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鏡よ鏡  作者: かんた
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おばあちゃんが亡くなってから1週間くらい経った。

1週間で色々あった。葬式もしたし、手鏡を取りに行ったのは最初の方だったけど。

「あ!」

すっかり忘れていた。おばあちゃんに行った時に着ていたアウターを取り出してポケットに手を突っ込む。硬い感触が指先を伝わる。やっぱり…。手鏡が入った白い袋が出て来た。この1週間休まることが無かったから頭から抜けていた。ごんなさい。心の中でおばあちゃんに向けて頭を深々と下げてもう一度手鏡を白い袋から取り出してみる。

手鏡には風呂上がりの私が写っていた。チャームポイントの天パのショートカットはちゃんと乾かしてないせいで少し跳ねてしまっている。

「やばい、やばい」

明日からは普通に学校に行くので急いで乾かす。私の天パは結構気に入っているがちゃんと乾かさないといけないのは少しめんどくさい。きっとどんな髪質でもちゃんと乾かさないといけないが…。

「気に入った」

おばあちゃんからもらった手鏡を覗きながら独り言を呟く。手鏡をもだし、乾かした後の私の髪型にもだ。明日からまた学校だ。めんどくさい気持ちと楽しみの気持ちが半々の今の気持ちを表す日本語はなんだろう??そんなことを考えられるくらいまで回復はした。きっと回復したのではなくて、何も考えていない時間があるとついついおばあちゃんのことを考えてしまうのが嫌なんだ。また今も結局おばあちゃんのことを考えてしまっている。またマイナスな気持ちになる。切り替え、切り替え、切り替え…

読んで頂きありがとうございます。

読みにくい点などアドバイスがありましたら是非是非コメントしていただければありがたいです。お願いします。

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