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もらった魔法は消費MP0(ゼロ)!?  作者: 七面鳥の丸焼き
48/90

ランクBモンスターとクラスメイト

「どうした?何かあったか?」

「ううん。大丈夫」

「…そうか。なんかあったら言えよ?」

「はーい」

「出発すっか」

「「「はーい」」」


----------------------------


何事もなくクルベールに到着した

まあ夜にはなっちゃったけど


「今日は野宿だな」

「そうだね。テント頼んでもいい?パル君、ご飯作るから手伝って」

「了解。リック手伝ってくれ」

「「はーい」」

「あ、クロロ、白陽出てきて」

『何用か?』

『あれ?新しいお仲間?』

『ルプスという。よろしく頼む』

『我はクロロだ』

『私は白陽です。よろしくお願いしますね』


三人の中は良好のようだ

クロロとルプスに周囲の警戒をしてもらい、白陽には料理の手伝いをしてもらった


「テント終わったぞー」

「こっちもできたよー」

(クロロ、ルプス。ご飯出来たから帰っておいで)

((わかった))


2人が帰ってきてからみんなでごはんを食べた


「片付けも手伝ってくれてありがとう」

『いえ、主様に仕えるものとして当然の務めですので』

『夜の見張りは我らが引き受ける。主たちは休め』

「え、でもそれじゃみんなが休めないじゃん」

『我らは寝る行為は可能だが睡眠を必要としない』

「寝なくても平気なんだ」

『うむ。こんなことでしか主の役に立てぬ。やらせてくれ』


クロロとルプスが頭を下げてきた


「わかった。二人ともよろしくね」

『『任された!』』


ルプスはテントの前に座り、クロロはテント上空を旋回し始めた

テントではもうすでにパル君が寝ており、リッ君もうつらうつらしていた

ストラは剣の手入れをしていた


「先に寝ててくれ。これが終わったら寝るから」

「待ってるよ?」

「まだしばらくかかる。リックと一緒に寝てろ」

「わかった。ストラも早く寝なよ?」


そう言いながらリッ君を布団に寝かせ、その隣に寝ころんだ

すぐに眠気が襲ってきた


「おやすみ」


ストラの優しい声を聴きながら僕は夢の世界へと旅立った


---------------------------------


――ケテ


誰?


タ――テ!


誰なの?


助けて!


『主 (モク)!』


クロロとルプスの声に驚いて飛び起きた


「何かあったの!?」

『人種の女子おなごが魔物に襲われております!』

「場所は?あと魔物は何だ?」

『場所は我らが通ってきた森、魔物はゴブリンメイジとホブゴブリン。あとゴブリンキングがいる』


ゴブリンキング!?

確かゴブリンの中で上から2番目のランクBモンスター


「まずいよ。早く助けに行かなくちゃ!」

「そういうと思ったよ。ならとっとと行くか」


テントをたたまずインベントリに入れて僕たちは森を目指した

途中白陽を召喚して憑依してもらった


『主、間もなくです。女子はまだ生きておりますがすぐに捕まるやも』

「その人をこっちに連れてくることってできる?」

『やってみよう』


クロロは一気にスピードを上げて女性の元に飛び立った

するとすぐに向かっている方向からガサガサと人が走ってきた


「あ、あなたたち!早く逃げ…て」

「…え?」


現れた女性は僕のよく知っている人だった


八鴉やがらさん?」

「モク!来るぞ!」


止まってしまったために追いつかれてしまった

僕は八鴉さんの手を引き後ろに隠した


「樹君?樹君よね?その格好どうしたの?じゃなくて、早く逃げないと!」

「八鴉さんだけでも逃げて。ここは僕たちで食い止めておくからこの先にあるクルベールまで行って援軍を要請してきて」

「無理よ!たった4人、しかも子供までいるのにゴブリンキングなんて倒せないわ!」

「大丈夫。僕の家族はみんな強いから」


僕はそれだけ言い残しゴブリンメイジに向かって駆けだした

後ろで八鴉さんが何か言ってるけど無視する


(クロロ、八鴉さんをお願い。町まで連れてって援軍要請を)

(了解した)

(ルプスはパル君の護衛で)

(わかった)


「リッ君、ホブゴブリン頼める?ストラはゴブリンキングを食い止めて!パル君はリッ君を援護して!」

「がんばる!」

「任せとけ!」

「わかった―!」


みんなに指示を出し、僕は4体のゴブリンメイジと対峙した

ギャギャッ!って言ってるけどなに言ってるか全然わかんない


「とっととやっつけちゃおう。白陽、行くよ!」

(はい!主様!)


僕が動き出すとゴブリンメイジたちが一斉に詠唱を始めた

今更初めても遅いけどね

インベントリから以前作った剣を取り出す


「最近ナイフばっかだったもんね。腕鈍ってないといいけど…」


と言いながら一番近くのゴブリンに向かった剣を振り下ろした

詠唱していたためか反応が遅れ肩から腰にかけて真っ二つになった

そのままの勢いで突き進みもう一体のゴブリンメイジに横なぎに剣を振った

一体目があっさり殺されて警戒していたのか避けようとしたが間に合わず首が飛んだ

うぇぇ…緑の血が噴き出してる…グロ…

なんて思っていたら詠唱が終わってしまったようで、残った2体のゴブリンメイジから火の玉が10発ほど飛んできた

避けるのは簡単だけど避けたら森に引火しちゃう

インベントリからナイフを取り出し次々と火の玉に向けて投げた

ナイフが当たったものは消え、当たらなかったものは剣で切り捨ててすべて撃ち落とした

さすがにこれには驚いたようでギャギャッ!?と騒いでいた


「隙だらけだよ」


そう言いながら僕は2体のゴブリンメイジの首を切り飛ばした

回収は後

ストラの方を手伝わないと!


(ルプス、そっちは大丈夫?)

(うむ、もう間もなく終わる。しかし、リックとパルルはまだ子供なのに強すぎではないか?)

(ストラの修行のおかげだよ。そっちが終わったら死体を集めて待機しておいて)

(了解した)


念話を終えたタイミングでストラが戦っている場所に着いた

一方的だった

ゴブリンキングが土の球を何発も飛ばしているがストラはそれを全弾避けている

しかもお返しとばかりにファイアーボールをお見舞いしている


「加勢いる?」

「欲しいな。決定打に欠けていたところだ。こいつ回復速度が尋常じゃねぇ」


見るとファイアーボールが当たったところがもう治っていた

早くないですかねぇ…


「ナイフ投げまくる?」

「効果薄いと思うぞ?」


だよね~

…今の僕らでゴブリンキングの首って落とせるかな?


(微妙なところですね。できないことはないですがもし失敗したら大きな隙を生むことになります)


切り離したところはどうなるんだろう?

そう思い僕はゴブリンキングの攻撃をかわしながら攻撃してきた腕を力任せに切った

血がすごい勢いで出ている


「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」


ゴブリンキングが絶叫したかと思うと出血が止まった

しかし腕は生えてこなかった


「切り離したら生えないみたいだね」

「まあ、普通はそうだろうよ」

「じゃあ、両手両足切り離してダルマにしちゃおう!その後で止めを刺そう」

「…お前ってときどき恐ろしいよな」


ストラが何か言っているが気にしないで行こう

片腕がなくなったことで怒りマックスなゴブリンキングがこちらに突進してきた

向こうから来てくれるとはありがたい

顔に向けてナイフを投げた

弾かれたけど一瞬気が逸れたのでその隙に足元に潜り込み右足の足首を切り裂いた

踏み出した足がなくなったためゴブリンキングは盛大にこけた


「ストラ!腕を!」

「おう、任せろ!」


そう言ってストラは起き上がろうとしているゴブリンキングの腕を肩から切り取った

再びズズンと地面に倒れたゴブリンキングの残った足を切り落とし、だるま状態になったゴブリンキングの首に剣を当てた

案外あっけなかったな。そう思いながら首を落とした

やっとクラスメイトが登場です!

そして主人公たちが無双してくれました!


昨日、一昨日は諸事情により載せることができませんでした

楽しみにしてくださってる方々申し訳ありませんでした

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