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もらった魔法は消費MP0(ゼロ)!?  作者: 七面鳥の丸焼き
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家族になろうよ

がんばって文字数増量していこうと思います

宿に帰ってきた僕たちは部屋に戻り自己紹介をすることにした


「えっと、自己紹介しよっか。僕はモク。君たちの主人になったけど僕は君たちのことは奴隷じゃなく家族のように扱うから。これからもよろしくね。あ、ちなみに後衛担当です」

「俺はストラ見ての通り突然変異の鳥獣人だ。戦闘では前衛を担当している。よろしく頼む」


僕たちの自己紹介が終わり次はリック君たちの番となった


「このたびは俺・・・私たちを買っていただきありがとうございます。私はリックと言います。突然変異の狼獣人です。魔法が使えないので前衛を頑張らせていただきます」

「僕、パルルって言います。トカゲ人族です。魔法と弓が使えるので後衛で頑張ります!よろしくお願いします!」

「話しやすいように話していいよ?」

「…ありがとう。敬語苦手だから助かる」


さて、自己紹介も終わったことだしなに話そうかな・・・

そう思っているとパルル君…長いや、パル君と呼ぼう。パル君が近づいてきて


「ご主人様たちはお付き合いしてるんですか?」

「「「ぶふっ!!?」」」

「だ、だいじょうぶですか!?」


爆弾発言いただきました

なんで!?


「ここに来る前に鳥さんに聞きました!」

「こいつ店にいた時からこんなこと言ってるんですよ」


そっか自分の力は普通見れないし、鑑定も持ってる人少ないらしいもんね


「パル君には《動物会話》っていうスキルがあるんだ」

「あにまるすぴーきん?」


首をこてんと傾けながらパル君は聞いてきた

めっちゃかわいい!


「聞いたことねぇスキルだな。ユニークスキルか」

「たぶんそうだと思う。効果は動物と会話ができるスキルだと思う。それのせいでばれちゃったのか…」

「ごめんなさい…」

「話そうと思ってたところだから気にしないで。…二人とも、これから言うことは他言無用でお願いね」


たごんむようってなに?と頭の上にはてなマークを出しているパル君にストラさんが説明をする


「いいかな?僕とストラさんは付き合ってます。ただパーティを組んでいるだけじゃなく愛し合っています。でも、あまりばれたくないの。だからほかの人には言わないでね?」

「本当に付き合ってたんですね…。わかりました。他言しません」

「僕もしない!」

「ありがとう。それともう一つ、僕はこの世界とは違う世界から来た。迷い人とでもいえばいいかな?で、僕はこっちの世界に来るときに描いたものを生み出す魔法をもらった。見てもらった方が早いね」


そう言って僕はインベントリに入れていたペンと紙を取り出しナイフを描いた


《絵描創造》


「こんな感じ。まだレベルが低くて作れるものが少ないけどばれると厄介なことになっちゃうから言わないでほしいんだ」

「そうですね。確かにこんな魔法が存在する。しかも異世界から召喚されたご主人様しか使えないとなると面倒ごとが起こりまくりになってしまいます。命令されなくても俺からは他言しません」

「僕もしない!」


2人ともそう言ってくれた


「二人ともありがとう!家族になったんだからご主人様っていうのやめない?慣れてないからむず痒いし…」

「ご主人様はおいくつですか?」

「僕?16だけど?」

「俺よりも年上だったんですね。では、おそれながらモク兄と呼んでもいいですか?」


モク兄…兄弟のいない僕には縁のない言葉…

それが聞けるなんて夢みたいだ


「もちろん!こんな兄でいいなら!あ、家族になるんだから敬語もなしね?」

「うん!よろしく、モク兄!ストラ兄!」

「よろしくね、モクお兄ちゃん!ストラお兄ちゃん!」

「こちらこそよろしくね!リッ君!パル君!」

「俺も兄って呼んでくれるんだな…よろしくなリック!パル!そうだ、ついでにモクも俺に敬語禁止な。」

「え!なんで!?」

「家族には敬語なしなんだろ?」


うっ…自分でそう言っちゃったから何も言い返せない…


「わかったよ、ストラ」


・・・

めっちゃ恥ずかしい!

なんでストラさんまで顔赤くしてんの!


「何やってんの…」

「らぶらぶだね!」


僕は異世界で兄弟ができた

パ「じゃあ、僕はリックお兄ちゃんとお付き合いする~」

3人「「「!!?」」」

パ「って鳥さんが言えって」

3人「「「うちの弟に何吹き込んでんだ!」」」


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