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終わりの始まり
今までの自分を全て否定されたような気分だった。
何がしたいか分からなくて、人の人生を生きることにした。
幸いなことに好きな人はいたため、好きな人と同じ人生を歩むことにした。
「将来の夢は?」
と聞かれた時は、とりあえず、好きな人と同じ職業を答えていた。
「サッカー選手」
などと答えていた時期は怪訝そうな顔をされていたが
私は特に気にしていなかった。
なぜなら、私のなりたいものは絶対になれないものなのだから。
それから、しばらくして私は部屋に引きこもった。
学校にも行かず、しばらく家にこもっている。