ギルドと言えば!
本日2話目です!
「ようこそ。ガスパーへ。身分証の提示をお願いします」
「はい」
「拝見いたします…!?こんな小さな子が冒険者!?」
門番のおじさんにギルドカードを渡したら驚かれた
そういえば特例だったっけ
あ、クロロと白陽は具現化を解いてもらってます
「ウラゴの町で特例で登録してもらえたんです」
「…わかりました。こちらはお返しします。どうぞお通りください」
「ありがとうございます。あ、ギルドってどこにありますか?」
「この道をまっすぐ行ったところですよ」
ギルドの場所を聞き僕らは町の中に入った
…なんだろう。避けられている気がする。
こっち見てヒソヒソしている人もいる
主にストラとリッ君を見ているように見える
…むかつく
「気にすんな。お前達が好きでいてくれたら俺らはそれでいいんだ」
顔に出ていたのかストラがそう声をかけてきた
「…わかった」
「いい子だ」
頭をワシャワシャと撫でられた
でもやっぱりむかつく…
「ほら着いたぞ」
「早く依頼受けよう」
その場を離れたい一心で僕はギルドの扉を勢いよく開いた
「ぐあっ!」
「へ?」
ちょうど出ようとしていた人がいたらしく僕が開けた扉にぶつかってしまったようだ
「兄貴!大丈夫ですか!?」
「いってぇな!なにしやがる!」
「え、あ、その、ごめんなさい!」
謝りながら倒れた男にヒールをかけようとして手を伸ばした
すると男に手を引かれ
「おぉ痛ぇ。これは折れてるな。お前いい顔してるな。慰謝料としてお前俺の物になれ」
「はぁ!?嫌ですけど。あんなんで折れるとかありえないし、それに僕回復魔法使えるから治せますけど?」
「うるせぇ!俺が折れたって言ったら折れてんだよ!いいから俺の物n「汚ねぇ手でモクに触れてんじゃねぇよ!」ぐあぁっ!」
男の腕を振り解こうとしていたらストラが男の顔面をぶん殴った
へこんだように見えたけど大丈夫かな?
あ、大丈夫だ。鼻血ダバダバ出てるけど
「何しやがる!」
「それはこっちのセリフだ!俺のモクに汚ぇ手で触った挙句てめぇの物になれだぁ?ふざけたこと抜かしてんじゃねぇぞ!」
俺の発言いただきました!
「ストラ落ち着いて。今回悪いのは僕なんだ」
「へっ!わかってるじゃねぇか。災いの元はどっか行けや」
・・・
「おら!早くこっちnぎゃああああああああ!」
僕はインベントリからナイフを取り出して倒れている男の足に投げた
「何も知らない赤の他人の分際で僕のストラのこと悪く言わないでもらえます?」
「て、てめぇ…ゆるさねぇ…おい、やっちまえ!」
「「「「おう!」」」」
男の周りにいたお仲間4人が剣を抜いて襲いかかってきた
…遅い
僕は新しくナイフを4本取り出して男たちの攻撃をよけながら足に刺していった
死なないように太い血管のあるところは刺さないようにした
あれではしばらくまともに歩けないでしょ
「今回はそれで終わってあげる」
「くそ!覚えてやがれ!」
お決まりの負け犬の遠吠えを吠えながら男たちはギルドから出て行った
しばしの沈黙の後ギルド内は騒然となった
「すげぇ!あの子ランクCの「混沌の虚」をほぼ一人で倒しちまった!」
「いや、あの突然変異の旦那もいいパンチをお見舞いしてたぜ!」
「俺のとか言ってたわよね!キャー!!!」
「おにショタキター!!!」
などなど
ここにも腐海の住民がいらっしゃるとは…
「大丈夫だったか?」
「うん。ストラのおかげで。ありがとね」
「おうよ!」
ギルド内が静かになった後討伐系の依頼を受けた
ちなみにこの町で僕たちのファンクラブができたらしい




