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01 行き遅れの令嬢

過激な表現はないと思いますが、念のためR-15設定をさせていただいております。



 昔々、地上には妖精の王様と人間の王様がおりました。

 とても凶暴な魔族や魔物と戦って生き残るためには、妖精は人間と、人間は妖精と手を取り合って闘うしかありませんでした。

 妖精が人間に力を貸すおかげで人間には魔法が使えるようになり、簡単には魔物が人間の住む場所には来なくなりました。


 妖精に深く感謝した人間達は、サーチャというお菓子を作り、友好の証に妖精達に振る舞い感謝を伝えたそうです。


 ずっとずっと昔のお話






 パタン、と可愛らしいイラストが描かれた絵本を閉じる。


 絵本に描かれているイラストには森に囲まれたお城の前で、それはそれは美しく描かれた妖精の男性と、王冠を被った王様がぎゅっと手と手を握り合い、握手を交わしている。



 簡単な単語と、短い文章。

 わかりやすい内容で昔話を綴っているこの本はいわばこの世界の絵本なのだろう。



 お城に妖精に王様に、なんて、実にファンタジー要素満載の内容に親近感も現実味も感じないのは、私が日本人だったからだろう。



 そう。私は日本人『だった』



 絵本を本棚に戻し、鏡台に向き直る。


 そこに映っているのは日本人だったころの私とほとんど変わらない顔。

 唯一違うのは肌の色程度だろうか。両親が透けるような白い肌を持っていたおかげで見事に私もそれを引き継いでいた。

 自分の父や、兄弟たちは日本にいた頃に読んだファンタジー小説に出てくるような、高い鼻に彫りの深い顔立ち。

 私といえば、先ほども言ったようにザ、日本人といった顔立ちなのだ。

 

 ふと時間を確認するともう出発しなければいけない時間だった。


 今夜は、この国の第二王子のジル王子殿下が18歳をお迎えになる大事な年ということで、まだ婚約者をお決めになっていない王子殿下の希望で、滅多にないことだが国中の未婚かつ婚約者がいない男女にパーティーの招待状が届いたのだ。


 この国の常識は15歳で婚約者を決め、16、17で結婚するというのが女性の一般的な感覚である。


 貴族ならなおのこと、幼いうちから婚約者の予約が始まり、埋まっていく。


 平民であるなら商いや親のために結婚を決め早くに婚姻を結んだりもする。


 男性も同様におおよそ家による縁談などで17には婚約者を据える者が多い。


 18歳以上の婚約者もいない貴族の男性はよほど変わり者か、勤勉なものか、危ない仕事をしている者くらいだろう。この第二王子殿下も随分と変わり者なのだろう。一般的と言われているこの結婚観は男女共に認識は一緒のはずである。


 そんな常識の中、私の元にも招待状は届いた。


 今年で20歳を迎える私は行き遅れも行き遅れ。


 日本人の感覚では20歳でも十分に早いと思うのだが、いかんせんここは別世界。私に残されている評価といえば、行き遅れのおばさんだ。


 鏡に映った自分は、薄紅色のロングドレス。年齢的に流石にプリンセスラインのような少女感あるものは避け、シンプルなスレンダーラインのロングドレス。


 色も落ち着いたものを選んだ。シスコン気味の兄2人と、父が選んだものである。


 裾をつまむと、ふわりと何重にも重なり合った上質な生地が宙に舞う。


 ちょろりと踊り出た髪を拾い上げ、耳にかける。


 しゃなりと揺れる耳飾りは、ふるりと揺れ、光った。


 編み上げられた髪と、ささやかながらも華やかな化粧。年増であろうとも、前世に体験しようもなかった出来事に、ほんの少しだけ、心は躍るのだ。



「お嬢様」


 コンコンと控えめにノックされたドアが、開く。

 執事のルノワールが、ひょこっと顔を覗かせる。


「返事をする前に開けるものではないわ」


「まぁまぁ。さてお嬢様。ご準備はお済みですか?」


「ええ。まぁ。でも少し......憂鬱だわ」


「? どうしてです?」


 ルノワールは、その端正な顔を歪ませて首を傾げている。ぐんと高い背が憎らしい。


 彼が近づけば近づくほど首が痛い。


 本当にわからないというように口はへの字に曲がっている。


「だって…いくら未婚の男女が出席するようにと言われていても、こんな年増が王族のパーティーに出るなんて、きっと厚かましいと思われるわ」


「うーん。お嬢様は卑屈になりすぎですよ。しっかりとお嬢様のお名前で招待状が届いているので間違いはないのですよ。僕も一緒に参りますし、いざとなれば壁の花でも構わないと旦那様も仰っていたではありませんか。」


「そうだけれども」


「お城のお料理ってとっても美味だと聞き及んだことがございます。お食事をなされる際はお付き合い致しますよ!」


「それが本音ね?」


「僕の楽しみなんてそんなものです!」


「いやちゃんと御世話してね!?」







「着きましたよ」

「ここが…」


 馬車を降り、ルノワールに手を引かれ一歩を踏み出した。

 大きな門を抜けたところで、長く大きな階段がそびえ立っている。


 その奥にはお城を警備している騎士達が、さらにその先の奥にそびえる扉を守っている。


「ティナ・ベルモンド嬢ですね。どうぞ中へ」


 私の名前を呼ばれ、覚悟を決めて一歩一歩中へ入る。目の前に広がる多くの着飾った人々や見たことものないほどの豪華な内装にゴクリと生唾を飲み込んだ。


「お嬢様、はい。はいはい。あんよが上手。お料理コーナーまであと少しですよ、あいたっ」


 どうにも今回私の付き添いもといパートナー兼お守りとしてついて来たこのルノワールの頭は食べ物のことでいっぱいらしい。エスコートの際に添えられた手を思い切りつねってやった。


「ひどいです」


「貴方はいつも食べ物ばかりね」


「いやぁ、あはは」



 手を引かれるままに、沢山の人で賑わう人々の中に入っていく。

 耳をすませば、あちらこちらで、楽しそうな声が聞こえてくる。皆それぞれが思い思いのパーティーを想像していたに違いない。まさに思い描いた通りの物が目の前に広がっていたのだろう。

 声をたどり、表情を見れば、誰もがキラキラと輝いた表情を浮かべている。


 その中で、コソコソと話す声が聞こえた。

 

「まぁ、あの方はベルモンド家の」

「なんでも頭のほうが…」

「奇妙な色の髪…」

「何故ここへ…まさか王家との婚姻を狙って?嫌だわ。あんな年増」

「ちょっと、聞こえますわよ」

「本当の事ですのよ。聞こえるくらいでちょうど良いですわ」

「まぁ」


 クスクスと嘲笑うような声に、つい俯いてしまった。

 恥ずかしくて噴火してしまいそう。顔も頭も熱で蕩けてしまいそうだ。


「大丈夫ですか?お嬢様」

 心配そうに尋ねてくるルノワールは、そういうと、そっと高い背ですっぽりと私を隠し、彼女達の悪意から遠ざけてくれた。


 やはり行き先は、料理の用意されているテーブルの方だったが、そこには未来の有望な旦那様を探す少女達の姿はなくほっとした。


 「ありがとう」と返すとルノワールは整った顔を蕩けさせた。この執事は随分と私に甘いのだ。



「こちらをどうぞレディー」

 するりと人混みを掻き分け、スマートに近寄ってきたのは給仕の男性だった。

 気安くウインクを飛ばす給仕に、肩の力が抜けたのがわかった。

 悪意ある言葉を聞いたのだろう。実に気の回る使用人だ。さすがは王家の使用人。


 彼から受け取った薄いピンクのシャンパンは、よく冷やされていて、炭酸がプカリと浮いてきてはパチンパチンと弾けていい香りが鼻先までやってきた。


 私は世間知らずだ。それはわかる。頷ける。間違いなく、まごう事なき事実だ。


 私がこの国の常識を知ったのはそんなに昔ではないし、この国の言葉を理解したのも実は結構最近なのだ。


 ゆえに噂されている。



 私は「頭のゆるい可哀想な子」「恥晒し」その通りだった。





 ベルモンド家の恥晒し


 それが世間から与えられた私の名前。不名誉な二つ名である。

 事の始まりは、私がこの世界に生まれ落ちた20年前。名誉ある騎士の家系に、母親の命と引き換えに生まれた私は、悪魔のような見た目だと怖がられた。


 日本人ならば、なんてことない普通の黒い髪と瞳はこの世界では珍しく、不吉だと言われているらしい。


 母の命を奪っただけでも悪魔だというのに、黒目黒髪。

 しかも私が生を受けたこのベルモンド家は代々赤毛に赤い瞳。二人いる兄も赤毛に赤い瞳だ。


 それだけでも酷いというのに、私は待てど暮らせど言葉を覚えられなかった。


 簡単な呼びかけも、簡単な絵本も。全てが難しく、何もわからなかった。


 というのも、全ての原因は私が転生者で、物心がつく頃には生前の日本の記憶を持っていたのが最大の原因だったと思う。


 

 喃語や簡単な単語を話していた時期もあったというが、記憶が蘇って自分が日本人だったという意識が芽生えた瞬間に全くわからなくなったのだ。



 人間の噂というのは恐ろしいもので、瞬く間に「悪魔の子」から頭の弱い子と話は上書きされ妖精に見放された可哀想な子、と扱いは変わっていった。


 この時点で私はいまいち状況が飲み込めずに居たが、使用人や家へ訪れる客人から奇妙な目で見られている自覚はあった。



 何せ言葉も文字も通じない幼い子どもが、静かに、状況を見て身を潜めるのだ。

 その姿は誰から見ようとも実に奇妙に映ったことだろうと思う。



 マスターした言葉と言えば、お父様、サラドールお兄様、ジャンドールお兄様、食べ物の名前を復唱するくらいのものだった。

 

 それもしっかり伝わっているかは定かではない。

 母も不在、父や兄たちは仕事に学校。

 この時私は5歳。

 誰かが何かを教えていくには、とても難しい状況だ。


 父、30歳

 兄、12歳

 兄2、10歳


「・・・・」


 三人はいつでも私を見下ろし困惑した表情を浮かべていた。無理もない。

 


 だが私にはその表情の真意を図ることはできない。



「hjhgfdjshfjほあdfhぁ」

「gひgひおうぃbひhs」


 言葉もこの通り。さっぱりでござる。


 お父様は大きな鍛え上げられた身体を縮ませ、落胆している様子だ。オールバックの髪に鋭い吊り目。

 整った顔立ちで、少し幼く見られそうな見た目をしている。

 

 しかし眉間にくっきりついたシワはもう伸ばしようが無いレベルだ。

 30歳といえば私の世界ではまだまだ若く、結婚もしていない人が多いというのに。子育てで多大なる迷惑をかけてしまっている。


 そっと私を抱き上げてくれた長男のサラドールお兄様は母親似なのか、お父様とは正反対の優しいお顔で、垂れ目がちな目を困ったように細めて何か話しかけてくれている。


 申し訳ない。わからない。


 私に対して慰めてくれているのか、憐れまれているのか。はたまた捨てる算段でもつけているのか。この世界ではどうかわからないが、そう言った話は少なくは無いだろう。


「bでぇうwl!なlhshすsっjbdkqっlsっbdkw!」


 そんな様子をじっと見ていた次男のジャンドールお兄様は、やはり困ったような顔をした後、ニッカリ笑って何やら喋った後頭を撫でてくれた。きっと何か慰めの言葉を父に送ったのかもしれない。しかしどうにも頭を撫でる手は温かくやさしい。


 そこから数年、危惧していた捨てられる、と言ったこともなく。まだこの家の子供だった。

 しかし努力はしてみたが、やはり日本語が邪魔をしてなかなかうまく単語が入ってこなかった。

 いかんせん何を言っているのかがわからないのだ。一方通行の会話悲しすぎる。


 しかしそんな私に転機が訪れたのである。

 それは10歳の夏のことだった。


 その時誘われるように迷い込んだ森で出会った神様のような人たちによって、言葉を手に入れたのだ。見返りを未だに要求され続けているが、神様なので喜んで奉納させていただいている。


 後から知ったのだが、その森は国が管理している場所なので、入ったと知れたら打首、国外追放、などなどいろんなことが予想されるので、永遠に黙っていようと思う。


 きっと森で会ったあの2人は森の神様なんだと思う。

 気軽に目の前に現れるので、うっかり忘れそうになるがきっとそうなのだ。


 神様に感謝した。

 あの夏のことは一生忘れない。

 神様って、いるんだなぁ。


 ともあれ、私は家族との意思疎通が可能になったのが10歳。

 10歳でようやく家族の正しい名前や、この世界の常識、おとぎ話、宗教、貴族社会、仕事、マナーや種族を少しずつ知っていった。

 この時新しく雇われたのが、ルノワール。


 かなりの時間を一緒に過ごしているが、彼は私の神様の存在を知らない。


 私の神様は神出鬼没なのである。

 気軽に訪れると言ったが、それがいつでも玄関からとは限らないのだ。


 私が、このようにコソコソと辱めを受ける理由は、10歳まで外との交流すらまともに無い事。見た目の違い。世間知らず。これが原因だった。


 家族は突然とはいえ、奇跡のように言葉を理解し始めた事を喜んでくれた。

 だけど、それが森で起こった事、人ならざるものに出会った事。

 10歳で全くものを知らない状態な事。

 全てを加味した上で、適正な年齢でのデビュタントをする事無く、無理な婚約は避け、ベルモンド家で伸び伸びと生活する事を許されたのだ。


 私としては万々歳。

 マナーや礼儀、常識は身につけたものの、突如現れたベルモンド家の令嬢というのはなんともあれやこれや好き勝手に尾ひれの着いた状態で噂され、今日を迎えたのである。




 この国の第二王子のジル様がお姿を現したのは、しばらく経ってからだった。


 この頃にはルノワールのお腹は十分に満たされたのか、この見た目にも鮮やかな料理の数々をお屋敷で作ってもらえないものかと、そこらじゅうの料理や菓子を物色し、熱心に給仕や料理人に声をかけては何やらメモをしているようだった。


 その細い腹のどこに収納されていくのか不思議で仕方がない。私が許しているとはいえ、主人を差し置き食事を楽しんでいる従者はこいつくらいなものだ。


 ジル王子がどんなお方なのか、かすかな興味は湧いたが、姿を現したと同時に一気に御令嬢が押し寄せほんの少しも見えはしない。


「おやまぁ。お嬢様はご挨拶に伺わなくてもよろしいのですか?」


「何を言ってるのよ。いいわよ。あの中に突撃していく元気も勇気もお行儀もないし」


「そうでしょうか?お嬢様はこの10年で随分と博識になられましたよ。このルノワールは本当に驚いています。あの赤子のようだったお嬢様が立派なレディになられて私は鼻が高いです」


 ルノワールは元々高い背をピッと伸ばして誇らしそうにしている。


 何を隠そう、彼は私のお世話係兼、必要な教養を全て引き受けてくれた先生なのである。5歳ほどしか離れていないというのに、随分と頭の良い執事だった。すこし抜けているところはあるが、何故彼が我が家に留まってくれているのかはとんと不明だ。もっと出世の道はあっただろうに。


「貴方の教えがとても良かったのね」そう伝えれば、ルノワールは嬉しそうにポッと頬を染めた。きっとこの場の多くの少女たちがこの青年に心打たれている事だろう。


「ときにお嬢様。旦那様、サラドール様、ジャンドール様から今宵は顔を出したら帰ってもいいと仰せつかっておりますよ」


「なんて?じゃあもう帰って良いじゃないの!もう少し早く言いなさい」


「いやぁ、ここの料理は絶品なもので。時を忘れて夢中に...うっかり伝え損ねておりました」


「貴方さては忘れていたのね?」


 この執事。実に自分の欲望に正直である。


「あ、お嬢様、ジル第二王子がご挨拶なされるようですよ」

「え?」


 早く帰ろうと、外への扉へと一歩踏み出した時、大きな拍手が起こった。


 振り返ると、随分と遠いが、広いホールを見渡すように作られた王族用の壇上にジル第二王子が居た。


「私の我儘で皆の時間をもらっている。是非楽しんで行ってほしい」


 随分と簡単な言葉であったが、ロマンス溢れるこのパーティの主催があの甘いマスクを持つ王子であることが王子の口から直接放たれたのだ。少女達が浮き足立ち、歓声があがる。それもまた必然な事だった。


 この王子の言葉を皮切りに、あっという間に、ホールは人でいっぱいになり、あちらこちらで婚活パーティーのような雰囲気に早変わりだ。もちろんジル第二王子も挨拶に回っているようである。その周りにはシンデレラストーリーよろしく王子様とのロマンス狙いの御令嬢が脇を固めているようだった。本気で狙っている令嬢もいれば、目の前で歌劇のようなロマンスが繰り広げられるのを観劇しようという魂胆を持つ御令嬢もいるようだ。

 つまりは私やルノワールのような。


「さぁ、ジル第二王子もあれではなかなか隅々までご挨拶なされることはないでしょう。私たちは帰りましょうか」


「はいお嬢様」



 こんな場所に来られる機会ももうそうそうないだろうと、ゆっくり、ぐるりと大きな舞踏ホールを見渡した。

 大きなシャンデリアはピカピカと眩しいほど輝いているし、天井はものすごく高い。


 床は大理石なのか、歩くたびにコツンコツンと小気味の良い音が鳴る。家のため、自分のためにより良い出会いを求め集まった男性も女性も、皆幼いながら素晴らしいドレスやスーツを身に纏っていて圧巻だ。それはもう絵画のような圧倒的な美しさにくらりときたところで、ようやくホールの外へ出ることにした。


 お手をどうぞ、と差し出されたルノワールのエスコートを受けるため、手を差し出した。

 

 空に浮いた手が、ルノワールの手に着地する瞬間、ガシッと掴まれた。


「え?」

「は?」




 突然起こった出来事に、反応出来ず、私の手をがっしりと掴んでいる腕を恐る恐る辿っていくとそこにあったのは、銀の瞳に銀の髪を持つ、とんでもない美男子。




 この国で知らない人はいないくらいとても有名な『冷徹の貴公子』その人だった。








数ある小説の中から、この小説を読んでくださりありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
転生者だから、言葉が通じない。 意外とあまり見なかった設定ですね。 普通の作品は、言語の問題は簡単に済ませますからね。 二十歳でおばさん扱いも昔の貴族社会では、 ごく普通ですし、世界観や設定もしっかり…
[良い点] 序盤の経緯が分かりやすく、言葉が通じないということがどれだけストレス、負担になるか明確にイメージが湧きました。 [一言] 無理のないように頑張ってください。
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