ずるいと思います!
2週間ぶりです!
投稿できなくてごめんなさい!
(ストラ)「本当に一瞬で帰ってきちまったな…」
帰りは転移扉で帰ってきた
いやー作ってよかった
(ディラー)「おかえりなさい。お会いになれましたか?」
すぐにディラーさんが出迎えてくれた
(モク)「うん、でも同じ日本からの迷い人だったけどクラスメートじゃなかったよ」
(ディラー)「それは残念でございますが、そのお顔を見ると残念なことだけではなかったようですね」
(モク)「うん。他のクラスメートの場所がわかったんだ!3人だけだけどね」
(ディラー)「それはようございました!すぐに向かうのですか?」
(コーヤ)「俺たちは梨桜たちが大丈夫なら明日にでも行こうと考えています。この後話し合うつもりです」
(ディラー)「おや、コーヤさんたちは別行動なのですか?」
(モク)「詳しいことはご飯の時に話すよ。みんなに話すことでもあるから」
(ディラー)「かしこまりました。お風呂が沸いておりますので入れますよ」
やった!
お風呂だお風呂だ!
あっと…忘れるところだった
(モク)「ディラーさん、ウェルファさんにご飯1人分追加って言っておいてくれる?」
(ディラー)「かしこまりました。彼の分ですね?」
(モク)「うん。あの子の事も一緒に話すから」
ディラーさんに頼んだし、僕もお風呂に行こう
1か月ぶりの我が家のお風呂
ストラに凭れ掛かりながら入る風呂はやはり最高である
宿にもお風呂合ったんだけど狭いのなんので一緒に入れなかったんだよね
あがるともうすでに食事の用意ができていた
(モク)「食べる前に紹介するね。この子はヴァウ君。訳あってうちで預かることになりました。さ、自己紹介して」
(ヴァウ)「ヴァウです。よろしくお願いします」
やっぱり緊張しているなぁ
慣れるまでは仕方ないよね
(モク)「じゃあパル君から反時計回りに自己紹介よろしく!」
(パルル)「はーい!僕パルル!よろしくね!」
(ウェルファ)「私はウェルファです。この家でメイド長を務めています。何か困ったことがあったら言ってね?」
(リック)「俺はリック。よろしくな!」
(リオ)「私はリオ・ヤカラです。よろしくお願いします!」
(カオリ)「私はカオリ!よろしく!」
(フィリア)「フィ、フィリアって言いますです!よろしくお願いしますです!」
(レウラムス)「落ち着けって。俺はレウラムス。よろしく!」
(ディラー)「私はディラーと申します。この家の執事です。困ったことがあればウェルファ同様申し付けてくださいね」
これで全員だね
僕らはもういいでしょ
みんなお腹空いてるだろうしたべよっか!
鮫川君たちは食べながら打ち合わせをして明日出発すると決めたようだ
早い方がいいだろうって
僕らも3日したら出発する予定
なんで3日あけるのか?
ヴァウ君に戦闘技術を身に着けてもらうためです
ストラが「3日でとりあえずのことを覚えさせる」って
ヴァウ君…死ぬなよ…
そして3日たち出発する日になった
漫画みたいに3日間の修行で筋肉ムキムキ~みたいなことはなかった
あっても怖いんだけどね
みんなにもこの町にもかなり慣れたようでよかった
(ストラ)「うっし。じゃあ行くか!」
(モク・リック・パルル・バク)「「「「おー!」」」」
今回はいつものパーティー+爆君です
ヴァウ君はお留守番です
さすがに連れていけません
そしてずっと思ってたことがあります
爆君の魔法はずるいと思います
何がずるいってその辺に落ちている木の枝が魔剣になるんだもん
すぐに折れるけどあれはずるい
そして何よりあの爆弾が強い
容量的に小石ほどの大きさでも魔物一匹倒せる威力らしい
チートにもほどがある
港町に着くまでは大きな事件もなく1週間ほどで行けた
しかし事件は起きた
(モク)「船が出ないってどういうことですか?」
「海に巨大な魔物が出て船を襲うんだよ。だから魔物が倒されるかどっか行くまで船は出ねぇよ」
マジか
どんな魔物か聞くとまあよくある奴ですよ
クラーケン
巨大なイカである
タコだっけ?
イカだよね?
まあそれが船を襲ってるんだそう
どうしよう、船がないと別大陸いけないよ
(ストラ)「ギルドに依頼は?」
「したんだが海の上での戦闘なんて誰もやりたがらねぇ。鳥人族の奴らも人数がすくねぇっつうんで行けねぇみてぇだしな」
船の上だとやりづらいだろうし僕もやりたいとは思わないかな
(ストラ)「モク、ギルドに行くぞ」
え、受けるの?
船上での戦闘なんてやったことないよ?
(ストラ)「とりあえず他の鳥人族が何人でどんな奴がいるのか見に行く」
おっちゃんにギルドの場所を聞きギルドに向かった
ギルドに入ると鳩っぽい獣人さんとメジロっぽい獣人さんがクエストボードの前に立っていた
そしてストラを見てこちらに歩み寄ってきた
「そこの君、クラーケン討伐に参加してはくれないだろうか」
「ほかにも10人ほどいて後1人欲しいと思ってたんだ。頼めないか?」
そしてそう言ってきた
(ストラ)「…悪いな。連れがいるんだ。他をあたってくれ」
「…そうか、すまなかった。気が変わったら言ってくれ。明日の正午まで募集している」
そう言ってまたクエストボードの前に行った
にしてもなんで断ったんだろう?
(モク)「なんで断ったの?」
(ストラ)「あいつらの他にも10人ほどいるって言ってただろ?ありゃ嘘だからだ」
嘘?
(モク)「どうして嘘ってわかるの?」
(ストラ)「いろいろと理由はあるが一番は翼だな。鳥人族は嘘をつくと大体の奴が翼の羽と羽の間が開くんだよ。あいつらはかなりうまく隠してたがな」
へぇ~
全然わからなかった
鳥人族にしかわからないようなことなのかもしれない
(ストラ)「しっかしどうすっかな。嘘をつくような奴らと一緒に行きたくはねぇし、かといって船で行くわけにもいかねぇし」
最悪船で行くしかないけどね
何かないかな…
(バク)「ふ…フフフ…フハハハハハ!ついに俺の出番だな!」
おっと、このまっどなサイエンティストっぽい登場をしたってことはまた何か作ったな?
(バク)「これを見よ!」
そう言って爆君がインベントリから取り出したのは
(ストラ)「なんだ、俺の抜け羽じゃねぇか。捨てろ捨てろそんなもん!」
そう
ストラの羽だ
それも抜けたやつ
ちなみに僕も持っている
お守り代わりにね
(バク)「チッチッチ!これはただの抜け羽じゃないんだよ。これを持って魔力を流すと!」
(モク)「え、ええええええええええええええ!?」
爆君の背中から翼が生えてきた
羽の色がストラのと違って黄色だ
(モク)「ば、バク君…それって」
(バク)「誰でも翼を生やし空を飛べる魔道具だ!名前は《魔翼》!すげぇだろ!」
これはやばいでしょ
船いらないじゃん
やっぱり爆君の魔法はずるい!




