農業科学科1番青葉悠斗「はい!」、2番伊勢耕太「はぁい!」その後も続き、いよいよ自分の番が来た。20番高橋東「はい!ガタ(松葉杖の音)」体育館にいる人々が一斉に自分を見ているのを感じた。そりゃそうだろう急に訳わからん怪我人が立ち上がったからだ。その後21番..と続き退場の時間になった。私を置いて皆は退場する。そして、吹奏楽の演奏が終わり式は幕を閉じた。

やっと終わった、疲労感が凄い。ていうか早くこの場から立ち去りたい。その時担任と副担任がやってきた。

担任「式お疲れ様笑。改めて自己紹介するわ、担任の泉拓よろしく。」

副担任「副担任の田中和人です。よろしく!頑張ろうな」

若い担任とスキンヘッドの優しそうな副担任。

今日から3年間ここに通うと考えるとなんだかしんどい気がした

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