僕の想い
※少しBL要素が含まれています
「悪い…情けねぇとこ見せちまった…」
「ストラさんが情けないなんて思ってないよ?」
「・・・ありがとう」
そう言ってストらさんは笑った。とても優しい笑顔で
「それに、僕はストラさんの色結構好きだよ?きれいな色してるし、かっこいいストラさんに似合ってるよ!」
「お世辞でもうれしーぜ。今までそういってくれるやつはいなかったからな」
「お世辞なんかじゃない!」
いきなり大声を上げたためストラさんは驚いていた。
僕もここまで声が大きくなるとは思ってなかったけど、そのまま言った
「ストラさんは本当にきれいでかっこいいんだよ!誰が何と言おうとも!突然変異とか関係ない!それにストラさんは僕に幸せな時間をくれた。僕はとてもうれしかったんだよ?元の世界では僕も一人だった。誰かと一緒にご飯を食べるのも久しぶりだった。とても楽しかった。幸せだった。こんな幸せな時間をくれたストラさんを僕は災いの元だなんて絶対に思わない!」
僕は思っていたことを吐き出した。
ストラさんはそれをしっかりと僕の顔を見て聞いてくれた。
そしてもう一つ、
「僕はストラさんに旅についてきてほしいんだ」
「俺に?」
「そう、ストラさんに」
「俺は忌み子だぞ?」
ストラさんは忌み子なんかじゃない
「災いの元だぞ?」
勝手にそう思われてるだけ
「お前も変な目で見られるんだぞ?」
そんなの気にしない
「なん…でだよ。なんで気にしないんだよ!」
なんでって、それは簡単だよ
「ストラさんのことが好きだから」
「俺のことが…好き…?」
「うん!優しくて見ず知らずの僕にご飯を食べさせてくれた。つらいはずなのに過去のことを話してくれた。自分は盗賊で僕を襲おうとしてるって正直に言ってくれた。そして今も、僕のことを心配してくれてる。それがとってもうれしい。気づいた時には僕はストラさんのことが好きになってた」
早計と言われるかもしれない。嫌われるかもしれない。それでも言いたかった。
「もう一度言います!僕はストラさんのことが好き!そしてこれからもずっと一緒にいたい!一緒に来てくれますか?」
ストラさんはしばらく俯いたまま何もしゃべらなかった
しばらくの静寂を経てストラさんはゆっくり口を開いた
「・・・俺は」
果たしてストラの答えとは!?