表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/17

第3話  ステータスがヤバすぎた

 火球(ファイアボール)大火球(ファイヤー)、あー。これが火系の魔法か。

 次は、火炎刃(フレアラム)大火炎(フレイム)、これが火炎系の魔法で、氷球(アイスボール)とかが氷系で、真空刃(ヴォート)とかが風系魔法。

 爆発(エクスプロス)。これらが爆発系か。

 俺は標準魔法とされる魔法を、全て眺めていく。


「魔法かー。いつか使ってみたいね」


 まぁ、こいつらのことだから、魔法なんか使ったこと無いんだろうな。

 こいつらのステータスとか見てみたいよ。

 ん? そういえばユーフィミア?


『どうしましたか?』


 俺のステータスなんかってあるのか?


『ありますよ』


 今、見れたり出来る?

 普通に見てみたいんだが。


『了解しました。主様(マスター)のステータスを確認・・・』


『完了しました。閲覧可能にします』


 すると、俺のステータスが目の前に現れる。



    リウス・レティーウェル


 職業   ーー

 体力   27

 魔力   33

 素早さ  16

 知識   38

 攻撃力  28

 防御力  55


 【使用可能魔法】

 火球(ファイアボール) 大火球(ファイヤー) 超魔火球(サタンファイヤ) 超神火柱(ファイヤーザン) 

 火炎刃(フレアラム) 大火炎(フレイム) 灼熱炎(レッドホット) 地獄火炎(インフェルノ) 

 水球(ウォーターボール) 大水流(クーロンドゥ) 超水流嵐(グラッセ) 大運河流(フェリゲ) 

 氷球(アイスボール) 大氷刃(コリエンテ) 超大氷嵐(アイシクル) 凍結氷霜(フリーズスロスト) 

 真空刃(ヴォート) 大真空刃(ヴォルテックス) 暴風十字路(ブラストクロス) 大魔大嵐(テンペスト) 

 爆発(エクスプロス) 大爆発(グランドエクスプロス) 閃光大爆発(バーストゾーン) 巨大雷爆発(グランデノヴァ) 


 【獲得スキル】

 希少能力(レアスキル)

 火炎魔法無効 氷雪魔法無効 風魔法無効 爆発魔法無効 炎息耐性 氷息耐性 魔力吸収


 超能力(エクストラスキル)

 念力通話(テレパス) 火炎操作(パイロキネシス) 水流操作(アクアキネシス) 風力操作(エアロキネシス) 電気操作(エレキネシス) 土操作(ランドキネシス) 岩石操作(ペトラキネシス) 念力動作(サイコキネシス) 


 伝説能力(レジェンドスキル)

 瞬間記憶(メーンメモリ) 空間移動(テレポート)



 え? なんだこれ?


 なんでこんなに使用可能魔法が多いんだよ。標準魔法、全部習得してるんだけど。あと、何も反応がないから、シャールたちには見えてないみたいだ。けど、なんでユーフィミアまで黙ってんだよ。

 えっーと。ユーフィミアさん?


『……確認しますが、主様(マスター)。転生前に勇者の身体に接続しますという言葉は聞こえましたか?』


 勇者の身体に接続? なんか変な声は聞こえてたけど、そんなことは言ってなかったな。それがどうしたんだ?


主様(マスター)が所持している伝説能力(レジェンドスキル)瞬間記憶(メーンメモリ)は普通習得出来るスキルではありません。おそらく転生時に何らかのエラーが発生したのだと考えられますが……』


 え? 俺、伝説能力(レジェンドスキル)なんか持ってるの?


『【獲得スキル】の1番下を見てください』


 あー。本当だ。瞬間記憶(メーンメモリ)。なぁ、これってどういうスキルなんだ?


『その言葉の意味のままです。目で見たものを瞬時に脳の中に取り込み、確実に記憶するというスキルです。つまり、どんなに習得が難しい魔法やスキルでも、このスキルがあれば見ただけで習得することが出来ます』


 ちょっとまてぇぇ!!

 なんだその都合のいいスキルは!!

 だからか! 俺の使用可能魔法が多いのは。さっきシャールの持ってた魔書を眺めてたから!

 じゃあ、希少能力(レアスキル)とか、超能力(エクストラスキル)とかっていつ獲得したんだ? こんなスキル見た覚えないぞ?


『それらは、標準魔法の取得時に同時に獲得が出来ます。例えば、希少能力(レアスキル)の火炎魔法無効は火系、火炎系魔法の全取得で獲得出来ます。因みに伝説能力(レジェンドスキル)空間移動(テレポート)は、超能力(エクストラスキル)電気操作(エレキネシス)念力動作(サイコキネシス)の同時取得で獲得出来るスキルです』

 

 エグいな。でもこんなにスキルを獲得しているのに、言語発生(ヴォーチェ)は獲得してないんだな。

 早く喋れるようになりたいんだけど。


「きゃああ!」


 !? どうしたシャール。

 いつの間にか、スライムたちがシャールとマイを取り囲んでいた。一体スライムは何体いるんだよ。

 でもまぁ、ちょうどいい実験台か。今獲得した魔法でも使ってやるか。

 って、可能かな?


『可能ではあります。しかし、ここは村の中心ですから、広範囲に及ぶ魔法は避けられたほうがよろしいかと』


 りょーかい。

 じゃあ、無難に火球(ファイアボール)でもいってみるか。


 《火球(ファイアボール)


 ボッ!!

 目の前にいたスライムに小さな火の玉がぶつかる。

 すげぇ。

 じゃあ今度は、


「つるぎくん?」


 シャールが俺を見る。


「今の火の玉……つるぎくんから出てた気がした……」


 大正解。けど、バレちゃ面倒だなー。


「つるぎくんってまさか……」


 シャールが俺の剣身を見つめる。


「魔…………いや、そんなわけないか」


 えぇー!! そこまで言いかけておいてなぜやめる! 気になるじゃないか!


『……魔精返上(ませいへんじょう)。魔王や、魔族であった者の魂が物に宿り、その物が意志を持つことを指します。おそらく、これを言おうといたのだと推測されます。』


 魔精返上ねぇ……。

 俺も転生してるんだし、似たようなもんじゃね……?


 

 第4話に続く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ