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もらった魔法は消費MP0(ゼロ)!?  作者: 七面鳥の丸焼き
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命名と依頼

感想ありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!

『…なあ、ワイの聞き間違いかな?今トラさんって言った?』

(モク)「え、うん。トラ模様だからトラさん」

『安直すぎるわー!トラ柄やからってトラさんはないわ。ネーミングセンスなさすぎるでホンマ!…そういやあんさん他にも契約しとるのおったよな?そいつらの名前はなんなんや?』

(モク)「八咫烏のクロロでしょ、白兎神の白陽に送り狼のルプスだよ」


みんなの名前を教えるとわなわなと震えだした


『な…何でワイだけこんな名前やねーん!納得いかへん!ルプスはええわ。ワイみたいに見た目そのまんまの意味やし』


トラさんってラテン語できるんだ…

ていうか今何気にルプスのことディスったよね?


『クロロと白陽はずるいわ!特に白陽!かっこよすぎるやろ!ワイトラさんやで!?名前にさんやで!?しかも種族変わってんねんで!!?』

(モク)「いいじゃんトラさん。十分かっこいい名前だよ?ね、みんな?」


同意を求めようと振り返るとパル君以外肩を震わせていた

パル君は「かっこいい~!」と言いながら尻尾を左右に振ってちょっと興奮気味だった


(ストラ)「フッ…い、いいんじゃねぇか?…くくっ…トラさん」


ストラってあんな笑い方もするんだ


(コーヤ)「あぁ…ひひっ、俺もいいと…おも…うブフ!」


笑い方危ない人だよ…

顔がいいからさらに危険だよ…


(リオ)「ふふ…かわいくもありますしね!」


八鴉さんも笑ってたよね?必死に堪えてるけどプルプルしてるよ?


(シュウ)「トラさん…ぷっ!…トラ柄でトラさん…クク」


おいちょっとまて

それは僕のことを笑っているぞ?


(カオリ)「アハハハハハハハ!トラさん!アハハハハハ!」


ちょ、この人爆笑なんですけど!!?


そんなに酷いかな…僕のネーミングセンス


『ほら見てみい!ワイ呼ばれるたびにあんな笑われんねんで!?』

(モク)「それが売りでしょ?」

『そうそう、ワイはボケてツッコめて魔物と戦える猫又ちゃんやから召喚されただけで笑いが起きんねんってちゃうわー!起きてたまるかー!ワイ別に芸人目指してないねん!』


この世界芸人いるんだ…


(モク)「それはともかくとして名前の件に関しては僕はもうどうもできないよ?名前確定しちゃったみたいだから」

『な、なんやってー!?…ホンマや、ワイの名前トラさんになっとる…嘘やん…』


とうとう膝をついて落ち込んじゃった

うわ、すごいどんよりしてる

そんなに嫌かな?

トラさんって名前


(マーリス)「あの~、お話に戻ってもいいかしら?」


ごめんなさい!盛大な茶番に付き合わせちゃいました!


(モク)「はい!戻っていただいて大丈夫です!ごめんなさい!」

(マーリス)「えっと、その子がデュラハンを倒したのよね?どうやって倒したのか教えてもらいたいのだけど大丈夫かしら?」


トラさんはゆっくりと立ち上がりストラの膝の上に座った

…今回は見逃してあげよう


『倒し方言われてもな~、魔力込めた爪で引っ掻いただけやしな…』

(マーリス)「…ちょっと待ってね、魔力を込めた爪?あなた魔爪が使えるの?」

『ん?せやで?』


魔爪?


(モク)「マーリスさん、魔爪ってなんですか?」

(マーリス)「あなたの召喚獣なのよね?」

(モク)「デュラハン戦で召喚したのでトラさんのこと全然知らないんですよ」


…誰だ今笑ったの!


(マーリス)「あら、そうだったの。本当によく生きてたわよね…普通そんなところで召喚してたら途中で殺されてるわよ?ま、その話はいいわ、魔爪についてよね?魔爪というのはさっきその子が言ったように魔力を込めた爪のことを言うの。魔爪は魔力を込めれば込めるほど切れ味が上がるものなの。でもかなり魔力操作が難しくってできる人なんて全然いない。私も初めて会ったわ」

(モク)「そんなすごいの使ってたんだ!?」

『せやで~。すごいやろ?やから名前を~』


まだ言ってるのか

もう確定したんだからあきらめなさいよ…


(マーリス)「あなたたちランクいくつだっけ?」

(モク)「え?Bですけど…?」

(マーリス)「ちょっと頼みたいことあるんだけどいいかしら?」


頼みたいこと?なんだろ


(ストラ)「ダンジョンを踏破してくれ、だろ?」

(マーリス)「あら、よくわかったわね!そうよ、あなたたちには今行っていたダンジョンを踏破してもらいたいの」

(モク)「ストラよくわかったね?」

(ストラ)「簡単だ。レベル140近い魔物に勝てなくとも負けないような実力があり、尚且つその魔物を圧倒できる召喚獣がいるんだからな」


なるほど

確かにそれは頼むね


(ストラ)「で?見返りはなんだ?死地に送り込むんだ。それ相応のものを用意できるんだろうな?」

(マーリス)「まずあなたたちのランクを試験なしにAにしてあげる。それとうちのギルドにある魔道具をいくつか報酬として出す。これでどう?」

(ストラ)「俺たちのレベルは最高38だぞ?そんな奴らを138の出たダンジョンに送り込んでそれだけか?」

(マーリス)「あなたたちほんと~によく生きて帰ってこれたわね。うちのギルドからはこれぐらいしか出せないわね。ま、ダンジョン踏破したら国王にも報告するからそっちで何かもらえるでしょ!」


そんな軽く言っちゃっていいんですかね…?

でもこのまま放っておくってのも何かありそうで怖いし、レベル上げもしたいし


(ストラ)「モク、どうする?俺はいくら報酬を積まれようが受けるべきではないと言っておく。これはランクだけでいえばA、いやSの依頼だ。デュラハン戦でも下手をすれば俺たちは全滅していた。デュラハンよりもさらに強いやつが出てくるかもしれない。そんなところにもう一度行こうとしている。俺は家族をみすみす殺すようなことはしたくねぇ」

(マーリス)「あら、別にすぐ行けなんて一言も言ってないわよ?私はダンジョンが踏破されればいつでもいいわ。あなたたちが十分強くなったと思えるタイミングで行ってちょうだい」

(モク)「…考えさせてください。みんなで話し合って決めます」

(マーリス)「そうね、それがいいわ。話は以上よ」


マーリスさんとミルナさんに挨拶をしてギルドを後にして家に帰った

家に着き受けるかどうか話し合いをした

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