人間と魔物の王
そこは人間と魔物が争っているとある戦さ場。無数の魔物と人間が互いの獲物で血を流しあっていた。
そんな中1人の人間が目に見える距離、だが武器を振るうには少し遠い場所にいる魔物目がけて自身の獲物を突き立てる。
多くの魔物と人が入り乱れるその場所であってもその2人の一瞬の攻防は周囲一面の気を引くには十分な迫力があった。
獲物を突き立てられた魔物はうまく攻撃を流しきるも大きく後ずさりを強いられた。後に名だたる魔物達の中から頭角を現し、王と讃えられるまでになるまだ名のない魔物はその一撃を浴びせた人間を注意深く見やる。