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もらった魔法は消費MP0(ゼロ)!?  作者: 七面鳥の丸焼き
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お金がない

「全員集合!」


僕の掛け声にみんなやっていることを止めてリビングに集まった


「由々しき事態です」

「いったい何があったんだ?」


みんなが僕の方に顔を向け真剣な顔をする

・・・訂正

若干一名を除いて僕の方に真剣な顔を向けた


「実は。お金がもうすぐ底を突きそうです」

「我々のせいですよね…」


ディラーさんがシュン…とした様子で言った


「あぁ、違う違う!デラーさんたちせいじゃないから!」

「金ならギルドの依頼を受ければいいじゃねぇか」

「もちろん受けるよ?でも依頼だけだと心許ないんだよね。でも、そこら辺の魔物から剥ぎ取った素材をは高く売れない。では、どうするか」

「…どうするんだ?」


みんなの頭の上に?が浮かんでいる


「ランクAの依頼受けてみない?」

「…マジで言ってんのか?」

「僕はマジで言っているよ?でも今の強さだと達成できるか不安だから修行してからって考えてるんだけど、どう?」

「修行すんのは賛成だがランクAだろ?リックはともかくパルにはまだ無理だろ!」

「ゴブリンオークのときだって活躍してたじゃん!」

「あんなのと一緒にしたらだめだ!ランクAの依頼にはゴブリンオーク以上のバケモノを倒せとかあるんだぞ!」

「だからそのために修行するって言ってるじゃん!」

「そんな簡単なことじゃねぇだろ!」

「なら、俺たちも一緒にやってやるよ」


ストラと言い合っていると扉の方から聞きなれた声がした

振り返ってみるとそこには鮫川君率いる勇者組がいた


「俺たちも一緒にやる。俺たちも少しは強くなったし、その修行にも参加すればもっと強くなれんだろ?パル坊を守るのは俺らが引き受ける。どうだ?」

「それだとお前らに利益がねぇぞ?」

「利益なら強くなれることで十分だ」


鮫川君がそういうと他3人もうなずいた


♢ ♦ ♢ ♦ ♢


名前:鮫川 紅哉

年齢:16

種族:人種

職業:勇者

Lv:15

称号:勇者 世界の希望


魔法:ステータス起動

   破邪抜剣クリスタライズ

   火魔法

   ・ファイアーボール lv:4/10


スキル:インベントリ

    剣術 lv:5

    回避 lv:5

    魔力操作


♢ ♦ ♢ ♦ ♢

♢ ♦ ♢ ♦ ♢


名前:八鴉 梨桜

年齢:16

種族:人種

職業:聖職者

Lv:14

称号:聖者 皆を守るもの


魔法:ステータス起動

   魔障拒絶リジェクト

   水魔法

   ・ウォーターボール lv:4/10


スキル:インベントリ

    鑑定 lv:5

    杖術 lv:4

    回避 lv:5

    魔力操作


♢ ♦ ♢ ♦ ♢

♢ ♦ ♢ ♦ ♢


名前:熊井 修

年齢:16

種族:人種

職業:呪い師

Lv:14

称号:呪い師 幻を見せるもの 


魔法:ステータス起動

   偽影偽真ハイドアンドシーク

   風魔法

   ・ウィンドボール lv:4/10


スキル:インベントリ

    槍術 lv:4

    回避 lv:5

    魔力操作


♢ ♦ ♢ ♦ ♢

♢ ♦ ♢ ♦ ♢


名前:鮎村 香織

年齢:16

種族:人種

職業:格闘家

Lv:15

称号:格闘家 拳で語るもの


魔法:ステータス起動

   爆殺豪拳ツアークエイジ

   土魔法

   ・アースボール lv:4/10


スキル:インベントリ

    拳術 lv:5

    回避 lv:4

    魔力操作


♢ ♦ ♢ ♦ ♢


確かにみんな強くなっていた

それでも世界を救うには全然足りない

良い取引なんじゃないかな?

部屋はいっぱいあるし


「みんなこう言ってくれてる。それでもだめ?」

「…はぁ。わぁったよ。ただし!修行はこれまで以上にハードで行くからな?覚悟しとけよ?」


にやりと笑うストラを見て背筋に冷たいものが走った

あれよりハードって何やらせる気なんだろ…

死なないように頑張ろう


その日は普通にランクBの依頼を受けた

クルベールの西にあるアルーシャ山脈にロックリザードが大量発生しているから減らしてほしいというものだ

報酬は一匹銀貨15枚といういい感じのものを選んだ

鮫川君たちは別の依頼を受けた

その方が自分たちの力になるからだそうだ

ギルドの前で別れて僕たちはアルーシャ山脈へ向かった


甘く見てた

大量発生って言っても1~20匹くらい、多くて30匹くらいだと思ってた


「ぐぎゅうううああああああああああああああああああああああ!」


目の前にはトカゲ!トカゲ!トカゲ!

気持ち悪いくらいのロックリザードが襲ってきている

50匹目を倒したあたりで数えるのをあきらめた

一体この山のどこにこんなにいるの!?

倒しても倒してもどんどん出てくるんだけど!


「いつまで続くの!?疲れてきたんだけど!」


そう、ただの魔物ならまだいい。嫌だけどね

こいつ硬いんだよ!さすがロック!


「多分もうちょいだ!増える勢いが衰えてきた!」


長かった…本当に長かった…


「ラストスパート行くぞ!」

「「「うん!」」」

「ぐぎゅうあああああああああ!!」


ロックリザードを倒しきって討伐部位である尻尾の先を切り取る作業を続けていたらいつの間にか夜になっていた

全部で237匹も倒していた

ほんとこの山のどこにいたんだか…

全て切り終えてインベントリにしまった


---------------


ロックリザードの死骸を解体しますか?


Yes/No


---------------


Yesで!

この量を解体するとか無理です!

ロックリザードの死骸の数がすごい勢いで消えていきロックリザードの皮、牙、肉、魔石(小)と(中)になった

肉は残しておいて他全部売ったらどれくらいになるだろ?

ギルドに討伐部位を全て渡すとものすごく驚かれた

まあそうだよね。あの量だもん

それでもしっかり報酬のお金は貰いましたよ

〆て金貨35枚と銀貨55枚だった

さらに皮とかの素材を売ろうとして精算とかをしないといけないから明日受け取りに来てくれと言われた

今回からステータス表記を変更します


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