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もらった魔法は消費MP0(ゼロ)!?  作者: 七面鳥の丸焼き
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本日も2話あげます

「おめでとうございます!今回の依頼達成でランクがDからCになりました!」


やっとか…

やっとランクアップした


「ではギルドカードをお返しいたしますね」


帰ってきたギルドカードには


♦♢♦


名前:モク・セタ

職業:

ランク:C

パーティー:天空の森


♦♢♦


ちゃんとCと登録されていた

これでやっとこの町からおさらばできる

いい町なのはわかるんだけど、視線がね…


「ランクCになったのでストラさんやリッ君を見る目も変わると思いますよ」


と受付の姉さんが小さな声で言ってくれた


「そうだといいんですけど…」

「Bにもなればそんな人はいなくなりますよ。目指してみては?」


冒険者はランクBで一流の仲間入りになる

ランクBになれば突然変異でも見る目は変わるそうだ


「目指すはBかな」

「皆さんならすぐになれますよ!頑張ってくださいね!」


お姉さんに見送られ僕らはギルドを後にした


「さて、クルベールの町までの食料を買いに行くか」

「うん」

「モク兄!肉食いたい!」

「お肉~!」


我が家の子たちはお肉大好きで消費量が半端ない

好き嫌いはないからいいんだけどね


「じゃあ、お肉屋さんだね。あと八百屋さんと魚屋さんにも行こう!」


食料を買い込み宿に戻った

その日のうちに僕らは町を出てクルベールを目指した


『主よ、向こうにフォレストウルフの群れがいる。しかもこっちに向かってきているな』

「何体いるかわかる?」

『20は軽く超えているな。30前後いる』


多いな

まあ、なんとかなるでしょ


「どうする?」

「経験値になってもらおう」

「そうこねぇとな!リック、行くぞ!」

「うん!」


ストラとリックはフォレストウルフのいる方向へ走り出した

僕とパル君も二人を追いかけて走り出した


---------------------------------


「終わったな」

「多かったね」


フォレストウルフの死骸を回収しながら僕らは呟いた

クロロの言っていた数よりさらに10匹多い数がいた


『申し訳ない主。しっかりと数えられていれば』

「もう終わったことだし、みんな無傷だから気にしないで」

『寛大なお心感謝する』


大げさすぎるよ

確かに多かったけど1匹1匹は弱かったから苦でもなかったし

レベルが上がらなかったのが悔しいかな


「全部インベントリに入れたよー」

「サンキュゥ。クルベールについたら売るからな」

「はーい」


インベントリにフォレストウルフの死骸って出るのどうにかならないかな…

いくら魔物って言っても死骸って書かれるとトラウマが…

そう考えた途端、


---------------


フォレストウルフの死骸を解体しますか?


Yes/No


---------------


というウィンドウが頭に浮かんだ

インベントリにそんな機能があったとは

ていうか、本当にゲームみたいだな


まあ、解体してくれるならYesでもいいかな


Yesと念じるとインベントリのフォレストウルフの死骸がフォレストウルフの毛皮、フォレストウルフの牙、フォレストウルフの肉、魔石(小)になった

おぉ!何この機能!すっごい便利!


「なんかいいことでもあったのか?」


顔に出ていたみたいでストラが聞いてきた


「インベントリの新機能で入れたものを任意で解体できるみたい」

「何!?…お前、どんどん規格外になっていくな」


失礼な


「倒した魔物はモク兄に渡したら解体しなくてもいいの?」

「うん。まあ、どんな状態になるかはわからないから一度売ってみないと何とも言えないけどね」

「お兄ちゃんすごーい!」

「だな。ならとっとと行くか」

「そうだね。クロロ、近道とかある?」

『ある。モンスターが多いが主たちなら苦も無く進める』


クロロの案内についていき、僕たちはクルベールを目指して近道を進んだ




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