訓練と生成
本日2話目
「だあああああああああ!」
《ウォーターボール》!
今僕たちはゴブリンの群れと戦っている
と言ってもリッ君とパル君がどれだけ戦えるのかを見るために僕とストラさんは手を出していない
「うわぁ!こっち来た!」
「しまった!パル!グッ!?」
リッ君が前衛で止めていたゴブリンが一匹抜けてパル君の方に向かって行った
リッ君はパル君に気を取られて一発貰ってしまった
パル君は向かってくるゴブリンにウォーターボールを連発するが焦っているせいか命中しない
「ここまでだな。モク、パルの方を頼む」
「わかった」
僕にそう告げストラさんはリッ君の元に駆けて行った
僕はインベントリからナイフを一本取りだしパル君とゴブリンの間に入った
「モクお兄ちゃん!」
「ちょっと待っててね。すぐに片付けるから」
そう言い残しゴブリンめがけて走った
ゴブリンがこん棒で殴ってくるけどストラさんの攻撃をいつも見てる僕からしたら止まっているようなもの
ひらりと避けてゴブリンの首にナイフを突き刺した
「ふぅ~…パル君大丈夫?」
「うん…怪我してないよ」
うまくできなかったからか少し落ち込んでいた
「最初はみんな失敗するもんだよ。次は頑張ろうね!」
「…うん!」
よし!いつもの笑顔に戻った
そういやストラさんの方はどうなったかな?
「終わったか?」
「うわぁ!びっくりさせないでよ!」
「わりぃわりぃ!あ、そうだモク。リックにヒールかけてやってくれ。さっき一発貰ってたからな」
「そうだね。リッ君こっちきて」
ゴブリンに攻撃された箇所にヒールをかけてやる
そこまで酷くはないみたいで安心した
「さて、今の戦闘で大体わかった。リックはもっと周りを見ねぇとだめだな。お前は抜かれたらだめなポジションなんだ。自分がすべて倒す勢いでやらねぇとな」
「…うん」
「パルは慌てすぎだ。リックだって完璧じゃねぇ。ミスをするんだ。もしもの時に今みたいに慌てていたら命がいくらあっても足りねぇ。見方を信じるのはいいが信じすぎるな」
「…は~い」
ストラさんが二人のダメなところを指摘している間に僕はゴブリンの剥ぎ取りをしていた
初めてやったときは抵抗があり途中からストラさんにやってもらったけど今ではお手の物
「ん?なんだこれ?」
胸のところから淡く紫に光る石が出てきた
★ ☆ ★
魔石(小)
銅貨5枚
ゴブリンからたまに取れる
魔道具を作る際に使われる
★ ☆ ★
換金アイテムかな?
[鑑定がlv:6になりました]
あ、鑑定のレベル上がった
「なんか取れたか?」
「小さいのだけど魔石が取れたよ」
「そうか。あぁ、そうだモク。あいつら用にナイフを作ってやってくれねぇか?」
「いいよ。じゃあついでにいろいろと作ってるから二人の事頼んでもいい?」
「了解だ」
2人用のナイフを作った後、投げナイフを大量に作っていたら
[絵描創造がlv:5になりました。防具生成が行えるようになりました]
[武器生成がlv:3になりました]
[武器生成と防具生成が統合し装備生成になりました。レベルが統合しlv:3になりました]
おおぅ
天の声さん頑張りすぎです
とりあえず絵描創造のレベルと武器生成のレベルが上がって、防具生成を手に入れて、武器生成と防具生成が合体して装備生成になったと
頭パンクするね
あ、でもこれで装備買わなくて済む!
みんなが帰って来るまでにいろいろ作ってよ
とりあえず僕はパル君用の魔法少女コスを作った
男の子だからスカートは嫌がると思いズボンにした
破れにくく、それでいて動きやすくを目指してみた
みんな驚くかな?
明日も2話載せるつもりです




